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茶トラ猫のメスは珍しい?性格・特徴・飼い方のポイント徹底解説♡

茶トラ猫のメスは珍しい?性格・特徴・飼い方のポイント徹底解説♡

三毛猫のオスが珍しいという話はよく耳にしますが、茶トラ猫のメスも珍しいことを知っていますか?この記事では、茶トラ猫のメスが珍しい理由や茶トラ猫の特徴・性格などを詳しく解説していきます。また、茶トラ猫の飼い方や注意したい病気についてもまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください。

茶トラ猫とは

茶トラ猫とは、明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ猫のことで、首からしっぽの付け根のかけてトラのような縞模様が描かれています。

縞模様はストライプのほかに斑模様・薔薇斑など様々な種類があり、その多くの額には『M』のような模様が入ってるのが特徴です。英語では「ジンジャーキット」や「レッドマッカレタビー」と呼ばれています。

茶トラ猫の歴史

家庭用のペットとして世界中の人々から愛されている猫ですが、約5,000年前の古代エジプトで、収穫した穀物をネズミから守るために野生のヤマネコを家畜にしたのが始まりでした。

日本に猫が伝わったのは奈良時代から平安時代にかけてで、経典などの書物をネズミから守る益獣として中国から輸入されたそうです。 もともとはこげ茶と黒のキジトラ柄しか存在しませんでしたが、キジトラ柄の突然変異により茶トラ柄が生まれたと言われています。

日本で茶トラ猫が普及したのは江戸時代以降で、第二次世界大戦後に洋猫が入ってくるともにその数は増えていったと推測されます。

茶トラ猫のメスは珍しい?

三毛猫のオスが生まれる確率はおよそ3万分の1だと言われていますが、茶トラ猫の場合オスが生まれる確率が8割なのに対しメスが生まれる確率は2割と圧倒的にオスの確率の方が高くなっています。

中でもオレンジ色の毛色に濃いオレンジ色の縞模様が入った「まるどら」と呼ばれる種類が珍しくその確率は2万分の1となっていて、三毛猫のオスほどではありませんが茶トラ猫のメスはも珍しい存在であるといえます。

茶トラ猫のメスが少ないのはなぜ?

茶トラ猫のメスが少ない理由には、毛色を決めるための遺伝子が大きく関係しています。性別や毛色を決める遺伝子「O」はX染色体の中にありY染色体には存在しません。 さらにO遺伝子にはO(ラージオー)とo(スモールオー)の2種類に分けられ、茶色になるためにはO(ラージオー)の遺伝子が必要です。

オスの染色体は「XY」でメスの染色体は「XX」ですから、オスは両親のどちらかがO(ラージオー)の遺伝子を持っていれば茶トラ柄になります。 しかし、メスの場合は両親ともにO(ラージオー)遺伝子をもっていないと茶トラ柄にはなりません。そのため、茶トラ柄のオスが生まれる確率は約28%・メスが生まれる確率は約7%と大きな差がでてしまうのです。

茶トラ猫の特徴

ここまでは、茶トラ猫の歴史や茶トラ猫のメスが少ない理由について詳しく解説してきました。ここからは、茶トラ猫の性格や体格など茶トラ猫の特徴をまとめていきます。

特徴①性格

茶トラ猫は、甘えん坊で人懐っこく比較的警戒心が薄いと言われています。さらに「やんちゃ子」「穏やか子」に分けることでき、やんちゃな子は人見知りなどが少なく初対面の方にもすぐ慣れる傾向があります。

穏やかな子は、臆病なところがあり知らない場所や人に慣れるのに少し時間がかかるようです。

特徴②オスとメスの性格の違い

では、オスとメスでは性格の違いがあるのでしょうか?ここでは、オスとメスの性格の違いをみていきましょう。オスとメス共通していえるのは、甘えん坊で人懐っこい性格で「抱っこされたり撫でられたりすることが大好き」ということです。

オスはメスよりも、活発・友好的で一緒に遊んで欲しいとせがんでくることもあります。 しかし、遊んでくれるまで待っている忍耐強さも持ち合わせています。また、小心者で怖がりな一面を備えているため、喧嘩はあまり好きではありません。

メスはオスよりもマイペースな性格をしています。甘えるときはしっかり甘えてきますが、オスほど構わなくても一人で上手に遊べる子が多いようです。

特徴③体が大きい?

茶トラ猫は他の猫も大きいというイメージを持っている方もいますが、それはメスよりもオス多いことが関係してます。多くの哺乳類は女性よりも男性の方が大きい傾向にあります。それは猫も同じで骨格ががっしりしているだけでなく、メス猫の標準体重が3.52kgなのし対しオス猫の標準体重は4.91kgとオス猫の方が1kg以上重くなっています。

特徴④毛色

明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ猫を茶トラ猫といいますが、茶トラ猫には毛色のバリエーションがいくつかあります。 「茶トラ白(茶白)」呼ばれるのは、顔の下半分またはお腹などに真っ白な毛が混じっているタイプです。

茶トラ柄と白い毛の割合は半分ずつくらいで、多くの子は顔の上半分または背中・しっぽなど茶トラ柄が残る子が多いようです。 「クリーム・マッカレルタビー」と呼ばれる子は、茶トラ猫よりも全身の毛色薄く、淡いオレンジ色をしてます。シルバーの毛色の遺伝子が入ったことでより淡い色合いになった茶トラ猫は「レッドシルバー・マッカレルタビー」はと呼ばれています。

特徴⑤寿命

茶トラ猫の寿命は15年程度です。一般的な猫の平均寿命は12年~18年程度なので、毛色が寿命に影響を与えることはありません。

近年猫の平均寿命は延びてきており、運動量や食事量に気を使うなどしっかり健康管理を行うことでさらに寿命が延びる可能性もあります。

茶トラ猫を飼うには?

