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犬が一緒に寝る人を選ぶ基準は?犬の寝る場所の選び方&一緒に寝たいと思う場所づくり

犬が一緒に寝る人を選ぶ基準は?犬の寝る場所の選び方&一緒に寝たいと思う場所づくり

犬を飼われている方であれば、就寝しようとしたら犬が付いて来たり、何となく一緒に寝る人が分かってきたりはしませんでしょうか?実は犬側も、一緒に寝る人というのは自分で選んでいるのです。今回は、犬が一緒に寝る人を選んでいる基準や理由などについて解説します。

犬が一緒に寝る人を選ぶ際の基準

飼い主が昼寝をしていたり就寝をしようとしていると、飼い犬が一緒に寝ようとしてくるシーンは飼っている方であれば見たこともあるでしょう。ここで気になるのは、同じ人間なら誰でも一緒に寝るのか、あるいは寝ている人は選んでいるのかというところです。

基準①家族の中で一番好きな人

実は選んでいる基準が存在しているとされていて、その1つが家族の中でも一番好きな人というものです。人間でも犬でも同じ動物なわけですから、一度寝てしまえば完全に無防備な状態になります。 人間の場合には家の中に居さえすれば安心できるでしょうが、犬などの動物の場合には、就寝状態という自分の無防備な時を一緒に居ても問題ないかどうかを選んでいるのです。

その為、家族など複数の人間と一緒に暮らしている場合には、その中でも一番好き、安心感が得られると思った相手と一緒に寝るとされています。各家族によって一緒に寝る相手は異なっているようですが、毎度決まった人と寝ているというケースもある模様です。

基準②一緒に寝てくれる人であれば誰でも良い場合も

基本的には前述したような理由で安心できる相手と一緒に寝るという基準があるわけですが、人間の性格が十人十色でそれぞれ全く違っているように、犬にも個体ごとの性格的な特徴があります。その為、絶対に一番信頼できる人としか寝ないとは言い切れません。

実際、家族の中の特定の誰かに定まらず、誰とでもいっしょに寝るという家庭も存在していますが、こういった場合には全員を平等に信頼していると考えられ、普段一緒に生活している相手なら誰でも良い、という犬もいる様です。

更には、親戚など普段は一緒に生活していない相手や、来客など生活とは関係のない相手とも一緒に寝られる犬もいる様ですので、単に一緒に寝さえしてくれれば誰でも良い、という人懐っこく甘えん坊な犬も居ます。

犬が一緒に寝る人を選ぶポイント【場所】

就寝している状態というのは動物であれば何であっても無防備な状態となるわけですから、ある程度一緒に寝る相手を選んでいるのも考えてみれば筋の通っている話と言えます。相手だけではなく、寝る場所なども重要です。

場所①快適で寝心地が良い

まずは、快適で寝心地が良い場所かどうかです。人間にとってもしっかり就寝しようと思えば、環境は大切です。使うベッドが自分に合っているか、騒音など周りの環境は問題ないかなど、関係する要素は様々です。

そして犬も同じように、寝る場所は安心感があり、その上で寝心地が良い場所を選ぶ個体も居ます。静かで自分の睡眠を邪魔するような要素がなく、室温についても寝るのにちょうど良い場所が選ばれやすいと言われています。

ブランケットや布団など、柔らかいものにくるまれて寝る犬も居ますが、これに慣れるといくら人が居ようともそれらを使って寝ている家族の元についていくケースも多くなるようです。

場所②いびきや寝相に邪魔されない

いびき、寝相などに邪魔されないかどうかも重要です。先に触れている通り、犬もやはり快適でぐっすりと眠れる寝心地の良い場所を選びたいと思っています。その為には、就寝を邪魔しない静かさが保たれているかどうかも大切です。

もし飼い主のいびきがうるさかったり、寝相が悪くて自分の就寝を邪魔されてしまうと判断した場合には、一緒に寝られないとして移動する犬も存在しています。もし寝る時には一緒に来るのに、起きた時にはいない場合には、自分が邪魔をしている可能性があるでしょう。

犬が一緒に寝る人を選ぶポイント【気持ち】

安心できる相手を選んだり、就寝にふさわしい場所を選ぶなど、環境は犬にとってもとても大切であるという事が分かります。そして、実は犬の心理的な面も人と一緒に寝る理由に関係していると分かっています。

気持ち①不安感がある

まず、不安感がある時が挙げられます。愛犬が何らかの理由で不安を覚えた時には、いつも側に居る飼い主と一緒に寝たくなると言われています。シーンの例としては、ペットホテルに預けて長く会わなかった時、家族と離れたくないと思った時が挙げられます。

こうした時には、飼い主の元を離れずに寝る時も一緒に居ようとします。特に飼い主がいつも使っている寝具には、その人の匂いが強く残ります。犬の嗅覚が人間をはるかに上回っているのは有名ですが、飼い主の匂いのある寝具は犬にとってとても安心感を与えてくれます。

気持ち②リラックスしたい

続いては、リラックスしたい時があります。一緒に寝る相手はある程度選んでいると冒頭でご紹介していますが、自分を温かく迎えて接してくれる人はやはり好まれやすいと言われており、近づいた時に体を撫でてくれる人などは代表的です。

犬は、撫でられると安心感を覚えます。就寝の際には犬も安心した状態を求めていますから、普段から優しく接していると寝る時にも一緒についてくる可能性が高くなるでしょう。逆に言えば、淡泊に接していると一緒には寝なくなると言えます。

気持ち③快適に寝たい

人間のベッドが快適に寝られるので、その場所を就寝場所に選んでいる、という犬も居ます。昼間に寝ているソファよりも、スプリングや低反発なベッドというのは人間と同じく犬にも快適なようですので、その環境で寝たがるという訳です。

