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茶トラ猫のメスは珍しい?性格・特徴・飼い方のポイント徹底解説♡

茶トラ猫のメスは珍しい?性格・特徴・飼い方のポイント徹底解説♡

三毛猫のオスが珍しいという話はよく耳にしますが、茶トラ猫のメスも珍しいことを知っていますか?この記事では、茶トラ猫のメスが珍しい理由や茶トラ猫の特徴・性格などを詳しく解説していきます。また、茶トラ猫の飼い方や注意したい病気についてもまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください。

茶トラ猫とは

茶トラ猫とは、明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ猫のことで、首からしっぽの付け根のかけてトラのような縞模様が描かれています。

縞模様はストライプのほかに斑模様・薔薇斑など様々な種類があり、その多くの額には『M』のような模様が入ってるのが特徴です。英語では「ジンジャーキット」や「レッドマッカレタビー」と呼ばれています。

茶トラ猫の歴史

家庭用のペットとして世界中の人々から愛されている猫ですが、約5,000年前の古代エジプトで、収穫した穀物をネズミから守るために野生のヤマネコを家畜にしたのが始まりでした。

日本に猫が伝わったのは奈良時代から平安時代にかけてで、経典などの書物をネズミから守る益獣として中国から輸入されたそうです。 もともとはこげ茶と黒のキジトラ柄しか存在しませんでしたが、キジトラ柄の突然変異により茶トラ柄が生まれたと言われています。

日本で茶トラ猫が普及したのは江戸時代以降で、第二次世界大戦後に洋猫が入ってくるともにその数は増えていったと推測されます。

茶トラ猫のメスは珍しい?

三毛猫のオスが生まれる確率はおよそ3万分の1だと言われていますが、茶トラ猫の場合オスが生まれる確率が8割なのに対しメスが生まれる確率は2割と圧倒的にオスの確率の方が高くなっています。

中でもオレンジ色の毛色に濃いオレンジ色の縞模様が入った「まるどら」と呼ばれる種類が珍しくその確率は2万分の1となっていて、三毛猫のオスほどではありませんが茶トラ猫のメスはも珍しい存在であるといえます。

茶トラ猫のメスが少ないのはなぜ?

茶トラ猫のメスが少ない理由には、毛色を決めるための遺伝子が大きく関係しています。性別や毛色を決める遺伝子「O」はX染色体の中にありY染色体には存在しません。 さらにO遺伝子にはO(ラージオー)とo(スモールオー)の2種類に分けられ、茶色になるためにはO(ラージオー)の遺伝子が必要です。

オスの染色体は「XY」でメスの染色体は「XX」ですから、オスは両親のどちらかがO(ラージオー)の遺伝子を持っていれば茶トラ柄になります。 しかし、メスの場合は両親ともにO(ラージオー)遺伝子をもっていないと茶トラ柄にはなりません。そのため、茶トラ柄のオスが生まれる確率は約28%・メスが生まれる確率は約7%と大きな差がでてしまうのです。

茶トラ猫の特徴

ここまでは、茶トラ猫の歴史や茶トラ猫のメスが少ない理由について詳しく解説してきました。ここからは、茶トラ猫の性格や体格など茶トラ猫の特徴をまとめていきます。

特徴①性格

茶トラ猫は、甘えん坊で人懐っこく比較的警戒心が薄いと言われています。さらに「やんちゃ子」「穏やか子」に分けることでき、やんちゃな子は人見知りなどが少なく初対面の方にもすぐ慣れる傾向があります。

穏やかな子は、臆病なところがあり知らない場所や人に慣れるのに少し時間がかかるようです。

特徴②オスとメスの性格の違い

では、オスとメスでは性格の違いがあるのでしょうか?ここでは、オスとメスの性格の違いをみていきましょう。オスとメス共通していえるのは、甘えん坊で人懐っこい性格で「抱っこされたり撫でられたりすることが大好き」ということです。

オスはメスよりも、活発・友好的で一緒に遊んで欲しいとせがんでくることもあります。 しかし、遊んでくれるまで待っている忍耐強さも持ち合わせています。また、小心者で怖がりな一面を備えているため、喧嘩はあまり好きではありません。

メスはオスよりもマイペースな性格をしています。甘えるときはしっかり甘えてきますが、オスほど構わなくても一人で上手に遊べる子が多いようです。

特徴③体が大きい?

茶トラ猫は他の猫も大きいというイメージを持っている方もいますが、それはメスよりもオス多いことが関係してます。多くの哺乳類は女性よりも男性の方が大きい傾向にあります。それは猫も同じで骨格ががっしりしているだけでなく、メス猫の標準体重が3.52kgなのし対しオス猫の標準体重は4.91kgとオス猫の方が1kg以上重くなっています。

特徴④毛色

明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ猫を茶トラ猫といいますが、茶トラ猫には毛色のバリエーションがいくつかあります。 「茶トラ白(茶白)」呼ばれるのは、顔の下半分またはお腹などに真っ白な毛が混じっているタイプです。

茶トラ柄と白い毛の割合は半分ずつくらいで、多くの子は顔の上半分または背中・しっぽなど茶トラ柄が残る子が多いようです。 「クリーム・マッカレルタビー」と呼ばれる子は、茶トラ猫よりも全身の毛色薄く、淡いオレンジ色をしてます。シルバーの毛色の遺伝子が入ったことでより淡い色合いになった茶トラ猫は「レッドシルバー・マッカレルタビー」はと呼ばれています。

特徴⑤寿命

茶トラ猫の寿命は15年程度です。一般的な猫の平均寿命は12年~18年程度なので、毛色が寿命に影響を与えることはありません。

近年猫の平均寿命は延びてきており、運動量や食事量に気を使うなどしっかり健康管理を行うことでさらに寿命が延びる可能性もあります。

茶トラ猫を飼うには?

