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蛇をペットとして飼うために必要なものとは?寿命は値段など詳しく解説!

蛇をペットとして飼うために必要なものとは?寿命は値段など詳しく解説!

在宅ワークが増えたことやおうち時間が増えたことによって、近年ペットを飼う方が増加中です様々な生物をペットとして飼うことができる中、蛇を飼育している方もおられます。ここでは蛇をペットとして飼うために必要なものをご紹介してまいります。寿命や値段なども併せて解説していくので、ぜひチェックしてみてください。

蛇とはどんな動物?

蛇というと怖い、凶暴な印象のある方も多く、動物園等で見るくらいで生態や性格まで詳しくは知らない方もおられます。蛇はどんな動物かを確認しておきましょう。

蛇の生態・特徴

まずは生態ですが、蛇は変温動物なので外の温度によって体温が変化します。日光浴をして体温を維持したり、冬眠や夏眠して体温を維持しています。蛇は肉食動物なので、鳥やネズミなどを捕食することが多いです。蛇の種類によってはカエルや小魚なども食べる種類もいます。

蛇の性格

蛇の性格は2タイプあり、蛇のイメージとしてよくあるシャーと威嚇してくる攻撃的な性格のタイプと、大人しい性格で人慣れするタイプがいます。威嚇する性格の場合、ケージに入れておいても手や顔を近づけると威嚇したり噛みつこうと飛びついてきたりしますが、蛇好きの間では人気があります。 一般的には大人しい性格の方が飼いやすく、触ったり持ったりしてスキンシップを取ることが可能です。慣れてくると自分から手の上に登ってきたりするので、可愛さもひとしおでしょう。

蛇の寿命

蛇の寿命は種類によっても違いますが、10~15年ほどが平均的な寿命とされています。15年程とすると犬の寿命と同じくらいなので、長生きと言えます。種類によっては20年以上長生きする生体もあるので、飼う際には寿命まで飼育できそうかをしっかり考えてみてください。

ペットとして飼える蛇の種類

蛇は世界中で3500種ほどいると言われており、蛇の種類に詳しいという方も少ないかもしれません。ここではペットとして飼える蛇の種類をご紹介してまいります。

ペットとして飼える蛇①コーンスネーク

まずはコーンスネークです。全長が最大1.2~1.8mでアメリカやブラジルなどに生息している種類です。体色は様々で、安い生体だと5000円程度から販売されていますが、特殊な体色だと2万円程する場合があります。性格は穏やかでおとなしく、寒さにも強いので蛇を初めて飼う方におすすめです。寿命は約10~15年程です。

ペットとして飼える蛇②タマゴヘビ

タマゴヘビは、その名の通り鳥類の卵だけを食べる無毒種の蛇です。アフリカタマゴヘビと呼ぶこともあり、サハラ砂漠以外のアフリカ大陸などに生息し、野生では卵が捕食できない時期は絶食します。 全長30~100㎝程度で、性格は大人しく餌もウズラの卵などを与えればいいので飼いやすいでしょう。寿命は約10年で、価格も1万円台から売っているのでお手頃です。

ペットとして飼える蛇③カリフォルニアキングスネーク

続いてはカリフォルニアキングスネークです。カリキンとも呼ばれるアメリカ西部に生息する種類で、全長は1.3~1.5m程です。性格は大人しいですが、活発なので脱走もしやすいでしょう。餌は鳥類や小型の哺乳類、両生類なども食べ、共食いもするため蛇の王と呼ばれています。寿命は約20年と長生きで、価格も5万円以内で購入できることが多いでしょう。

ペットとして飼える蛇④ポールパイソン

ポールパイソンは、模様が美しいので人気があります。西アフリカに生息する品種で、とても大人しく臆病なので飼いやすい品種です。全長は1~1.8m程で、寿命は約20年なので長生きします。価格は1万円以下からあり、体色によっては10万円以上の値がする場合もあります。他の蛇に比べると神経質なので、ストレスで拒食になりやすいため注意が必要です。

ペットとして飼える蛇⑤アオダイショウ

最後はアオダイショウです。日本の固有種なので名前はご存じの方も多いでしょう。全長は最大で2.5m程で、北海道から薩南群島まで広く分布しています。緑がかった色合いのイメージが強いですが、青みが強かったり白っぽいタイプもいます。 性格は大人しく、無毒なので飼いやすいです。寿命は約10年で、価格も5000円程で購入できるもあるのでお手頃でしょう。

ペットとして飼う蛇の値段はどのくらい?