甘えん坊で人懐っこく警戒心が薄い茶トラ猫は初心者も飼いやすい猫ですが、どこで入手すれば良いのでしょうか?ここでは、茶トラ猫の迎え方やメスを迎える方法・飼い方のポイントご紹介していくので、茶トラ猫の購入を考えている方は参考にしてください。

茶トラ猫の迎え方

猫に限らず動物を迎え入れようとする場合、ペットショップで探すのが一般的です。しかし、茶トラ猫という品種の猫は存在しないためペットショップでは販売されていません。そのため、保護猫の里親になるのが主な入手方法です。

ネットにはたくさんの里親サイトが掲載されているので、そういったサイトを探してみましょう。保護猫の里親になるためには、クリアしなけらばならない条件がいくつもあります。その条件をクリアできるように、しっかり環境を整えておきましょう。

里親サイトなかには悪質な業者も存在するので、利用するときは騙されないように注意してください。また、地元の新聞やタウン誌・ポスターで里親を探していたり友人や知人が里親を探したりしている場合のあるので、いろいろな情報を集めてみるのもおすすめです。

茶トラ猫のメスを迎えるには?

茶トラ猫のメスを迎え入れたい!という方は、里親サイトをこまめにチェックするようにしましょう。たくさんの情報を集めて譲渡会などに参加することで、茶トラ猫のメスに出会えるかもしれません。

茶トラ猫の飼い方のポイント

茶トラ猫を迎え入れるときには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?ここでは、茶トラ猫の飼い方のポイントを解説していきます。まずは、猫を迎え入れるための環境を作ります。 猫が自由に動けるように8~10畳程度お部屋を確保するようにしてください。十分な広さが確保できない場合には、間取りや形を工夫すると良いでしょう。

また、おもちゃや爪とぎ・トイレ・水なども用意します。 甘えん坊の茶トラ猫は、1人にされるが好きではありません。長時間ひとりでいるとストレスが溜まるため、寂しくさせないようにしてください。

また、一緒に遊んであげる・適度な食事を与えるなどして、ストレスを発散させることも大切です 家を空ける時間が多いけど茶トラ猫を飼いたいという方は、お友達を作ってあげるようにしましょう。茶トラ猫は人懐っこく警戒心も薄いので、ほかの猫やほかの動物とも仲良く生活できるでしょう。

茶トラ猫の注意したい病気

ここまでは、茶トラ猫を迎え入れる方法と飼い方のポイントをまとめてみました。ここからは、茶トラ猫の注意したい病気をオスとメスに分けてご紹介してきます。

オスがかかりやすい病気

茶トラ猫のオスがかかりやすい病気には「糖尿病」「尿路結石」「猫エイズ」「猫白血病」などがあげられます。なかでも、糖尿病は発症する猫の7割がオス猫だと言われています。

糖尿病を発症させないためにも、太り過ぎないように注意してください。 オスの尿道はメスよりも細くS字に曲がっているため尿路結石にもかかりやすくなっています。予防するには、水飲み場を増やすなど水分を多くとらせるための工夫が必要です。

猫エイズや猫白血病は、噛まれたり交尾したりすると感染します。茶トラ猫は喧嘩があまり好きではありませんが、家から出さないようにする・ワクチンを打つなどの対策をしてください。

メスがかかりやすい病気

メスがかかりやすいのは「卵巣や子宮の病気」「乳がん」「細菌性膀胱炎」といった病気です。猫の乳腺はお腹全体に広がっており、乳腺にしこりができると悪性である確率は90%で、悪性の腫瘍は転移や再発の可能性も高くなります。

「卵巣や子宮の病気」「乳がん」の発生を防ぐためにも、早目に避妊手術を受けさせるのがおすすめです。 メス猫は尿路結石にはかかりにくいですが、細菌が入りやすく細菌性膀胱炎にかかることがあります。症状が出ない場合もあるので、定期的に尿検査(特に高齢の場合)受けるようにしてください。

メスが少なく甘えん坊の茶トラ猫を家族に迎えよう

明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ茶トラ猫は、甘えん坊で人懐っこく初めての方でも飼いやすい猫です。今回は、茶トラ猫の歴史や特徴ついてもまとめてみました。また、茶トラ猫を迎え入れる方法・注意したい病気などについても触れているので、ここでご紹介したことを参考にメスが少なく甘えん坊の茶トラ猫を家族に迎えてみましょう。

ラブラドゥードルは飼いやすい犬種?特徴や飼い方を詳しく解説!

ラブラドゥードルは飼いやすい犬種?特徴や飼い方を詳しく解説!

もふもふとした可愛らしい、プードルのような見た目で大きな身体がまるでぬいぐるみのような犬を見て飼いたいと思ったことはありませんか。もしかするとその犬は「ラブラドゥードル」、ドゥードルの愛称で知られる日本ではまだちょっと珍しい犬種かもしれません。海外では人気のドゥードル、こちらの記事ではラブラドゥードルの特徴や飼い方などをまとめました。

ラブラドゥードルとは

ラブラドゥードルは海外では人気の犬種ではあるものの、日本で販売しているペットショップは少なく、お迎えするにはブリーダーや里親制度を利用する方法がメインとなっています。そんなラブラドゥードルを迎えるためにも、どんな犬種なのか把握しておきましょう。

ラブラドゥードルの歴史

ラブラドゥードルの歴史は1970年代頃、ハワイ在住の女性の言葉がきっかけとなります。それは「アレルギーを起こしにくい盲導犬がいないか」というものでした。 女性の夫は犬の毛にアレルギーあるためオーストラリア王立盲導犬協会に相談、盲導犬協会がアレルギーフリーの介助犬を生み出すためにラブラドールレトリバーとスタンダートプードルを交配させたことが始まりです。

プードルは知的で抜け毛少ないためアレルギー症状を引き起こしにくく、ラブラドールレトリバーは愛嬌と忠誠心があるのでアレルギーフリーの介助犬候補として交配を試みました。 誕生した仔犬は3頭、そのうちの1頭が相談者の夫のアレルギーは発症しなかったため、盲導犬の訓練を経て引き渡されることになりました。

その後関心を寄せた少数のブリーダーが、1988年にオーストラリアンラブラドゥードル協会を設立、2004年には能力やカラーバリエーションを増やそうとアイリッシュ・ウォーター・スパニエルやカーリーコーテッド・レトリーバー、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・コッカー・スパニエルなどと交配、その血統を取り入れました。 現在ではその血統が確立、オーストラリアンラブラドゥードル同士の交配を重ねているためミックスではなくなっています。