犬が飼い主のどこで寝るかで分かる心理

飼い主と一緒に寝る犬は珍しくありませんが、どんな犬も全く同じ場所で寝るとは限りません。それぞれの犬が寝ている場所が異なっているところにも、犬側の心理が介在していると考えられています。

心理①足元

例えば足元で寝ようとする犬は、飼い主を守るために近寄っていると考えられています。犬の祖先は狼であり、その狼は群れで生活し、安全のために体を寄せ合う習慣やリーダーを守るべく足元で寝る習慣があったために、犬も同じく飼い主を守るために足元で寝ているという予測があります。

心理②お腹の上

続いてお腹の上で寝てくれる犬の場合には、飼い主のことを相当信頼していて大好きである、暖かく気分が良い、飼い主の匂いや音で安心が出来るといった心理があると考えられます。故に、よほど犬が自分の事を信じてくれている裏返しとも言えます。

心理③頭付近

頭の近くで寝ている犬がいる場合には、自分よりも飼い主が下の立場である、と認識していると考えられています。自分と同等か、あるいは上と認識している場合には頭の上では寝ないので、プライドが高い犬なのかもしれません。

心理④胸辺り

最後に胸辺りで寝る場合は、飼い主が自分と同等か、もしくは下の立場だと考えている模様です。犬がこう考えているのは寝ている場所が一緒だからとも予測されているので、躾をしても変わらないなら犬用の寝床で寝させる必要もあるでしょう。

犬に一緒に寝てもらうにはどうする?

胸や頭付近で寝なければ犬は自分の事を相当信頼してくれているというのが分かりました。もし飼い犬に自分と一緒に寝てくれるようになってもらいたいのであれば、犬の事をしっかり考える必要があります。

方法①寝やすい環境を作る

まず、寝やすい環境を作ってあげましょう。心理の中でも述べている通り、人間と一緒に寝るのはその環境が寝やすいから、といった理由も考えられますが、犬にとっても誰にも邪魔されない場所で寝たくなるかもしれません。

故に、犬にとっても寝るのに申し分なく、また寝る場所を選べるようにいつでも出られる部屋を根場所に選ぶというのが効果的になると考えられます。

方法②日頃からコミュニケーションをとる

続いて、日ごろから犬とのコミュニケーションを取るようにしましょう。やはり犬に好かれやすいのは、普段から優しく接したりスキンシップを取ったりというように、犬の目線から見て脅威では無いと思ってもらわなければなりません。 危険な相手ではないと判断されれば、一緒に寝ても問題が無い、すなわちそれだけの信頼が置かれる飼い主だと見られます。

方法③無理に一緒に寝ようとしない

自分が一緒に寝たいからと言って、犬を無理やり一緒に寝させるのは推奨できません。信頼されていなければ犬にとってはストレスになってしまいますので、あくまでも犬側の意思を優先するようにし、日ごろのコミュニケーションを大切にしてください。

方法④リラックスさせてあげる

やはり寝させるのなら、リラックスさせる必要があります。寝る場所で撫でてあげたり、マッサージしてあげると犬もその場所をリラックスできる環境であると認識しますので、気遣ってあげましょう。

犬が一緒に寝る人を選ぶ基準や気持ちを知ってあげよう

犬にも意思があり、一緒に寝ている相手もしっかり選んでいるのです。もしも一緒に寝てみたいと思っているのであれば、犬側の心理も把握したうえで自分の事を信頼させてあげてください。

犬もおならをする?病気が原因の場合も|病院に連れて行くべき症状は?

犬もおならをする?病気が原因の場合も|病院に連れて行くべき症状は?

犬というのも、私たち人間と同じくおならをするものです。音があるものもあればないものもありますし、匂いがあったりなかったりと、人間のそれと同じく生理現象ではあるのですが、実は病気などが原因の場合もあるのです。今回は、犬がおならをする理由や危険な場合の見分け方などを解説します。

犬はおならをするのか?

 

おならといえば、私たち人間からすれば人前でするのは恥ずかしいものという認識ですが、犬でもする事があります。人間と同じ生理現象ではあるのですが、なぜするのかといった理由まで考えたことがある人はおそらく少ないでしょう。

 

犬もおならをする

まず、犬がおならをするというのは事実です。人間と同じくするものであり、おなら自体が消化管の中に入り込んだ空気、あるいは体内で発生したガスを排出するものです。犬と人間では姿かたちこそ違っても、消化器官に大きな違いはありません。

食べているものも多少異なってはいても、構造が大きく違わない以上はおならをする事は十分にありますし、実際に獣医に診断をしてもらう時等、緊張している時におならが出ている光景というのはそう珍しくはないとされています。

犬のおならの音は?

人間もおならをするのは当然ですし、音があったりなかったりするわけですが、犬のおならも人間のそれと同様に、ハッキリと音が出る場合もあれば、そうでない場合の両方ともあります。まず、音が大きく出る場合は一度のガス排出量が大きく、勢いよく出てきたときに見られます。

そして音が出ない場合のおならはにおいが強めになっており、人間でも音が出ない方のおならはにおいがあります。ただ、犬がこのタイプのおならをした時には、お腹の調子があまり良くない時に見られます。

犬がおならをする理由

最も気になる犬のおならの理由に関してですが、基本的には体内に溜まっているガスを外へと排出するというのが目的になっています。人間は呼吸をした時に吸った空気がおならとして排出される事がありますが、通常それほどの空気がガスになることはありません。

犬の場合には、パンティングと言われる体温調整が行われていて、口呼吸をするので大きく空気を吸い込みます。空気が腸まで流れてくると、それがおならとして排出されます。

また、食事をすれば食べたものは消化されますが、人間の腸内と同様に消化する過程でもガスが発生します。これも同じくおならとして排出され、胃の調子の程度によってにおいの有無や回数も異なります。

犬のおならが臭いのはなぜ?