蛇に興味を持った方は、ペットとして飼う蛇の値段はどのくらいかも気になるところでしょう。蛇は安い生体だと1万円以下で購入できますが、高い生体だと20万円以上するものもあります。1万円台で購入できる生体も多いので、手ごろな価格でも入手可能です。 蛇は種類によっても価格が違いますが、同じ種類の中でも色合いや模様などによって価格が変化するので、価格で選んでも模様など見た目で選んでも良いでしょう。

蛇のペットとしての飼い方

ここからは蛇のペットとしての飼い方をご紹介していきます。飼い方をチェックして必要なものを揃えてみましょう。

飼い方①飼育に必要なもの

まずは飼育に必要なものです。飼育には飼育容器、床材、温度計、保温器具、水入れ、餌を用意しましょう。飼育容器は小さな生体なら、一般的な爬虫類用の蓋が付いた飼育容器でも大丈夫です。とぐろを巻いた状態の3倍くらいのスペースは必要なため、大きな生体だと衣装ケースなどのプラスチック容器で代用します。 床材はウッドチップやキッチンペーパーなどが使えますが、種類によって好みも違うので、適した床材を用意しましょう。水入れは蛇が水浴びにも使うため、とぐろを巻いた状態でちょうど入れるサイズが良いとされています。体が密着していると安心するため、大きすぎも良くありません。個体に合ったサイズのものを探してみて下さい。

飼い方②餌

続いては餌です。蛇は肉食動物なので、飲み込めるサイズの小鳥や小型の哺乳類が餌になります。野生と同じく生きたエサは難しいため、ペット用の冷凍餌を利用するのがおすすめです。冷凍マウスや冷凍ウズラ、冷凍ヒヨコなどが市販されており、ペットショップやインターネットで注文できます。

飼い方③餌の与え方

冷凍餌を与える場合は、解凍する必要があります。40~60度くらいのお湯につけて解凍しましょう。冷凍のまま与えてしまうと消化不良や吐き戻しを起こしてしまうため、注意が必要です。隠れ家のようなシェルターを置いている場合はその近くに置いておくと食べてくれます。 置いても食べない場合は、ピンセットで顔のそばに持っていって食べさせましょう。餌は大人は週1回、成長期は週1、2回与えます。

飼い方④水・掃除

水は水入れに入れておけば飲みますが、よく水を飲むので切らさないように注意します。水入れで排泄することもあるので、水が汚れていないか確認し、定期的に交換しましょう。掃除は月1回程度、床材を交換します。排泄物や食べ残しが腐っているなど、明らかなものは取り除いてあげる方が衛生的です。

飼い方⑤蛇の脱皮

脱皮の前は餌を食べない、水入れに漬かっている時間が長い、動かないなど兆候が見られます。蛇は脱皮する際にシェルターなどザラザラしたものに体をこすりつけて脱皮します。綺麗に脱皮できるときもあれば、うまく脱皮できず皮が残ってしまうこともあります。 脱皮がうまくできなかった場合はそのままにしておくとその部分が壊死してしまうため、獣医さんに診てもらうと良いでしょう。自分で脱皮を手伝う場合は脱皮促進スプレーを使用したり、ぬるま湯につけてゆっくりピンセットで剥きます。

蛇をペットとして飼育する際の注意点

蛇をペットとして飼育する際には、注意しなければならない点があります。何も知らずに飼ってしまうと自分自身に負の影響がでてしまう可能性があるので、飼育を考えている方は購入する前にチェックしておきましょう。

注意点①1匹だけで飼育する

注意点1つ目は、1匹だけで飼育することです。繁殖以外で複数の蛇を同じ飼育容器に入れると喧嘩になったり共食いの恐れがあるため、1匹だけで飼育しましょう。

注意点②頭や首を持たない

続いては頭や首を持たないことです。テレビなどではよく首や頭を持っているところを見かけますが、ペットの場合は胴体を持つのが通常で、首などを掴むのは毒蛇や凶暴な蛇の扱い方になります。掴むように持つと嫌がるので、優しく触れるように心がけましょう。

注意点③病原菌の感染予防をする

最後は病原菌の感染予防をすることです。蛇などの爬虫類はサルモネラ菌を持ってることもあり、人にうつる可能性があります。触ったら手を洗う、飼育容器を清潔にするなど、感染予防を行いましょう。噛まれたりした場合は、消毒後に病院を受診する必要があります。