ラブラドゥードルの特徴

抜け毛が少なく介助犬としても優秀なラブラドゥードルの特徴を見てみましょう。こちらでまとめている特徴はあくまで一般的なものであり、他の犬種同様にラブラドゥードルの個体ごとに多少の違いがあることを理解してください。

特徴①性格

介助犬やセラピー犬としても適した能力を持つラブラドゥードルは基本的に穏やかで人に懐きやすい性格をしていますが、少し怖がりな面もあります。 通常の犬と同じ、しっぽに感情が現れやすく、怖いときや悲しいときはしっぽを巻き、嬉しい、喜んでいるときはしっぽを大きく振る、感情が分かりやすいので初心者にも向いています。

初めて会う人に威嚇するような凶暴性は少なく、顔見知りになって慣れてくれば喜んでしっぽを振ってくれる様がどこか「ツンデレ」のようでたまらないと言われることもあります。

特徴②大きさ

元々ラブラドールレトリバーとプードルを交配させた犬種のラブラドゥードルは基本的に大型ですが、3つの大きさに分かれます。スタンダードと言われる大きさが体高53~60cm、体重23~30kg、ミディアムが体高43~52cm、体重13~20kg、ミニチュアとして体高35~42cm、体重7~13kgとなっています。 スタンダードはゴールデンレトリバー、ミディアムがボーダーコリー、ミニチュアは柴犬サイズといったところでしょう。ただし毛量によっては規定サイズよりも大きく見える場合もあります。

特徴③毛色・毛質

毛色は10種類以上あり、単色ではゴールドや、チョコレート、ブラック、レッド、クリーム、それ以外では白地に1~2色の斑があるブラックパーティーやゴールデンパーティーなども認められています。 カラーバリエーションが豊富なので色の組み合わせ次第で様々な毛色のラブラドゥードルが存在します。

身体の一部分に模様があるタイプや身体全体の50%未満が白のアブストラクト、毛先にだけ色が混じっているほかに色々なパターンがあるため10種類以上の毛色となっています。

毛質はアンゴラヤギのような柔らかでゆるいウェーブやカールがかったフリースコート、子羊のように緩やかにカールした羊毛のようなウールコート、細い毛で季節の変わり目など換毛期には抜け毛があるヘアーコートの3タイプがあります。ヘアーコートは抜け毛や若干のニオイがあるため、アレルギーフリーではなく通常のペットとしてなら心配ありません。

特徴④寿命

ラブラドゥードルはまだ日本での飼育数が少なく、はっきりしたことは言えませんが平均寿命は約10~15年、犬全体の平均寿命が14年なので若干長めとなっています。

また、大きさによっても違いがあり、中・大型犬は9~13年、小型犬は12~15年と小型犬のほうが平均寿命が長いため、スタンダードとミディアム、ミニチュアではミニチュアの平均寿命が長いと考えて良いでしょう。

しかし近年では室内飼いによる怪我や誤飲、病気などの減少、食事の質や治療の発展によって長生きする子も増えています。

ラブラドゥードルを飼うには?

アレルギーフリーの介助犬としても活躍するラブラドゥードルは人懐っこく、学習能力や洞察力の鋭いため、きちんとしつけをすればとても飼いやすい犬種です。そんなラブラドゥードルを飼うには様々な情報を確認しておくことをおすすめします。

ラブラドゥードルの迎え方

日本ではまだあまりメジャーではないラブラドゥードルを迎えるには、里親やブリーダーから迎える方法がメインとなっています。場所によってはペットショップで購入することも可能ですが、数が少ないので事前に確認するようにしましょう。

里親

里親制度は民間の保護団体や動物愛護センター保健所などに保護された場所から引き取ることができる制度です。 ペットショップやブリーダーから迎えるよりも比較的費用が安い場合が多いものの、譲渡には様々な規則があったり、引き渡し後も飼育状況等を報告しなければならないこともあります。まずは里親募集のサイトでラブラドゥードルがいるかどうかを確認してください。

ブリーダー

ブリーダーは血統を守るため、血統書付きの犬種を専門に繁殖・飼育を行うものです。資格はないものの、繁殖・飼育するには膨大なな知識や経験が必須となり、かなりのレベルが必要になります。 日本国内ではまだラブラドゥードルのブリーダーはごく僅か、希少な犬種であるが故に単純なミックス犬をラブラドゥードルとして販売する悪質なブリーダーも存在します。

実際にブリーダーの元を訪れて飼育環境をチェックしたり、飼うための注意点などをしっかりと確認して信頼できるブリーダーから譲り受けるようにしましょう。 海外のブリーダーから譲り受ける方法もありますが、やり取りに語学力が必要だったり、輸送費や税関手続き費などが必須となります。

ペットショップ

日本では希少種であるラブラドゥードルは国内のペットショップで見かけることはほとんどありません。ペットショップで購入したい場合には海外のペットショップをチェックしてみましょう。

ラブラドゥードルの値段相場

ラブラドゥードルの値段相場は30万~50万円ほどとなります。日本オーストラリアン。ラブラドゥードル協会認定のブリーダーからであれば仔犬の場合35万~50万円、認定されていないブリーダーであれば30万~40万円ほどです。人気色や個体サイズによって値段が異なり、成犬よりも仔犬のほうが高額になります。

ラブラドゥードルの飼い方

ラブラドゥードルは室内・室外どちらでも飼うことができますが、個体差はあるものの基本的に抜け毛やニオイが少なくアレルギーフリー、人懐っこい犬種なので性格を考えて室内飼いがおすすめです。 室内飼いしない場合でも目が届く範囲で、しっかりと触れ合ってください。

高温多湿が苦手なので、温度・湿度調整をして快適な室内にしてあげましょう。また、散歩は1日2回、スタンダードで1時間ほど、ミニチュアでも15分は散歩させてあげましょう。散歩をすることで運動不足解消やストレス発散にもなります。 散歩以外ではボール遊びや専用おもちゃで遊んでコミュニケーションをとってみましょう。