甘えん坊で人懐っこく警戒心が薄い茶トラ猫は初心者も飼いやすい猫ですが、どこで入手すれば良いのでしょうか?ここでは、茶トラ猫の迎え方やメスを迎える方法・飼い方のポイントご紹介していくので、茶トラ猫の購入を考えている方は参考にしてください。

茶トラ猫の迎え方

猫に限らず動物を迎え入れようとする場合、ペットショップで探すのが一般的です。しかし、茶トラ猫という品種の猫は存在しないためペットショップでは販売されていません。そのため、保護猫の里親になるのが主な入手方法です。

ネットにはたくさんの里親サイトが掲載されているので、そういったサイトを探してみましょう。保護猫の里親になるためには、クリアしなけらばならない条件がいくつもあります。その条件をクリアできるように、しっかり環境を整えておきましょう。

里親サイトなかには悪質な業者も存在するので、利用するときは騙されないように注意してください。また、地元の新聞やタウン誌・ポスターで里親を探していたり友人や知人が里親を探したりしている場合のあるので、いろいろな情報を集めてみるのもおすすめです。

茶トラ猫のメスを迎えるには?

茶トラ猫のメスを迎え入れたい!という方は、里親サイトをこまめにチェックするようにしましょう。たくさんの情報を集めて譲渡会などに参加することで、茶トラ猫のメスに出会えるかもしれません。

茶トラ猫の飼い方のポイント

茶トラ猫を迎え入れるときには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?ここでは、茶トラ猫の飼い方のポイントを解説していきます。まずは、猫を迎え入れるための環境を作ります。 猫が自由に動けるように8~10畳程度お部屋を確保するようにしてください。十分な広さが確保できない場合には、間取りや形を工夫すると良いでしょう。

また、おもちゃや爪とぎ・トイレ・水なども用意します。 甘えん坊の茶トラ猫は、1人にされるが好きではありません。長時間ひとりでいるとストレスが溜まるため、寂しくさせないようにしてください。

また、一緒に遊んであげる・適度な食事を与えるなどして、ストレスを発散させることも大切です 家を空ける時間が多いけど茶トラ猫を飼いたいという方は、お友達を作ってあげるようにしましょう。茶トラ猫は人懐っこく警戒心も薄いので、ほかの猫やほかの動物とも仲良く生活できるでしょう。

茶トラ猫の注意したい病気

ここまでは、茶トラ猫を迎え入れる方法と飼い方のポイントをまとめてみました。ここからは、茶トラ猫の注意したい病気をオスとメスに分けてご紹介してきます。

オスがかかりやすい病気

茶トラ猫のオスがかかりやすい病気には「糖尿病」「尿路結石」「猫エイズ」「猫白血病」などがあげられます。なかでも、糖尿病は発症する猫の7割がオス猫だと言われています。

糖尿病を発症させないためにも、太り過ぎないように注意してください。 オスの尿道はメスよりも細くS字に曲がっているため尿路結石にもかかりやすくなっています。予防するには、水飲み場を増やすなど水分を多くとらせるための工夫が必要です。

猫エイズや猫白血病は、噛まれたり交尾したりすると感染します。茶トラ猫は喧嘩があまり好きではありませんが、家から出さないようにする・ワクチンを打つなどの対策をしてください。

メスがかかりやすい病気

メスがかかりやすいのは「卵巣や子宮の病気」「乳がん」「細菌性膀胱炎」といった病気です。猫の乳腺はお腹全体に広がっており、乳腺にしこりができると悪性である確率は90%で、悪性の腫瘍は転移や再発の可能性も高くなります。

「卵巣や子宮の病気」「乳がん」の発生を防ぐためにも、早目に避妊手術を受けさせるのがおすすめです。 メス猫は尿路結石にはかかりにくいですが、細菌が入りやすく細菌性膀胱炎にかかることがあります。症状が出ない場合もあるので、定期的に尿検査(特に高齢の場合)受けるようにしてください。

メスが少なく甘えん坊の茶トラ猫を家族に迎えよう

明るいオレンジ色の毛と濃いオレンジ色の毛の2色の毛色を持つ茶トラ猫は、甘えん坊で人懐っこく初めての方でも飼いやすい猫です。今回は、茶トラ猫の歴史や特徴ついてもまとめてみました。また、茶トラ猫を迎え入れる方法・注意したい病気などについても触れているので、ここでご紹介したことを参考にメスが少なく甘えん坊の茶トラ猫を家族に迎えてみましょう。