環境をきちんと整えて蛇の飼育に挑戦してみよう

ペットとしての蛇の飼い方をご紹介してまいりましたが、一人暮らしでも飼えそうだなと感じた方もおられるかもしれません。蛇を飼う際は賃貸住宅の場合、ペット可の物件かどうか、蛇を飼っても良いかを大家さんに確認する必要があるので、購入する前に下調べは必要です。 蛇は脱走しやすいため、万が一外に逃げてしまうと近隣の方にも迷惑が掛かります。環境をきちんと整えて、蛇の飼育に挑戦してみて下さい。

ヤドカリの寿命は10年~20年?!ヤドカリの飼い方を解説!

ヤドカリの寿命は10年~20年?!ヤドカリの飼い方を解説!

ヤドカリをペットとして飼っている方はどれくらいいるでしょうか?寿命は10年や20年ほどあるとされていて、息の長いペットとして飼育する事が可能になっています。今回は、ヤドカリの種類や実際のペットとしての飼育の仕方などについて詳しく解説していきます。

ヤドカリとはどんな生物?

砂浜に行けば、大抵見ることのできるであろうヤドカリは比較的なじみの深い動物です。昨今は飼育用のグッズなども充実していますが、まずはどんな生物化を解説していきましょう。

ヤドカリの特徴

ヤドカリは、十脚目ヤドカリ上科に属している生物です。名前の通りに基本的に巻貝などの貝を宿として体を丸め、その貝殻を背負いながら移動するなど生活をしています。鋏は左右非対称で、体全体の中でも占める割合の大きなものを持っています。腹部については宿にしている巻貝の中に収めるために、形状はらせん状をしています。普段は巻貝の中に隠れていますが、柔らかく関節などもハッキリとしていない見た目になっています。

成長して体が大きくなっていくにつれて、体格に合う新しい貝へと引っ越しを行います。 ペットとしても新しい貝殻を用意してあげると、今の貝から新しい貝へと移り住む引っ越しの様子を見ることができます。基本的に雑食で、自然界では藻や生物の亡骸などを主食としています。

ヤドカリの性格

砂浜でヤドカリを見つけた時も分かりやすいでしょうが、基本的には臆病な性格をしています。天敵の存在さえいなければ、平和を好むような傾向が見られます。

逆に、敵になる生物が多く居る環境に居るために攻撃的な性格をしている個体も居る様です。 基本は臆病である事を考えて、飼育する際の粋そうには岩場や流木、植物などを用意して隠れられる場を作ってあげると安心するでしょう。外敵さえいなければ、水槽の中でも活発にいったりきたりと移動する姿を見ることができます。

ヤドカリの分布・生息地

後にご紹介する通り、ヤドカリにはいくつかの種類が確認されています。その中でもペットとして最も飼育がしやすいとされているオカヤドカリに焦点を当ててみると、日本では沖縄県や小笠原諸島周辺、国外では台湾以外の西大西洋やインド洋などに生息しています。 砂浜や海岸樹林の境目辺りを生息地として好んでおり、陸上で生活することができるようにえらも発達しています。ただ乾燥してしまうと呼吸も活動も出来なくなってしまうので、日中の日が差している時は物陰や砂の中に穴を掘って身を隠しています。

ヤドカリの寿命

ヤドカリの天敵として、肉食の魚やタコなどが代表的となっています。その対策として自然界ではクマノミなどと同様にイソギンチャクと共生することができる種が多く見られるのですが、ペットとして飼育する場合のヤドカリは自然にいる野生のヤドカリとは違って天敵は存在していません。 よって、適切な環境を整えての飼育であれば10年から長いと20年ほど生きてくれるという、ペットの中でも比較的長生きしてくれる部類に入ります。水質を綺麗に保ったり、温度管理をしっかり行うことで長生きにつながる様です。

飼うことができるヤドカリの種類

先に生息地などでオカヤドカリをご紹介していますが、飼育する事が可能なヤドカリはいくつかの種類が存在しています。今回はその中からホンヤドカリ、オカヤドカリ、そして熱帯性海生ヤドカリそれぞれの簡単な特徴を解説しましょう。

