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犬の値段に高い安いの差がある理由は?人気犬種の相場をご紹介!

犬の値段に高い安いの差がある理由は?人気犬種の相場をご紹介!

ペットとして飼育できる犬といえば、様々な犬種が思い浮かぶことでしょうが、ペットショップでは値段の差に多少なりとも驚いた経験がある方も少なくない筈です。なぜ同じ犬なのに値段に差があるのでしょうか?今回は犬種ごとに値段の差がある理由や、人気の犬の相場などをご紹介します。

犬の値段に差が出る理由

ペットショップでは、様々な犬種が販売されているのを見る事が出来ますが、それぞれで値段に差があるのを疑問に思った方も居るでしょう。なぜ、販売される犬の値段には高い安いの差が生じているのでしょうか?

犬の値段に差が出る理由

性別や毛色の違いなどで値段が違っているのはまだわかるとしても、それらに全くと言っていいほど違いがないように見えるのに、片方の犬は5万円から10万円ほど高い値段が付けられている、といったケースが見受けられます。

実際、ペットショップでトイプードルが5頭いたのを確認し、値段を見たところ5頭とも値段が違っていて、15万円の子も居れば25万円の子もいたという事で、その値段の差は10万円にも及びます。

犬種も経路なども全く同じに見えるのにも関わらず、値段に5万円以上差のある犬も販売されていた、という声もあります。こうした声は少なくありませんので、ペットショップでの値段の差に疑問を持っている方は多いと言えます。

顔が可愛いと高い

なぜ値段が高い犬と安い犬がいるのかの結論から言いますと、理想の容姿に近い犬ほど高い値段が付く、という理由があります。もっと簡単に言えば、人間が見て可愛いと判断できる用紙なら、その分高い値段で販売されているのです。

そもそも犬をペットとして飼う場合、8割はペットショップを利用しての購入という手段が取られています。残り2割はブリーダーが繁殖させている犬を直接買うという方法ですが、ペットショップもブリーダーが繁殖させた犬を仕入れています。

よって、ブリーダーから直接購入するよりも、ペットショップが一度ブリーダーから仕入れて、そこから販売するという形式を取っている以上、店舗で購入する方が割高になっているのはまず致し方ない点と言えます。

ただ、犬の値段というのは明確に定義が決まっている訳ではありません。よって、ブリーダーから直接購入すれば絶対安くなるとは言い切れず、それぞれのブリーダー、ショップが販売価格を決定できるのです。

ですが、基準自体は存在していて「JKC」、一般社団法人ジャパンケネルクラブによって定められている犬ごとの理想の基準というのがあります。200種以上の犬が登録されていて、それぞれの繁殖指針とする為の「犬種標準」が設けられているのです。

例えば血統があり、親犬が優秀な血筋であればそれだけ生まれてきた子供の値段も高くなります。犬のサイズも、犬種基準の理想に近ければその分だけ値段に違いが出てくるといった点があります。

その他にも、毛色や性別、先に述べたように見た目が可愛いかどうか、地域や時期的な需要の差といったように様々な要素が絡まって、犬の値段は決められているのです。

売れ残りは安い

簡単にまとめてしまえば、犬種基準に近い理想的な見た目、すなわち可愛い犬であれば、その分販売されるときにも高値が付き、逆に遠ざかっていれば最初から売られる値段が安くなるという事が分かります。

例えば、異なった毛色が混ざっているミスカラー、人間の決める顔立ちの悪さ、毛質の悪さや大きさなどが該当しますし、先天性疾患など健康上の問題がある場合も安くなります。

また、販売されている中で売れ残り、子犬の段階から成長している個体も買い手が付きにくくなっているので、値段が安くなるのです。高いのにも理由がありますが、逆に安くなっているのにも一概には言えませんがそれぞれに理由があるのです。

人気犬種の値段

ペットショップで同じ犬種なのに値段が違うと兼ねてから気になっていた方、特にペット好きの方などは疑問に思われてい方かもしれませんが、販売に関係している人間が価格を決定している部分が大いにあるのです。

どんな犬種でも個体の特徴や年齢などによって価格の違いこそあるものの、人気の犬種となれば大抵は高い価格で販売されています。ここからは、人気犬種のおおよその値段についてご紹介します。