ドッグランなどを利用して、広い場所で思う存分走らせてあげるのもおすすめです。ただし真夏や真冬、雨や雪などの悪天候のときは安全面を考慮して散歩しないことも視野に入れておきましょう。

ラブラドゥードルのしつけ

しつけはその子の性格を考慮して行うことが重要です。穏やかで人懐っこい性格ですが、喜びのあまり人に飛びついてしまうこともあります。 大人であれば平気でも、小さな子どもにスタンダードサイズのラブラドゥードルが飛びつけば怪我をする可能性も少なくありません。

また、何かに気を取られて散歩中に駆け出し、リードが離れてしまうこともあります。 思わぬ事故や怪我をしないためにも、しつけをすることは飼い主の義務です。「待て」や「おいで」、「お手」「おすわり」「ふせ」などはもちろん、粗相しないようにトイレのしつけもしてください。元々賢い犬なのでしつけに苦労することは少ないでしょう。

ラブラドゥードルのお手入れ

抜け毛が少ない犬種といってもお手入れは必要です。ふわふわとした毛質は絡まりやすく、毛玉もできやすいので、定期的なブラッシングやトリミングを行ってください。 シャンプーは月1回トリミングは1~2ヶ月に1回ほどが良いでしょう。また、垂れ耳なので汚れが溜まりやすいので耳掃除も必須、定期的に爪や目などもチェックしてください。

ラブラドゥードルの注意したい病気

室内飼いしていても、病気にかかることはあります。そこでラブラドゥードルの注意したい病気をまとめているので、気になったときはすぐにかかりつけ医に診てもらいましょう。

病気①股関節形成不全

大型犬が発症しやすい病気のひとつに股関節形成不全症があります。ラブラドゥードルは体の大きさによっては大型犬に分類されない場合もありますが、ラブラドゥードル全般に起こりうる病気なので注意しましょう。

股関節形成不全は発育途中に股関節が異常形成される病気です。骨盤くぼみと大腿骨先端が噛み合わずに股関節が緩んでしまい、歩行困難となることがあります。 軽度であれば症状が現れないこともありますが、重度になれば手術が必要になってきます。

歩き方や走り方がおかしい、階段の上り下りを嫌がる、動作が遅い、飛びつかないなどの様子が見られた場合には診察してもらいましょう。

病気②進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症遺伝疾患のひとつで、ラブラドゥードルに発症しやすい病気です。網膜機能が異常を起こし、徐々に視力が低下、光を感知できなくなるため暗い場所で物にぶつかるなどの症状が現れます。

進行すれば失明、二次的に白内障を発症することもあります。遺伝疾患のため、現在では治療法がなく、予防法も見つかっていません。補助的治療として網膜の異常を抑える薬を処方されることがあります。

地面の匂いを頻繁に嗅ぎながら歩いたり、普段より鳴いて側から離れない、物にぶつかるなどの症状が現れたら進行性網膜萎縮症の疑いがあります。 徐々に視力が低下する病気のため、昼間は比較的普段どおりでも、夜など暗い状況で行動がおかしい、と感じたときはすぐに病院に行きましょう。

病気③外耳炎

外耳炎は特に垂れ耳の犬種に多く見られる病気で、ラブラドゥードルもかかりやすい病気です。耳が垂れているため通気性が悪いので高温多湿状態になり、細菌やカビ、耳ダニなどの寄生虫、異物混入やアレルギーなどによって炎症を引き起こし、赤みやかゆみが出たり、匂いがある、湿疹などの症状が出ます。

耳垢が増えたり、耳を掻く、頭を振ったり耳を床にこする仕草が見られたら外耳炎の可能性があります。重度になれば痛みや耳道がふさがったり膿が出るので、早めの対処が必要です。

治療法として投薬や外科処置があり、早期発見早期治療であれば1週間ほどで完治することもあります。重症化や外耳炎を発症しないためにも定期的な検診や適度な耳掃除を行いましょう。

賢いラブラドゥードルを家族に迎えよう

ラブラドゥードルは賢く人懐っこい性格、珍しい犬種なのでお迎えするには難易度が高いですが、とっても可愛い家族となります。ラブラドゥードルを家族として迎えるなら、性格などの特徴や飼い方などをしっかりと把握して末永く可愛がってあげましょう。

モモンガはカンガルーの仲間!?種類から飼い方まで詳しく解説!

モモンガはカンガルーの仲間!?種類から飼い方まで詳しく解説!

モモンガは動物園で見ることができる、リスのようなネズミのような可愛い動物というイメージがある方も多いですが、実はペットとして飼うことができます。ここではモモンガの種類から飼い方まで詳しく解説してまいります。モモンガはペットを飼ったことがない方にもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。

モモンガとは

モモンガの見た目はリスにも似ていながら、ネズミっぽさもあります。モモンガは大きく2つに分けられ、ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科モモンガ族に属するモモンガは、リスのようでもありネズミのようでもあります。ヨーロッパや東南アジア、北アメリカなど世界で様々な種類が生息しています。

もう1つはカンガルーと同様にメスには育児嚢があるため、カンガルー目フクロモモンガ科に属し、オーストラリアやニューギニア諸島の島々などに生息するフクロモモンガなどがいます。

日本では本州から九州に生息する日本固有種の二ホンモモンガと、北海道に生息するエゾモモンガが生息しています。 モモンガは山地や森林地帯の樹上で生活しており、ムササビと同様に飛膜を持っていて、動力飛行はできませんが滑空することができます。夜行性の動物で、単独で生活する場合もあれば種によって群れで生活する場合もあり、なかなか野生のモモンガには出会う機会はないでしょう。

モモンガの特徴

ここからはモモンガの特徴をご紹介してまいります。野生のモモンガを見かけることは早々ないので、動物園等で遠目にしか見たことがない方の方が多く、特徴も詳しく知らない方も多いでしょう。大きさなどもぜひチェックして、モモンガのことを詳しく知ってください。