犬のおならも、人間と同じくにおいがある時もあれば全くない時もあります。もし臭いがあるという場合に考えられる原因は様々あるのですが、例えばたんぱく質を多く摂った、老化によって腸内細菌のバランス変化といったような食事が元になっているケースがあります。

体がストレスを感じる事で、おならのにおいにつながることもあります。免疫力が低下して腸内細菌のバランスが崩れてしまい、悪玉菌が増えたり異常な発酵が体内で起こると臭いおならになります。

更に、病気の可能性も考えられます。食べすぎやストレス、細菌などを原因とする腸炎、膵臓という消化酵素を分泌する臓器に異常が起こり、消化不良になる膵外分泌不全、腸に腫瘍が発生しているといった原因があります。

犬のおならには病気が潜んでいる?

おならをしたときに臭い理由はいくつかありますが、その中でも病気が原因になっているというケースもあると解説しました。その病気についても色々とありますので、ここからはおならからわかる病気に関して解説します。

病気①腸の炎症

まずは、腸の炎症、腸炎と呼ばれるものです。もしもおならの回数がいつも以上に多いと感じたり、においが気になるレベルになっているのであれば、この腸炎が疑わしくなってきます。

腸炎というのは、小腸や大腸が何らかの理由で炎症を引き起こす、文字通りの腸炎状態であり、消化不良や食べ物によって中毒が起きているというような原因が考えられます。おならの臭いだけではなく、下痢や嘔吐といった症状も併発するケースがあります。

病気②腸閉塞

続いては、腸閉塞です。イレウスとも呼ばれており、消化器官の中でも細く長い小腸が関係しています。胃を拡張すれば広い空間が出来上がりますが、その先で内容物が上手く消化できなければ、どこかで身動きが取れなくなります。

これが腸閉塞の原因であり、特に食べ物では無いものをそのまま飲み込む誤飲によって、腸のどこかでその呑み込んだものが遺物となり蓋をしてしまう状態が見られます。

これによって、腸内で発生したガスがおならになったり、排便がほとんど出ない状態となります。

病気③膵外分泌不全

膵外分泌不全症は、膵臓が関係している病気です。膵臓というのは私たち人間の体にもありますが、犬にも備わっており、食べ物の消化に必要な酵素を製造、分泌している器官に該当します。ここから本来分泌されるべき消化酵素が、十分に出てこないために慢性的な消化不良が発生します。

これは膵外分泌不全であり、特に比較的年齢の若い犬で見られやすい病気であると言われています。消化管で小腸から十分な栄養の吸収が出来ず、下痢、ガスの発生といった症状が見られます。その為、食事と一緒に消化酵素剤を与えるのが効果的です。

病気④腸内腫瘍

腸内に腫瘍ができるのも、おならがにおう原因となります。異様な臭いと感じた時には腫瘍ができている可能性が考えられ、早急に切除をしなければ命に関わるようなケースも多くなっていますから、早めに動物病院を利用するのを推奨します。

病気⑤ストレス

犬も、人間のようにストレスを感じる生き物です。ストレスのかかった状態が続くと、交感神経が優位に働き、消火器に対して機能を抑える作用があるために食欲がわかなかったり、消化器官がしっかり機能しなくなったりします。

犬の場合には、ペットホテルなどに預けるといったような環境下では排せつを我慢するような傾向も見られます。間違いなくストレスがかかっており、これがおならの臭いにつながっています。

病気⑥消化不良による下痢

慢性小腸性下痢、というのも考えられます。基本的に下痢というのは便に水分が多く含まれている状態を指しますが、小腸は先に解説した通り栄養を吸収するのが主な役割であり、これが上手くいかない時があります。

すると当然ながら食べ物の消化不良となり、その影響によって臭いが強い下痢便やおならが発生します。腐っている食べ物を食べた時の食あたり、寄生虫やウイルスといったような様々な原因が考えられます。

犬のおならは寄生虫が原因の可能性も

おならには食事の内容が関係しているケースが非常に多くなっていて、中には寄生虫、ウイルスなどが原因になっている可能性も大いに考えられます。先に挙げた病気の中の、慢性小腸性下痢などはその代表的な例となります。

犬はコクシジウムやジアルジア、犬回虫といったような寄生虫が代表的で、腸内環境を悪化させます。寄生されても無症状のケースが多いですが、子犬の場合には命にかかわってくる事もあるので、気になった場合にはやはり病院の受診をお勧めします。

犬のおならの改善方法

犬のおならの臭いが気になった時には、ストレスをはじめとして何らかの腸内環境の悪化をしている可能性が非常に高くなっています。ほぼ確実と言ってもいいレベルなので、おならの臭いが気になった時の改善の方法を解説します。

改善方法①ご飯を変える

まず、ご飯の内容を変えるという方法があります。特に病気では無かったとしても、動物性のたんぱく質は人間と同じくおならのにおいを強くしますから、魚系や穀類系のフードに変更してあげれば、変化がみられる可能性があると考えられます。

改善方法②水分を多く与える

勢い良く食事をするタイプの犬は、飲水量が少なくなってしまう事もあります。すると消化をするときにも負担がかかっておならにつながるといったケースが考えられますので、与える水の量を多くしてフードと水のバランスを摂りましょう。

改善方法③早食いをやめさせる

早食いをするタイプの犬は、食べ物を食べる時に一緒にたくさんの空気を吸い込みます。すると、体内に入った空気がそのままガスとしておならになるという流れがありますので、早く食べにくいフードや食器を使わせるといった対処法が効果的です。

改善方法④病院に相談する

食事の内容を変えても気になり続けているという場合には、病気を患っている可能性が高くなります。下痢、嘔吐などの症状が併発しているのなら更に危険ですので、早めに動物病院への相談をしましょう。

こんな犬のおならは注意しよう

特に、臭いではなくおならの回数が多くなっている場合には、消化器の働きが上手くいっていない可能性があります。一時間に数度程度の頻度というのは多いので、何らかの消化器官の異常があると考えてよいでしょう。

お腹が張っている場合にも注意が必要です。この場合には腸閉塞、重度の腸炎が発生していると考えられ、犬にとっても苦しい状態であると推測されますので、早急に病院を利用してください。

犬のおならで困ったら病院に行こう

犬も、色々な理由でおならをしますが、人と違っておならによって危険な病気になっているかどうかを見分ける事が出来ます。いつもと違うと思ったのならば、出来る限り病院を頼ってみてください。

犬がマウンティングする理由&やめさせる方法を解説!続けさせると主従関係が崩れる?