犬の値段①マルチーズ

まずは、マルチーズです。白くふわふわとした毛並みが特徴的で見た目の可愛らしさからも人気がある犬種として有名であり、性格の面についても優しい傾向があるので、日本のみならず世界的にもペットとしての人気が高いです。

甘えん坊活従順でおとなしい性格をしており、飼い主に近づいて横に座ったりといった可愛らしい性格がそのまま出たような行動が見られます。 買取の平均的な相場としては、5万円から25万円となっており、価格にかなりの差がある事が分かります。

個体の特性、すなわち血統や犬種基準に近いかどうか、健康状態などで大きく左右されるところがあります。

犬の値段②チワワ

続いては、チワワです。人気の犬としても代表的といわれているほどに名前も知られている犬種であり、小さく愛らしい体格とピンと張っている大きな耳のように身体的特徴から人間からの人気が高い犬種です。

体は小さくとも臆病という事は決してなく、むしろ逆に勇敢な性格をしていて賢い犬種でもあります。警戒心も高い性格にある傾向があるので、初対面の人にはなつきにくいですが、一度信頼関係が出来ればいう事もしっかり聞いてくれます。 チワワの平均的な販売価格は、およそ35万円前後という金額になっています。

犬全体としてみればやはり人気である分高価な方ではあるものの、チワワ以上に平均価格の高い犬種も珍しくありません。

犬の値段③トイプードル

同じくペットとしての人気と知名度が高いのが、トイプードルです。こちらもチワワと同じく非常に頭が回る方の犬であり、飼い主に対しても従順で他の犬や猫とも共存していけるなど、協調性の高い犬種です。

ふわふわの毛並みと協調性のある性格面から買いやすいペットとしても知られており、人気に関しても犬の中でもとても高いです。その需要の高さから個体数も多いですが、その分個体差もあり20万円から30万円という価格が平均的です。

犬の値段④柴犬

 

日本犬の代表と言っても過言ではない柴犬も、ペットとしてとても人気が高い犬種の中の1つです。ピンと立たせた耳にキリっとしている顔立ち、丸まっているしっぽなど、見た目の可愛らしさも人気の理由の1つとして間違いありません。

日本犬の中でも最も小柄な部類に位置していて、とても賢く我慢強い性格をしている傾向があります。日本では昔から猟犬としても人間と交流があり、勇敢かつ独立心があります。

価格相場については、5万円から20万円程度とこちらも幅が大きくなっています。寒い時期には受胎率が低くなるので、春に生まれた柴犬の個体は高額になりやすい部分もあるのです。

犬の値段⑤ヨークシャテリア

ヨーキーという愛称でも親しまれている、ヨークシャテリアも人気の犬種です。被毛はキラキラとしていてシルクの用途も称され「動く宝石」という別名もあるほどに見た目の特徴が最も大きいものになっています。

比較的長い被毛を長めに伸ばしてリボンなどのお洒落をさせる事も出来ますし、逆に短くカットさせるなどのお洒落も楽しめます。小柄で甘えん坊な可愛らしさがありますが、割と勇敢な性格でもあります。

平均的な価格は、オスだと30万円弱、メスなら35万円前後という価格帯となり、平均すると31万円から34万円程度の金額になるとされています。

犬の値段⑥ポメラニアン

ふさふさとした毛並みに丸みを帯びている体格と瞳が特徴的な、ポメラニアンです。多種多様で見た目も映える毛並みをしており、深いレッドが最も典型的な毛色ですが、ブラック、ホワイト、チョコレートなど色合いは様々です。

性格としては好奇心旺盛で人間に対しても他の動物に対しても友好的なところがあり、被毛のカットの仕方次第ではカットをする前とは全く違う印象を持つような見た目に変えられる事からも、人気を集めているのです。

販売価格に関しては、約15万円から30万円の価格帯で推移しています。ただ、メスなどは特に金額が高くなりがちで、販売先によっては40万円になることもあるほどです。

特に毛色によって金額が変わってくる部分が認められていて、オレンジ、オレンジセーブルなどの人気のカラーの個体は高くなりがちですが、更にホワイトやブラック等の希少性のある毛色の個体はさらに高値が付きます。