モモンガの性格

モモンガは警戒心が強く、慣れるまでは大きな声で威嚇をすることもあります。日本でペットとして飼われることの多いフクロモモンガは比較的なつきやすいと言われ、甘えたりかまってほしくて鳴いたりすることもあります。成体よりも子供のうちから飼育していると人に慣れるのが早いでしょう。

モモンガの大きさ

モモンガの大きさは12㎝~22㎝程度で、種類によっても体長は違います。ただ、ムササビよりも小さく、大きめの個体でも手のひらに乗るようなサイズなので、家が広くなくても飼いやすいでしょう。

モモンガの寿命

モモンガの寿命はペットとして飼っている場合の方が長く、平均で10年前後生きると言われています。野生のモモンガは寿命が5年ほどなので、ペットの方が長生きです。種類によっては上手に飼育すると15年ほど生きる場合もあるので、最後まで面倒を見る覚悟を持って飼ってください。

モモンガの種類

モモンガは世界中に存在していますが、約45種類ほどが生息しています。中でも日本で馴染みのある代表的なモモンガの種類をご紹介してまいります。同じモモンガでも顔つきや毛色が違うので、ぜひチェックしてみてください。

種類①フクロモモンガ

1種類目は、フクロモモンガです。日本でペットとして飼われているモモンガの多くがフクロモモンガで、黒い縞模様が特徴です。メスには育児嚢があり、体長は12~15㎝程です。野生のフクロモモンガは群れで生活しているため、複数飼育にも向いています。

モモンガの中では比較的なつかせやすいですが、鳴き声はやや大きめです。大きいと言っても猫の鳴き声よりは小さいので、ペット可の集合住宅でも飼いやすいでしょう。フクロモモンガは臭腺があり、臭いでコミュニケーションを取ります。特にオスは臭腺が多く、繁殖期には独特の臭いが強くなることがあります。

種類②アメリカモモンガ


引用:pinterest

続いてはアメリカモモンガです。日本でペットとして飼えるモモンガは、先程ご紹介したフクロモモンガとアメリカモモンガのみで、こちらはリス科のタイプになります。アメリカモモンガには臭腺がなく、独特の臭いがあまりしません。体長は13~15㎝と手のひらサイズです。

ペットとしての流通量が少なく、フクロモモンガよりも高額で売られています。野生では単独で行動しているので、単独飼育がおすすめです。野性味が強いため、人慣れするには時間がかかるでしょう。

種類③タイリクモモンガ


引用:東京ズーネット

タイリクモモンガはリス科に分類されるタイプで、体長は12~23㎝とモモンガの中では大きめです。以前は日本でもペットとして飼われていましたが、2006年に特定外来生物に指定されたため、飼育・販売が禁止されています。

大きな目が特徴で、北海道に生息するエゾモモンガはタイリクモモンガの固有亜種です。タイリクモモンガは茶褐色の毛色ですが、エゾモモンガは通常灰褐色で冬は白に近い灰色になります。エゾモモンガは北海道の動物園で何カ所か飼育しているので、見ることができます。

種類④ニホンモモンガ

引用:愛媛県レッドデータブック

最後は二ホンモモンガです。本州や四国、九州の22府県に生息する日本固有種で、ホンシュウモモンガという名前でも呼ばれることもあります。体長は15~20㎝程度でリス科に属しています。

ペットとして飼うことはできず、本州や四国の動物園で飼育しているところがあります。 近年は樹齢の古い森林や落葉広葉樹林の減少などの理由から生息数が減っており、京都府をはじめとする一部の県では絶滅危惧種に指定されています。見た目はタイリクモモンガと似ており、体毛は灰色や茶色で目が大きいのが特徴です。

モモンガのペットとしての飼い方

モモンガの可愛さ、魅力から飼ってみたい方も多いはずです。まずはモモンガのペットとしての飼い方を確認しておきましょう。モモンガをお世話できるか、検討してみて下さい。

モモンガを飼育するために用意するもの

モモンガを飼育するために用意するものはいくつかあります。まずはケージです。モモンガは縦に動くためケージは高さのあるものがおすすめで、50㎝以上あるものが良いでしょう。

材質はステンレスや金網の方がマーキングされても臭いが付きにくく、アクリル製だと餌が外に散らばらないというメリットがそれぞれあります。 ケージの中に入れる止まり木やエサ入れ、水入れもケージとセットになっていなければ必要です。意外と忘れがちなのが床材です。

モモンガにトイレをしつけることはほぼできず、野生時と同様にぶら下がった状態で排泄をします。ウッドチップや新聞紙、ペットシートなどを床に敷いておく必要があります。 温度計や保温器具も必需品なので、用意してください。モモンガは25~28度が適温のため、温度管理が必要です。寒さに弱いため、冬場はヒーターなどで適温にしなければいけません。

モモンガの餌



続いてはモモンガの餌です。野生のモモンガは雑食性のため、昆虫や果物、樹液や花、蜜などを食べますが、なかなか同じものは用意できません。モモンガ用の餌は、ペットフードとして専用のものがあります。

バランスよく栄養が取れるでしょう。 昆虫は好んで食べることも多く、ペットショップなどで生食のコオロギや缶詰のタイプが販売されているのでおすすめです。茹でた野菜や果物も食べますが、アボカドや果物の種、ジャガイモの芽など与えてはいけないものもあるので、食べさせて大丈夫な種類かは調べておく必要があります。他にも茹でた鳥のささ身や砂糖なしのプレーンヨーグルトなども餌になります。

モモンガの飼い方の注意点

モンガの飼い方の注意点は、運動不足にならないようにしてあげることです。高さがあるケージ内ならある程度動き回ることができますが、運動不足になるとストレスが溜まってしまいます。脱走など危険がないか見守りながら、ケージの外に出して遊ばせてあげると良いでしょう。

モモンガがかかりやすい病気・ケガ



モモンガがかかりやすい病気やケガはいくつかありますが、壁にぶつかったりして骨折してしまったり、好みの餌が偏りすぎて栄養不足から脱毛してしまうこともあります。

ストレスで脱毛症になる場合もあるので、栄養バランスや環境を整えてあげる必要があります。 高齢期では骨が弱くなるクル病にかかりやすくなります。日光浴やカルシウムなどの不足から起きるので、夜行性のモモンガでも適度な日光浴は必要です。

モモンガの値段はどのくらい?