犬がマウンティングする理由&やめさせる方法を解説!続けさせると主従関係が崩れる?

愛犬がマウンティングをする理由は、一つではありません。一般的に犬が喧嘩している様子を見て「発情期だ」と結論づけることが多いようですが、他にもさまざまな理由でマウンティング行為を行なっていることがあるのです。当記事では犬のマウンティング行為に隠されている理由や、他のワンちゃんに迷惑をかけないようにするための方法をご紹介します。日常生活や愛犬とのお出かけの際に活かしていきましょう。

犬のマウンティングとは

 犬のマウンティングは性行為だけでなく、成長過程やコミュニケーションの一環として自然に行われるものです。まず、犬のマウンティングとは何かについて説明します。

 

交尾を行うための腰振り動作

犬が腰を振るような動作を行う一番の理由といえば、やはり繁殖行動でしょう。雄(オス)犬が雌(メス)犬の上に乗って腰を振るような仕草を見せているなら、ごく普通の繁殖行為とみなせます。 発情期のオス犬だけがする仕草のように思われるかもしれませんが、そうとは限りません。まだ性成熟していない子犬や、メス犬も相手に馬乗りになる行動をすることがあります。

 

自分の強さを示す意味も

発情行動のように見えるため、性的なものとして捉えられがちなマウンティング行為ですが、犬同士がマウントするのは、遊びの中で力を比べたり、お互いの社会的地位を確認するためだったりします。 この行動には、「自分の方が力が強いんだよ」という意味が込められています。この行動は、犬社会だけでなく、人間に対して行われることもあります。 「どうだ、俺の方が強いだろ?」という意思表示であったり、家族の反応が面白くてこの行動を繰り返すこともあります。

 

メスもマウンティングすることがある

 

実はマウンティングに性別は関係ありません。そのため、「うちの犬はメスなのにオスみたいに腰を振ってる、異常なのではないか」と思う飼い主さんもいるかもしれません。しかし、メス犬であっても腰を振る動作をすることがあるので、心配する必要はありません。

 

犬がマウンティングする理由

犬のマウンティングには、大きく分けて3つの種類があります。それぞれのケースの理由と対処法を考えてみましょう。

他の犬にマウンティングする理由

 

犬同士、中でもオスがメスに仕掛けるマウンティングは交尾行動と考えられます。オスは発情期のメスが放出するフェロモンが引き金となっています。 ドッグランなどで愛犬が特定のメスを追いかけ始めたら、すぐに引き離すようにしましょう。

 

また、性行動以外にも上下関係を誇示する意味もあります。 自分が相手より優位であることを示す行動であり、この場合はメス同士で仕掛けることもあるのです。そのため、飼い犬がオスかメスかに関わりなく、散歩中に他の犬とすれ違う際には配慮が必要です。

 人間にマウンティングする理由

 

飼い主の前で腰を振る動作をするときは、主に構ってほしいときや遊んでほしいときの愛情表現として行うことがあります。 最近、忙しくて愛犬と遊んであげられないな」と思ったら、愛犬が「一緒に遊んで」と訴えているのかもしれません。

 

また、犬があなたをなめている可能性もあります。 「舐められている」という表現が適切かどうかはわかりませんが、飼い主さんとの関係が崩れて、犬との信頼関係が少し崩れかけている可能性もあります。

 

 

最近はいろいろな説があるので、はっきりとは言えませんが、飼い犬が「飼い主を守らなければ」と勘違いしている可能性もあります。 子犬の頃に甘噛みを許していた場合、成犬になっても引き続き甘噛みをしていませんか?愛犬がいくら呼んでも来ない、好きな方向に散歩に行くと引っ張られる、そんなことはありませんか?

 

愛犬の歩く方向についていっていませんか?愛犬がおやつを欲しがったらあげて、甘やかしていませんか?これらのことに思い当たる節があれば、そうした飼い主側の行為が原因である可能性があります。

 

ぬいぐるみやクッションにマウンティングする理由

 

この行動には、大きく分けて3つの理由があります。1つ目の理由は、支配欲です。犬にも支配欲があるのかと驚かれるかもしれません。 愛犬が特別に気に入っているように見える遊び道具などに対して、執拗にマウントを仕掛けるようなら、「自分の所有物だ」という感情が働いている可能性があります。 好きなものを誰にも取られたくないという思いから、動かない物相手にマウント行為をすることがあるのです。

2つ目の理由は、エネルギー・ストレスの発散です。クッションやぬいぐるみに限ったことではありませんが、止めないで放置すると習慣化する可能性があるので注意が必要です。 3つ目の理由は、「遊びや暇つぶし」です。他にやることがなく、クッションやぬいぐるみにマウントすることで楽しんでいるケースもあります。この場合も、繰り返すと癖になる可能性があるので注意が必要です。

犬がマウンティングするのをやめさせる方法

 

本能で行なっているように見える腰振りの動作ですが、放置しておくとはその行動を繰り返すようになります。 そのため、飼い主がしっかりと躾ける(お座りや伏せなどを教え、犬に適切な行動をとるように誘導)することが大切です。ここでは、不必要な腰振りをやめさせるための方法を解説していきます。

 

方法①しっかりしつけをする

 

愛犬を甘やかしすぎると、飼い主と愛犬の関係が崩れてしまうことがあります。犬に「飼い主には何をしてもいい」と思わせてはいけません。しっかりとしつけをして、飼い主と愛犬の信頼関係をしっかりと築きましょう。