犬の値段⑦フレンチブルドッグ

フレブル、という愛称でも知られている、フレンチブルドッグです。人懐っこく陽気な性格をしている個体が多く見受けられていて、賢いですがその分叱ると落ち込んだ仕草を見せます。

平均的な販売の価格は、15万円から25万円と幅がある方です。ブルドッグは頭が大きく下半身が小さい体格上帝王切開によって出産されるケースがほとんどで、ブリーダーから直に購入すると手間と費用がある分値段が高くなりがちです。

その一方で、ペットショップで販売されているフレンチブルドッグは自然分娩によって生まれている個体を扱っている事もあり、頭が小さく上半身が細い体格で理想的な体格とは言えず、割と安い価格が付けられるのです。

犬の値段⑧ゴールデンレトリバー

ペットで人気が高いのは小型犬が多い傾向にありますが、大型犬でも代表格であるゴールデンレトリバーは知名度も人気も高い犬種です。長くふさふさとしている被毛が特徴的で、アメリカ系、イギリス系と2つのルーツを持っています。

日本でも、大型犬の人気ペットとしてはもちろんの事、優れた知能を活かして盲導犬や聴導犬といったように、体の器官が不自由な人間を助けてくれるパートナーとしても力を貸してくれる、身近な犬なのです。

日本で流通している個体はアメリカ系が主で、約10万円から30万円と幅があります。対してイギリス系は国内では稀で、血統書が付いている個体は約50万円という高額な値段が付くケースもあります。

犬の値段⑨ミニチュアシュナウザー

最後は、ミニチュアシュナウザーになります。顔周辺に長い毛が生えているのがまるでヒゲのように見えるのが特徴的で、シュナウザーという犬種もドイツ語で「ヒゲ」という意味を持っている単語なのです。

体の大きさによって、ミニチュア、スタンダード、ジャイアントという分かりやすい分類がされていて、長い被毛のトリミングの仕方によって口ひげを長く伸ばしたり、テディベアスタイルなども楽しめます。

販売価格は、オスだと30万円前後、メスは約35万円前後という価格帯で、全体では30万円少々といった金額になります。性格は明るく飼い主に従順なので、飼いやすい部類の人気犬種とされています。

犬を安く買う方法

実際にショップなどで販売される時には、見た目などが影響して同じように見える個体にも価格に差が生じています。ですが、差額があるとは言っても、今回ご紹介したように人気の犬種は軒並み高い価格で販売されています。

そういった中で、出来る限り安価に犬を購入したいと思うのはおかしな話ではありません。安く犬を飼い始めたいのなら、愛護団体から引き取る、ブリーダーから買うという2つの方法が挙げられます。

方法①愛護団体

まず、愛護団体を利用する方法からになります。動物愛護センターや保健所、そのほか各種の動物愛護団体などでは、飼い主がいない状況で発見されて捕獲された犬や、飼育放棄された犬の里親探しを行っています。

そこから、里親として犬を引き取るという手法で飼い始める形になります。保健所なども商売のために犬を保護している訳ではありませんので、愛護団体等から引き取り里親となる場合には、基本的に費用は発生しません

登録費などがかかるケースはありますが、これは法律によって決められているので犬の値段ではありません。ただ、子犬の場合には親犬の素性が分からないので、遺伝性の病気をはじめとして健康状態の把握は必須です。

また、愛護団体に収容されている個体は、人との接触の機会をわざわざ設けているケースはほぼ無いと考えられ、人慣れしていない可能性が高いので、信頼関係を築くのも地道に時間をかけて行かなければなりません。

方法②ブリーダー

もう1つ、ブリーダーから購入する方法もあります。ブリーダーは主に血統書が付いている犬や猫の繁殖などを行っており、ペットショップもこのブリーダーから個体を仕入れる形で生物販売を行っています。

値段の面デメリットがあり、繁殖、飼育した子犬を迎えることになるので、他のショップなどを経由せずマージンがかかりません。自分でブリーダーを探す手間がかかりますが、人の手によって繁殖が行われた個体なので人慣れもしやすいでしょう。

高ければ良いというわけではない

販売されている犬の値段は、高ければ良いと一概に言えるものではなく、あくまでも基準に近いから値段が高いだけなのです。ペットを迎え入れたい理由や基準も人それぞれですので、是非とも十分に吟味してください。