モモンガを飼ってみたい方は、お値段も気になるところでしょう。モモンガは高そうなイメージがある方も多いですが、フクロモモンガの値段は1万円台~3万円台が相場となっています。

体毛や目の色など個体によっては特殊なタイプもいるため、希少価値の高いモモンガは30万円などかなり高額で販売される場合もあります。

アメリカモモンガは販売しているショップがそもそも少ないですが、1万円台のところもあれば25万円台などかなりの差があります。12万円前後で販売されていることが多いので、フクロモモンガより高額でしょう。

可愛いモモンガをペットに迎えよう

モモンガの種類や飼い方などをご紹介してまいりましたが、飼ってみたいと興味がわいた方も多いのではないでしょうか。くりくりの目や愛らしい表情は虜になってしまう方も多いので、ペットとして人気なのも頷けます。

ペットのモモンガは平均寿命がわりと長いので、最後までお世話をする覚悟を持って飼うことをおすすめします。ぜひ可愛いモモンガをペットとして迎えてみてください。

フェレットとは?種類から値段や飼い方まで詳しく解説!

フェレットとは?種類から値段や飼い方まで詳しく解説!

皆さんは、フェレットという動物をご存じでしょうか?見た目はイタチのような可愛らしいものであり、その可愛い見た目からとても人気が高い動物でもあります。ただ、ペットとしてはあまり有名でない中で、今回はフェレットがどんな動物か、飼い方などについて解説します。

 

フェレットは飼育しやすいペット?

ペットと言えば犬、猫などが最もメジャーな所ですが、最近はそれ以外の動物をペットとして飼う人も増えているところがあります。そんな中で、見た目の可愛らしさからフェレットという動物にも人気が集まっているのです。

フェレットの特徴や性格

フェレットは、見た目はイタチのような細長い体をしているのが一番の特徴となっています。それもそのはずでイタチ科に属している動物であり、野生のヨーロッパケナガイタチというイタチが家畜化した品種がフェレットになります。

放屁が非常に臭いことで知られているスカンクに近しい血を持っている動物でもあります。ただ、日本国内で扱われている品種はその臭さの元になる臭腺が取り除かれていますので、スカンクのような強烈な臭いがする事はありません。

性格の面については品種や繁殖地を意味しているファームによって異なっている部分はあるものの、全体として性格は好奇心旺盛で人に対しても懐きやすい傾向が見られます。躾もしっかり覚えてくれるので、犬や猫と同じように飼育が可能な動物です。

フェレットの寿命

平均的なフェレットの寿命は6年から8年程度であるとされています。中型哺乳類に属している別の動物と比べると割と短命な部類にはなっているものの、環境さえ整っていれば10年、中には15年飼えたという個体もいるほどです。

なぜ他の哺乳類と比べて短命になっているかというと、それは体が虚弱で病気に罹りやすいという特性を持ってしまっているからです。特に内蔵の疾患、癌などを抱えてしまう個体が多く見られていて、4歳になるまでの全個体のうちおよそ3割は癌に罹るといわれます。

こうした病気については、飼育をして人の手で管理を行う以上は食生活、バランスや運動量などに気を配ることである程度の予防は可能です。ただ、完全な予防には至りませんので、基本的には病気に罹りやすいデリケートな動物であると覚えておきましょう。

フェレットの人気3種類&大きさ

フェレットと一口に言っても、大きく分けて3つの種類が存在しています。それぞれで見た目上の特徴やサイズなども異なっていますので、ペットとして飼育する事も考えてそれぞれの特徴を知っておきましょう。

マーシャルフェレット

まずは、マーシャルフェレットという品種になります。アメリカ、ニューヨークを原産地に持っている品種で、フェレットの中でも噛み癖がとても少ない温和な性格をしています。その為、飼育初心者の方にも買いやすい品種といわれています。

比較的身体は細身で、顔に関しても体と同じくほっそりとした形になる個体が多いです。右耳には丸い刺青が入っており、体にはマイクロチップが入っています。ある程度大きくなってから海外へ輸出されるので、幼体を見るのは稀でしょう。

パスバレーフェレット

続いては、パスバレーフェレットになります。こちらは種類もいくつかあるフェレットの中でも流通している個体数が最も多いとされるファームが生産しているフェレットであり、体毛のカラーバリエーションも多いのが特徴的です。 フェレットを扱っているペットショップに行けばほとんどの店舗で目にする事が出来るといえば、如何に流通個体数が多いかが分かるでしょう。

ほっそりとした体と顔つきをしているマーシャルに比べて丸っこい顔つきをしているのが外見上の特徴で、性格はわんぱくで遊びたがりな個体が多く飼い主とのコミュニケーションも取りやすいです。

カナディアンフェレット

もう1つ、カナディアンフェレットという品種も居ます。他のフェレットと比べると体が大きめで、筋肉質な体格をしています。その為実際に手に乗せた時のずっしりとした感触があり、2キロ近くの体重になる個体も確認されています。 オスの個体は大型になり、大きめの個体が欲しい方にとっては人気です。

体格が大きい分噛む力についても強めとなっています。その為、飼育する際には噛み癖に対するしっかりとした躾が必要な部分もあります。 2017年から海外から日本への輸入が無くなっている品種でもあり、その理由はファームの運営者の体調不良によって、生産や輸出が困難になったためとされています。

フェレットを飼育する準備

自分の家にペットとしてフェレットを迎える場合、購入する際の値段ももちろん気になるところではありますが、出来る限り長生きしてもらうためには事前の準備も大切です。続いては、フェレットをペットにする際の準備や飼い方についてです。

フェレットの値段の目安

まず値段に関してですが、一般的にはペットショップで2万円少々から6万円半といったところで販売されています。国内で販売されている個体はそのほとんどが海外輸入個体であり、円安や円高などで変動する部分はあるものの、大体は数万円に収まります。

品種や毛色などによっても違ってくる部分はあり、レアな品種となると10万円や20万円といった値段で販売されることもあります。生後1か月から3か月あたりの幼体は特に高値で、4か月後以降になると段々値段が下がっていきます。