 

方法②ストレスを解消させてあげる

 

もしストレス性で引き起こされている行動だとすれば、根本的な解決はストレスを解消することです。ぜひ、愛犬が充実した日々を過ごせるよう、工夫してあげてください。 例えば、散歩の時間を増やす、散歩中に走ったりボールで遊んだりすることはできるか考えてみましょう。

 

また、家で飼い主が遊んだり訓練したりして頭を使わせる、知育玩具を与える、家で「ノーズワーク」遊びをして労働意欲を満足させるなど、散歩の質を上げるとよいでしょう。

 

方法③避妊や去勢手術をする

多くの犬は生後6カ月ごろからマウント行為を始めます。早い子では生後2~3ヶ月で現れる子もおり、まだ子犬だと思っていた飼い主さんにはショックかもしれません。 原因が主に性欲によるものであれば、去勢手術をすることで行動をコントロールできる場合があります。男性ホルモンが減少し、性格が落ち着くケースもありますが、結果には個人差があります。

 

 

去勢手術の時期は、生殖成熟期前が最適で、マウント行為が現れる時期と重なります。去勢手術は性ホルモンに関連する病気を予防できるメリットがあります。 一方、手術することで繁殖ができなくなる、体重が増加するなどのデメリットもあります。手術を検討する際は、獣医師とよく相談し、家族の一員である愛犬の健康状態やライフスタイルを総合的に考えて決断してください。

 

他の犬・飼い主への犬のマウンティングの対処法

 マウンティングの基本がわかったところで、愛犬しつこい腰振り行為を止める方法について、その対象別に見ていきましょう。

  

他の犬へのマウンティング対処法

 

もし散歩の途中などで他の犬に出くわして怪しい雰囲気になってきたら、まずは、飼い主から飼い犬に声をかけて落ち着かせるようにします。 また、車での移動中に一瞬の隙に、突然通りすがりの犬にマウンティングを始めてしまうこともあるでしょう。 そのような場合は道端に車を止め、「おすわり」「待て」の指示を出して相手の犬が通り過ぎるのを待ちます。いずれにしても、飼い犬を落ち着かせる行為が大切です。

 

飼い主への犬のマウンティング対処法

 

愛犬が体に乗ってきた時に飼い主が逃げたり騒いだりすると、飼い犬は遊んでくれていると勘違いしたり、人の立場が弱くなり、飼い犬の方に主導権を握られたりすることがあります。 そのため、マウント行為をしようとする飼い犬には立ち向かって、しっかりと「ダメ」と叱りましょう。大切なのは、腰振り行為をやめたら褒めることです。

 

また、しつこく絡んでくる場合は無視して背中を向けて立ち去るのが効果的なこともあります。犬が足にしがみついてくることもありますので、その場合は犬がマウントポジションを続けられないように、姿勢を変えてもよいでしょう。

 

犬のマウンティングを放置することの影響

最後に、マウント行為を止めずに好きなようにさせておくと、どうなってしまうのか解説します。マウント行為が及ぼすさまざまな悪影響を理解することで、飼い主として何をすべきかが見えてくるかもしれません。

 

吠えやかみつきに発展

犬の腰振り行動は正常なコミュニケーション行動なので、犬同士の遊びの中で少しくらいなら問題ないでしょう。しかし、そうした行為を繰り返しているにもかかわらず放置するのは問題と言えます。 なぜなら、放置することは、飼い主が犬に「私はあなた(犬)を管理する能力がありませんよ」とアピールしているようなものだからです。 このような飼い主の態度は、他の場面でも犬の自己主張が強くなり、吠えや咬みつきにつながる可能性があります。

 

犬の健康状態が悪くなる

 

さらに、もっと深刻な影響として、犬の健康状態を悪くしてしまう可能性も考えられます。例えば、腰をブンブン振り続けることで、犬の背中や股関節に負担がかかってヘルニアになることがあります。 もともと腰痛や関節炎など、足腰に問題がある場合は、さらに悪化する可能性があります。また、先ほどもお伝えしたように陰部を傷つける可能性も高く、放置することで健康を害することも考えられます。

 

マウンティングされている犬・飼い主にも影響

 

マウンティングの癖を直さないと、散歩中やドッグランで他の犬にいきなり腰振りを始めてしまうことがあります。飼い主としてはともかく、される側としてはたまったものではないでしょう。 もし現場がドッグランであれば、一度リードを付けて距離を置きましょう。散歩中なのであれば、なるべく反対方向に歩き、2頭の距離を開けるとよいでしょう。

 

 

また、散歩中は、できれば発情期の犬を避けて歩くか、あまり人が歩いていない時間帯に歩くのが無難ですが、発情期でも普段通りに歩く人もいます。 雄犬は嗅覚がとても鋭く、本能で匂いを察知することができます。いつもと違う引っ張り方をしたら、発情期の女の子の方に向かっている可能性があるので注意しましょう。

 

愛犬のマウンティング理由を把握し適切に対処しよう

 

いかがでしたか?犬の腰振り行為は繁殖行動に必要なことですが、性的な意味合いを持たずに行われることも多いようです。 その証拠に、メス犬であってもお互いにマウント行為をしたり、人や物にマウンティングを仕掛けてきたりすることがあります。 愛犬の腰振りが気になる場合は、その原因を突き止め、適切な対策でマウンティングを減らすことが大切です。 愛犬が心身ともに健康で、外出先や旅行先でも安心して過ごせるよう、正しい知識を持ってサポートしてあげてください。

犬の年齢は人間年齢に換算すると何歳?体の大きさ別の平均寿命&年齢早見表

犬の年齢は人間年齢に換算すると何歳?体の大きさ別の平均寿命&年齢早見表

犬というのは、ペットとして昔から親しまれているとても身近な動物ですが、当然ながら人間とは生きられる寿命の長さが異なっています。そこで、犬の年齢を人間に換算すると何歳で、どの程度まで生きられるのかも気になるところでしょうから、今回は犬の年齢に関するあれこれを解説します。

犬の年齢を人間年齢に換算すると何歳?

 

ペットである犬が生きられる時間と、人間か生きられる時間は当然ながら異なっています。そこで気になるのが、犬の年齢を人間の年齢に換算すると、それぞれ何歳になるのかという話です。  

 

犬年齢と人間年齢①犬の歳の取り方の特徴

 

犬と言っても、様々な犬種が存在しています。チワワにラブラドールレトリバー、ダックスフンドや柴犬といったように、それぞれで全く異なる犬種となっている訳ですが、体格によって大型犬や小型犬という形式で分類されています。  

実はこの体の大きさによっても年の取り方が変わっていて、小型犬、中型犬の場合には幼い時期に歳を取るスピードが早く、成犬、つまり人間で言う大人の状態になってからは、緩やかに年を取っていきます。 逆に大型犬の場合には、小型犬と比べると幼い時の年を取るスピードは遅めで、成長していくにつれて歳を取るスピードが早くなっていくとされています。 

犬年齢と人間年齢②大型犬の年齢換算早見表

 

大型犬 人間
1年 12歳
2年 19歳
3年 26歳
4年 33歳
5年 44歳
6年 47歳
7年 54歳

 

大型犬の年齢を人間のものと換算した時の表は、上記の通りとなります。1歳を迎えるころにはすでに12歳という計算になり、人間で言えば既に小学校高学年です。そこから年齢を経るごとに、だんだんと1年ごとの歳をとる数が上がっていきます。

犬年齢と人間年齢③小型・中型犬の年齢換算早見表

 

小型、中型犬 人間
1か月 1歳
3か月 5歳
6か月 9歳
9か月 13歳
1年 17歳
2年 24歳
3年 28歳
4年 32歳
5年 36歳
6年 40歳

 

続いて、小型犬と中型犬の年の取り方を比べた表になります。小型、中型犬の方が幼少時に年齢を早く取るというようにご紹介していますが、最初の1年間で17歳と大型犬よりも人間の年齢換算で5歳多く年を取っています。

犬年齢と人間年齢④年齢換算式

 

それぞれの表を見ても分かる通り、同じ犬でも大型犬と小型、中型犬では年齢が一緒でも人間の年齢で考えた時に違いがあるのが分かります。1歳の時点ですでに5歳の差があり、6年目では7歳の差が生じています。

 

最大では、10歳になると大型犬が75歳、小型、中型犬は56歳と実に10歳以上もの差が出来るのです。それぞれの年齢を人間で考える場合には計算式があり、以下の通りとなります。
  • 大型犬の場合:12+(犬の年齢‐1)×7=人間年齢
  • 小型、中型犬の場合:24+(犬の年齢‐2)×4=人間年齢

犬の平均寿命

 

犬によっても、大型犬と小型犬、中型犬とで人間の年齢換算をした時の違いがあり、また年の取り方にも差が生じています。続いては、平均的な犬の寿命に関してです。

 

小型犬・中型犬・大型犬の平均寿命

 

例えばトイプードルやチワワなどに代表される小型犬と呼ばれている犬種では、12歳から15歳ごろが平均であると言われています。15歳を人間の年齢で考えると、76歳になります。 中型犬はビークルやシェットランドシープドッグといった犬種が有名ですが、こちらは11歳から15歳となります。

 

大体小型犬とほぼ同じような平均寿命となっていて、年齢換算も同一で考えられているので、同じく人なら70代辺りということになります。 そして、ゴールデンレトリバーやバーニーズマウンテンドッグなどで知られている大型犬は、平均10歳から13歳と小型、中型犬に比べるとやや短めの平均寿命です。大型犬の13歳は、人間でいうところの82歳になります。

 

長生きする犬種と平均寿命

 

小型、中型犬と大型犬というくくりで考えてみると、一般的には小型犬の方が寿命としては長生きをするという傾向があります。そして、その中でもアニコム損害保険株式会社の行った調査によるデータで、長生きする犬種と平均寿命が判明しています。
  • 1位:イタリアン・グレーハウンド(平均15.1歳)
  • 2位:ミニチュア・ダックスフンド(平均14.7歳)
  • 3位:トイ・プードル(平均14.7歳)
  • 4位:柴犬(平均14.5歳)
  • 5位:パピヨン(平均14.4歳)
ベスト5は上記ランキングの通りであり、どの犬種も小型、中型犬に分類されるものばかりとなっているので、やはり一般的な通説通り大型犬よりも長生きする事が分かります。

 

犬のライフステージ・年齢ごとの特徴

 

犬によって平均寿命には差があり、また大型化小型化という分類によっても長生きできるかどうかが異なっているのが分かりました。年齢によって人間換算した時の年の取り方が違っているのですが、ライフステージごとで適切な接し方も変わってきます。

 

子犬期

犬が子犬の時期については、非常に時間が身近くあっという間に過ぎていきます。年齢の表を見ても分かる通り、大型犬は1年過ぎるころには人間で言う12歳、小型、中型犬では1か月の時点で1歳なのです。
非常に早く大人になっていってしまうので、子犬期と呼べる時間はとても短いものです。故に家に子犬を迎えて馴染んでくれたら、早めの躾が必要です。特に犬にとって子犬期は、社会化期とも言える時期でもあります。
この時期の経験というのは非常に重要ですから、色々と犬にとって慣れを経験させるチャンスとも言えます。無理のない程度に色々な所に行って、様々な人や物に触れる機会を与えてあげます。

 

パピー教室や幼稚園などに通わせると効率的に色々な経験をさせられるので推奨されていますが、ここで嫌な思いをしてしまうと後々になってからもトラウマになってしまいますので、注意が必要です。

 

成犬期

 