フェレットを迎えるときに必要な飼育用品

  • ケージ
  • トイレ砂
  • ハンモック、おもちゃ

実際にフェレットを迎える際に必要になる飼育用品としては、上記のようなものが挙げられます。多頭飼いの場合は大きめのケージが必要になりますし、丸まって寝られる場所を好むためにハンモックを与えるのがベストです。

 

フェレットの餌の選び方と与え方

餌に関してですが、基本的に肉食性で高タンパク、高脂肪の餌を与えてあげる必要があります。フェレット用に調整されているドライフードなどもありますので、それを選択して餌として与えるのが最も無難です。

動物性脂肪を好む傾向があり、食べ残した分については酸化してしまいやすいですから、早めに好感してあげるのがお勧めです。逆に食物繊維を消化できませんので、野菜などを与えるのはNGとなっています。

フェレットの飼い方と注意点

犬や猫と並んで、躾などをすれば人懐っこい性格も相まって飼育する難易度としてはそこまで高くありません。そんなフェレットを実際に飼育する際には、快適に買うためにも注意点などを覚えておきましょう。

ケージから出して遊ぶ

まず、ケージから出して遊んであげるようにしてください。フェレットは1日のうち大半を寝て過ごす動物ですが、逆に起きている時間帯は常に動き回っているほどに遊び好きでもあります。 よって、起きているなら毎日ケージから出して遊んであげる必要があります。一日の内遊びに要する時間は30分から1時間ほどですが、家の外に出てしまわないようにするなど注意してください。

温度・室温の管理をしっかりする

続いて、部屋の温度をしっかりと管理するようにもしましょう。人間と違ってフェレットは体温の調節が苦手な動物であり、人間が持つ体温調節機能の為に欠かせない汗腺を有していないのです。

特に、夏場と冬場は気温の変化が激しい時期ですので、最も注意が必要と言えます。該当する時期には24時間エアコンやヒーターなどを使用して、極端に室温が変化してしまわないように気を配ってください。

臭い対策をする

臭いの対策についても必要です。スカンクに近い種でありながら出回っている種はそこまで臭いはありません。それゆえに犬や猫などと臭いのレベルについてはほとんど同じになってはいますが、長時間手入れなどをしていないと悪臭の原因になります。

よって、1か月に1回程度の頻度でお風呂に入浴させてあげる必要があります。特にしっぽ付け根の部分は体の構造上汚れが付きやすいですから、特に念入りに洗ってあげましょう。

定期的に体のお手入れをする

入浴時の体の掃除と合わせて、体の手入れも各種必要です。フェレットは春と秋に換毛期を迎えますので、その時期は毛がどんどん落ちていきます。自分の毛を誤飲してしまう事もあるので、その時期になったらブラッシングが必要です。

その他、1週間に1回程度の頻度で爪を切る事、耳の汚れについても落としてあげる事、そして先に述べた1か月に1回の入浴で体全体を綺麗にしてあげましょう。

予防接種を受ける

命取りとなる病気を防止するためにも、予防接種を推奨します。例えばとても致死率が高いジステンパー感染症の予防はほぼ必須と言え、犬用のワクチンが代用されています。 その他、蚊が媒介をするフィラリア、人間と同じくインフルエンザにも稀ですが罹ることもあります。

フェレットを飼うなら知識と準備が必要!

比較的飼いやすい動物であることは間違いないフェレットですが、それでも犬や猫と全く一緒という訳にはいきません。よって、もし飼いたいと思っているのならば十分に準備をしてから迎えてあげてください。

うずらをペットで飼う人が増えてる?!種類から値段まで詳しく解説!

うずらをペットで飼う人が増えてる?!種類から値段まで詳しく解説!

ペットとして飼う動物といえば犬や猫が真っ先に思い浮かぶでしょうが、うずらをペットとして飼育するという人も近年増加しているようです。飼育の難易度などはどうなっているのかなどを踏まえて、今回はうずらの種類やペットとしての飼い方などをご紹介します。 

うずらとはどんな鳥?

うずらといえば、食事に使われる小さなうずらの卵が真っ先に思い浮かぶ方もいるでしょう。元々うずらは日本が原産地である鳥で、キジ目キジ科ウズラ属という分類に位置しています。 漢字では「鶉」と書き、野生の個体は春から夏にかけて北海道や東北地方で卵を産みます。

そこで孵化した個体は、寒くなってくる時期に四国や九州地方といった方面へと居住地を移す、渡り鳥の一種です。 種や昆虫などを食する雑食の鳥で、基本的には臆病な性格をしているものの餌やりをしていると人になついてきます。鳴き声が最も特徴的で、美しく大きな鳴き声は古事記などの伝統的な書物にも記されているほどです。

うずらの歴史

日本を原産としている鳥だとご紹介しましたが、全世界的にも古くから生息していました。紀元前3,000年に栄えたエジプトのピラミッドにも、うずらの壁画が記されているほどに歴史は古い鳥なのです。

そして先に少し述べた通り、日本においても古事記、そして万葉集などにもうずらの記述がされていて、詩に歌われていたり江戸の時代にはその特徴的で大きな鳴き声を競い合う「う合わせ」が行われていたほどです。

野鳥であったうずらが日本で家禽化したのが江戸時代、そして採卵用として飼育がされ始めたのは、明治時代の中期ごろであるといわれています。

うずらの特徴

この様に、中華丼などではほぼ確実に目にするほどに我々の生活にもほど近い動物であるうずらですが、その歴史は非常に長いものがあるのです。ここからは、飼育の際にも覚えておきたいうずらの特徴についてです。

うずらの性格

まず性格についてですが、野生の個体からしてとても臆病な性格をしているというのが一番に挙げられます。よって人間に対して完全に慣れる事は少ないですが、雛のころからコミュニケーションをとることで仲間として認識してくれるようになります。

急に大きな声や音を出したり、触れたりすると怖がられてしまいますので、手の上で餌をあげるといったような形で距離を近づけていきます。また、難易度は低くありませんが慣れさせたいなら雛のころから飼育する方が懐きやすいです。

うずらの大きさ

続いては、成体になったうずらのサイズについてです。大人になった個体のうずらは、全長20㎝ほどになり大人の手なら両手にすっぽり収まるほどになります。体重に関しては個人差があるものの、約120gから150gほどとなり、オスの方が重めになります。

雛の状態だと、体重は5gから7g、大きさに関しては5㎝程度になります。生まれた当初から羽毛が生えていて、卵から孵ったその日から歩き出して餌を食べる事も出来ます。しかも、他の鳥と違って自ら餌をさがして食べます。

うずらの鳴き声



うずらという鳥にとって最も大きな特徴でもある、鳴き声についてです。「ピヨピヨ」「クルルルル」とヒヨコを連想するような鳴き声が特徴的で、声がだんだんと大きくなっていきます。

鳴き声が「ピヨピヨ」の時は安心している状態、「クルルルル」と鳴いている時は警戒しているのを表すとされています。声量自体が大きいので、室内で窓を閉めていても外に鳴き声が聞こえるほどです。

特にメスよりはオスの方が一般的には鳴き声が大きく、雄たけびのような声を上げます。対策として、ケージの上に黒い布を掛けたり、アクリルケースで覆うといった方法があります。

うずらの寿命

寿命の点は、野生の個体だと平均して10年程度です。飼育環境下の場合には7年から8年程度になるとされていますが、メスの個体はオスに比べて平均的に寿命が短く、2年ほどととても短い事が分かります。

野生よりも飼育する環境下の方が長生きする動物もいれど、うずらは基本的に反対の模様です。メスが短命なのは一度に342個から384個というとてもたくさんの卵を産むので、それが要因になっていると考えられています。

うずらの種類

うずらにも種類が存在していて、新世界うずらと旧世界うずらという2つに大別されます。新世界の方は木の上を生活圏にしていて、旧世界の方は地上を主な生活圏にしている品種になります。

種類①白ウズラ

まずは、白うずらという品種です。名前通り真っ白い羽根をしているのが特徴的なうずらで、日本うずらという品種の色が変わって白色で生まれた品種であるといわれています。

羽の色の美しさから人気の高い品種でもあり、オスとメスで判別が難しく個体自体が市場に出回ることもあまりない、希少な種です。飼育する際には、日本うずらと同じように低く狭いケージを使って育てます。

種類②ヒメウズラ



続いては、姫うずらです。日本うずらをベースとすると体長が8㎝から10㎝程度とかなり小ぶりな体格をしており、キジ科の中でも最も小さい種になります。尾が短めで、頭が小さく体が丸い体型が特徴的です。

うずら全体で見ると鳴き声が小さめなので、飼育の難易度としては低めで人気も高い方です。東南アジアやオーストラリアを原産地としていて、日本で野生種を見る事はありません。

種類③ヨーロッパウズラ

ヨーロッパうずらは、体長17㎝ほどの小柄な体格に茶色い羽根を持っているのが特徴的な品種です。渡り鳥としての習性の為に長い距離を移動するべく、翼が他の品種と比べても長くなっています。 ヨーロッパ・中近東・アフリカ・モンゴルを生息地に持ち、通常は飛んだりする事はなく地上を歩いて移動します。比較的鳴き声が大きいので、飼育の際には対策が必要な種であると言えます。

種類④コリンウズラ

もう1種、コリンうずらという品種もあります。体長は20㎝から25㎝ほどと、日本うずらと比較しても大きめな体格をしています。アメリカ中東部やメキシコを生息地としていて、国内へは狩猟、飼育を目的として輸入された経緯があります。

ドミニカ共和国やイギリス、ハイチといった国でも定着している事が確認されていて、国内でも一部地域で野生個体が生息しています。植物のタネやトウモロコシ、昆虫類を餌にでき、卵を産む数は10から15個と少なめです。

うずらをペットにする飼い方

この様に、うずらと一口に言っても様々な種類が存在しているのです。ここからは、そんなうずらを実際に飼う事が出来るのか、飼育の仕方などについてご紹介していきます。

そもそもうずらは人になつくの?

まず、うずらがペットになるほど人に懐いてくれるのかという点についてですが、性格の面でもご紹介した通り基本的にうずらは臆病な個体が多いですから、懐くかどうかでいえば懐きにくい方でしょう。

ただ、難しいだけであって全く懐かないという訳ではなく、手の上で餌をあげたりする事で手乗りしてくれるようになったりもします。しっかり懐かせたいのなら、難しくはなりますが雛の個体から飼育し始める方が確立は高いです。

飼育するために用意するもの

まず必要になるのは、ケージです。大人の個体には鳥かごを、雛の個体であれば水槽をそのまま飼育用ケージにするのがおすすめされています。両方とも底にペット用のシートを敷いておくと、臭い対策になります。

砂浴びが好きな習性がありますので、砂浴び用の砂も用意しましょう。体の害虫を落とし清潔にするための行為ですが、清潔な中でも砂浴びはしますので、容器に砂を入れて用意してあげましょう。

うずらを飼育する際の注意点

人間の食べ物は、そのままうずらに与えないでください。ご飯などは自然のものですし、うずら自身雑食性なので食べられそうではありますが、基本的に人間用の食物を与えるのは控えてください。

また、観葉植物がある家庭も注意が必要です。うずらに限らず、鳥にとって有害な毒になるものを持っている観葉植物もありますから、つついてしまって病気になったり、させないためにも気を付けてください。

うずらの購入方法・値段は?

うずらの個体に関してですが、約1,000円から3,000円程度での販売が行われています。ただ、卵から孵化させるのか、それともすでに孵化している状態から飼うのかによって、若干の値段の差が生じます。 卵からであれば、20個から30個ほどで1,000円弱から売られており、逆に孵化した状態となると4,000円から1万円といった値段になります。

うずらの特徴を把握してペットとして迎えよう

インコなどと比べるとペットとして飼う事はあまりないうずらではありますが、値段的な飼育ハードルの低さなどから人気が集まっているのは間違いありません。気になった方は是非とも飼育してみてください。