成犬期、つまり人間でいうところの大人になった時期は、犬は1年から1年半辺りが該当します。メスの犬の場合には、この時期には妊娠や出産も可能になるわけですから、必要に応じて避妊や去勢手術を行います。 犬は生まれて1年もたてば体が少しずつ大人になっていき、性格についても子犬期と比べると大人のものに近づいています。

 

子犬期に経験した物事に関してはだんだんと慣れが見られ、いろんな場所に連れていきやすくなります。 いつも連れて行っている散歩のコースを変更、または伸ばしたり、旅行先に連れて行く事も段々可能になるでしょう。

 

シニア期

 

育ち続けて7年目から10年目ほどになると、犬のシニア期に入ります。小型犬や中型犬であれば10歳前後、大型犬であれば比較的寿命が短めなので、7,8歳からシニア期に該当するようになります。 若い時にはさほど疲れたりはしなかったり、何でも食べていたのに餌に好き嫌いが出始めたというように、今までには見られなかった変化が現れます。

こうしたものが見られるようになったら、シニア期に入ったと考えられます。 個体や生活習慣によっても変化に差はありますし、歳を取ったからと言って過保護になるのも推奨できませんが、年齢に合わせて食事の内容や散歩をはじめとした運動も無理なく合わせられると理想的です。

犬に長生きしてもらうために人間がすべきこと

 

折角家族のように一緒に生活している飼い犬なのですから、寿命があるとはいえできる限り長生きしてもらいたいというのは、誰もが思う事でしょう。最後に、犬に長生きしてもらうために飼い主が出来る事をご紹介します。

 

定期的な検診

 

まず、定期的な検診は受けさせてあげてください。犬の病気の治療も、人間と同じく早期の発見が大切になってきます。人よりも年を取るスピードが早いからこそ、出来る限り定期的に獣医に見てもらうのが大切になります。

 

受信の目安期間としては、1歳以降になってから年に1回程度が推奨されています。また、年齢を取ったシニア期になれば体の負担がかかりやすくなりますので、期間を早めて半年に一度受けられると良いでしょう。

 

肥満に注意する

 

犬の肥満は、人間以上に注意しなければなりません。糖尿病、関節疾患、心臓呼吸器疾患などの病気リスクを上げてしまいますので、体に触れた時に肋骨が触れない、腰のくびれがない、お腹が地面に対して平行といったチェックに当てはまるかを確認しましょう。

 

年齢に合わせて環境を整える

 

年齢に合った環境を整えるのも大切です。例えば、子犬期には無理にならない程度の体験をさせてあげ、成犬になれば十分に屋外に出て遊ばせる、シニア期に入れば一度の散歩時間を短くしたり、食事の量の調節をするといったように時期ごとで合わせてあげましょう。

 

人間の年齢とは違う!犬の年齢に合ったお世話をしよう

 

犬は非常に身近なペットとして親しまれていますが、実際に飼う事を考えるなら年齢が人間換算でどの程度になるのかを覚えておくのはとても大切です。是非とも犬の年齢に合わせてお世話をし、少しでも長生きさせてあげてください。

 

犬があくびをする理由は?ストレスや体調不良もある?見ておきたいポイントを解説!

犬があくびをする理由は?ストレスや体調不良もある?見ておきたいポイントを解説!

犬を飼っている方はよくご存じのことと思いますが、犬も人間と同じようにあくびをすることがあります。ただし、犬があくびをする時にはそれなりの理由や意味が隠されています。

飼い主の中にはあくびくらいするだろう、と放置する方もおられますが、実は一部のあくびにはもっと深刻な原因がある場合もあります。この記事では、犬があくびをする理由、その意味、対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。 

犬のあくびにはいろいろな意味がある?

犬も人間と同じように、眠くなるとあくびをします。犬があくびをする理由については、脳に酸素を送って活性化させる、口を大きく開けて顔の筋肉を伸縮させる、脳の過熱を防ぐなど、いくつかの説があります。

しかし、犬があくびをするのは、眠いとき以外にもさまざまです。場合によっては、飼い主の注意によってあくびが引き起こされることもあるほどです。 また、深刻なあくびを治療せずに放置すると、犬の健康と飼い主への信頼に影響を与えることもあるので、注意が必要です。

犬があくびをする意味・理由は?

 

人間と同じように、犬も眠いときや疲れたときにあくびをしますが、それ以外にも犬があくびをする理由があることをご存じでしょうか。犬の気持ちをより理解するために、ぜひ犬のあくびの意味を知っておきましょう。

理由①眠いとき

 

犬は、人間と同じように、眠気を感じた時にあくびをすることがあります。あくびが長くて大きい場合は、眠いときのあくびだと考えて良いでしょう。 学校や職場で宿題をする必要がなく、好きな時に寝て好きな時に起きられる愛犬の生活を羨ましく思う飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、愛犬の生活は飼い主の生活の上に成り立っているのです。愛犬の様子をよく見ていると、眠りたいのにいろいろな事情で眠れないことがあるかもしれません。 オンライン授業や在宅勤務など、最近の飼い主の生活リズムの変化で、愛犬の生活リズムも乱れがちになっていないか、チェックしてみてください。

理由②緊張やストレスを感じている

また、あくびは眠気以外にも、犬が緊張したりストレスを感じたりしたときに、落ち着かせるための「カーミングシグナル」として使われることがあります。 カーミングシグナルは、犬が初めて行く場所や動物病院に行った時、行儀が悪くて叱られた時などによく見られます。

理由③飼い主のあくびがうつった

 

別の理由として挙げられるのは、飼い主のあくびが移るということです。これは最近の研究でも明らかになっている点で、犬が飼い主の気持ちに共感したために起こる現象だと考えられています。

ある実験では、犬と半年以上一緒に暮らしている飼い主のあくびは、見知らぬ人のあくびに比べて5倍も犬に伝わりやすかったそうです。 飼い主があくびをしたときに犬もあくびをするのであれば、それは強い絆や新しい親密さの表れなので、心配したり獣医師に相談したりする必要はないでしょう。

理由④体調不良・病気のとき

 前述したように、犬はさまざまな理由で頻繁にあくびをします。とはいえ、以前よりも回数が増えている場合や、生あくびが多かったりする場合は、強いストレスを感じていたり、体調が悪かったりする可能性があります。

そのため、できるだけ犬がリラックスできるような環境を整え、場合によっては動物病院に連れて行ってあげましょう。 また、あくびは病気のサインであることもあります。時間が経っても改善されないと感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

シーン別の犬のあくび

犬のあくびはそれほど珍しいことではありませんが、シーンによってあくびをする理由が異なるので、シーン別にどのようなあくびが出るのかを見ていきましょう。

叱られているとき

飼い主に怒られたときにあくびをする犬がいます。叱られているときに犬があくびをすると、「全然言うことを聞いてくれない」と怒る人もいますが、犬からすれば「ごめんね、もう怒るのやめてね」というサインかもしれません。 叱っているときに犬があくびをしたら、怒りすぎの可能性があります。飼い主の側が、少し落ち着いて深呼吸をするようにしましょう。

お散歩中

 犬は自分や相手を落ち着かせるために、「カーミングシグナル」と呼ばれる特別な動きをすることがあります。そして、あくびもそのカーミングシグナルのひとつなのです。 つまり、人間があくびをする「リラックス」「退屈」という状態とは全く逆の環境にいるとき、犬はあくびをする傾向があります。

 例えば、犬は見慣れない他の犬を見ると緊張してあくびをすることがあるようです。 このようなあくびは、自分自身の緊張をほぐすためだけでなく、相手の犬に対して「戦うつもりはない」という意思表示をするためにすることが多いです。

したがって、飼い主が犬を叱っているときに出るあくびも、犬から飼い主への「私は戦うつもりはないから、そんなに叱らないで」というメッセージだと考えられます。 飼い主をバカにした行為ではないので、犬のあくびにさらに気を悪くして、厳しく叱らないように気をつけましょう。

たくさん運動したとき

あくびは、運動後の酸素不足が原因で起こることもあります。これは、脳が酸素を多く取り込もうとしているためで、あくびをした後は少し休ませてあげるとよいでしょう。運動していない時に急にあくびが出るようになった場合は、別の原因が考えられます。

 

シャンプーやトリミングのとき

 

 

上記の例のように、お風呂に入れているときにあくびが出るのはストレスが原因かもしれません。シャンプーやトリミングが手入れとして必要だとわかっていても、ストレスを感じて、自分を落ち着かせるためにあくびをすることがあります。

犬があくびをするときに考えられる病気

他にも、犬があくびをすることにはもっと深刻な病気が隠されている場合があります。以下に、犬があくびをする原因として考えられる病気を挙げていますので、確認してみましょう。

 

病気①貧血

貧血は、免疫異常、中毒、寄生虫感染、腫瘍、大量出血など、さまざまな原因によって引き起こされます。貧血になると、食欲不振、落ち着きがない、疲れやすい、歯ぐきが白っぽい、あくびが多くなるなどの症状が現れます。

 

犬の貧血は、血液中の赤血球や赤血球の色素であるヘモグロビンが減少することで起こります。赤血球とヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、犬が貧血になると、すべての臓器が酸素不足になり、命に関わることもあります。

 

病気②低血糖

 

また、あくびは低血糖の症状である場合もあります。動物の体は、食べ物から取り入れた糖分を栄養として、血液の流れに乗って全身に運ばれています。 血液中の糖の濃度は一定に保たれていますが、犬の食事や病気などの引き金で低血糖を起こすことがあります。

この濃度が低くなりすぎると、人でも犬でも、細胞が働かなくなり、さまざまな症状が現れるのです。 犬の場合、子犬の頃に多いのですが、成犬でも値を維持するために働いている内臓が病気やストレスで機能しなくなることで起こります。また、食事の糖分不足や運動のしすぎにより、一過性の低血糖が常態化することもあります。

 

病気③うつ病

 

うつ病は、長期のストレスにより自律神経が乱れることで起こります。様々な症状が見られますが、あくびが症状の場合は、自分を落ち着かせようとするため、あくびの回数が多くなります。

うつ病の原因は、長時間のストレス、長時間一人でいること、散歩に行けない、スキンシップが足りないなど、その子によってさまざまです。病院を受診しても原因がわからない場合は、うつ病が原因である可能性があります。 

 

病気④口の中の不快感

 

歯垢や歯石による口腔内の不快感や、歯周病による口腔内の痛みを紛らわすために、あくびが増えることがあります。あくびだけでなく、口の中が不安な様子、食べにくい、口が開きにくいなど、他の症状にも気をつけましょう。

 

犬があくびをするときに注意したいポイント

 

何らかの病気が疑われる場合は、舌の健康状態をチェックしましょう。舌の色がピンク色でなく、変色している場合は要注意です。舌が白い場合は、貧血の可能性があります。 舌が紫色であれば、チアノーゼの可能性があります。

舌が紫色の場合は、心疾患や呼吸器疾患などの病気で低酸素状態になっている可能性が高いです。舌が紫色の場合は、まず病院へ行きましょう。

犬の生あくびなど病気の場合もあるので注意しよう

 

いかがでしたでしょうか。人間と違い、犬があくびをする理由は様々でした。飼い主が愛犬のあくびの理由を見極めて気づいてあげれば、気持ちが通じ合ったと喜んでくれるはずです。 他にも、口や鼻をなめる、目をそらす、円を描くように近づく、座ったり寝転んだりするなど、イヌの合図はたくさんあります。

上記で説明したように、あくびはストレスのシグナルや体調の変化のサインであることもあるので、愛犬が一日中何度もあくびをしている場合は特に注意してください。