類①ホンヤドカリ

ホンヤドカリは、体長1㎝ほどの小型のヤドカリです。私たちにとって最も馴染み深いヤドカリがこの品種であり、主な生息域が日本列島の海岸、アジア圏でも見ることができます。砂浜などで多く遭遇でき普段は水中で生活を行っています。 有している左右のハサミの大きさが違っている左右非対称のものとなっていて、右側のハサミの方が大きくなっています。水の中を主な生息地としているので水質の影響をオカヤドカリよりも受けやすくなっており、この点はより気を遣ってあげる必要があります。

種類②オカヤドカリ

野生のヤドカリの中で最も馴染み深いのがホンヤドカリであるとすれば、飼育するヤドカリとして最も飼育難易度が低いのがオカヤドカリです。名称通り陸地での生息を主としており、水中でも生活できるようえらを有しています。 現在では天然記念物として国に指定されており、個人的に海岸等で捕獲して飼育するといった行為は禁じられています。陸上での生活が長いためにそれに適応すべく脚や爪の力が強くなっており、気を登ったりする事も得意としています。

種類③熱帯性海生ヤドカリ

そしてもう一種が、熱帯性海生ヤドカリです。こちらも名前から想像しやすい通り熱帯、そして亜熱帯地域に生息しているヤドカリになります。サンゴ礁を主な生息地として、熱帯域生息の生物らしく外見はカラフルな見た目をしているのが特徴的です。 自らにイソギンチャクを寄生させる、ソメンヤドカリなどもこの熱帯性海生ヤドカリになります。

サイズは全長5㎝を下回る個体がほとんどですが、コモンヤドカリなどは貝殻も含めると体長10㎝以上にもなります。 ペットショップで見られる個体は主に沖縄やハワイ、東南アジア近くの海で捕獲されたものとなっています。居るだけで水槽を綺麗にする性質があり、単体飼育よりも他の小型魚と一緒に飼育されることも多い様です。

ヤドカリの飼い方

飼育が可能なヤドカリにも種類がありますので、好みなどによって選択する事も出来ます。何にしても飼育する事自体の難易度としてはそこまで高くもなく、初心者が一人暮らしで飼育していくことも十分に可能となっています。

飼い方①用意するもの

  • 水槽
  • ヒーター
  • 貝殻
  • 流木・植物
実際に飼育するにあたって用意するものは、上記の通りとなります。水槽自体の大きさは、ヤドカリが窮屈に感じることのないように余裕のあるものを用意するのが推奨されています。例えばオカヤドカリを飼育するなら、45cm×30cmのサイズの水槽で2匹ほど飼育できるようです。

飼い方②水

飼育する際に使用する水については、水道水をそのまま使用するというのはNGです。基本的には海水で生活をしている種類が多いことから、海水を使用できれば問題は無いものの、淡水は無理なのかと言われれば一概には言えません。 淡水の混じった汽水域で生息している個体も居るには居るのですが、海水でなければ脱皮せずに死期を早めることにもなりかねません。ペットショップなどで販売されている人工海水等を利用するのが推奨されています。

飼い方③餌

野生のヤドカリは藻や魚の死骸などを主食としている雑食の食性になっていますが、ペットとして飼育する場合にはヤドカリ用の人工餌を与えるのが最も無難な選択肢と言えます。また、ザリガニ用の餌についてもそのまま与えられます。 これ以外にも、シラスや小魚、海藻類などを天然で与えても餌として食べてくれますし、リンゴや人参、穀類などもヤドカリは好むとされているのでこれを飽きないようにローテーションさせて食べさせるという方法もあります。

飼い方④温度・湿度

飼育する際の水の温度については、平均25度前後を維持するようにすべきとされています。水温が18度以下になってしまうと過ごせない環境になってしまいますので、水槽用のヒーターを使っての温度調整も必要です。 また、湿度についても常に湿らせて70パーセント以上の湿度を保つようにすべきとされています。乾燥しているとえらが乾いて呼吸ができなくなってしまうので、水皿を用意したり霧吹きを吹きかけるなども必要といえます。

ヤドカリを飼育する際の注意点

実際にヤドカリを飼育する際に、注意するべき点についても解説していきます。出来る限りペットとして長生きをさせたいと思うのであれば、事前にしっかり確認をしておいてください。

注意点①あまり触らない

まず、あまりヤドカリを触ったりしないようにしてあげましょう。当然ながら犬や猫のようにコミュニケーションが取れるような生物ではありませんし、触れるとストレスになってしまって寿命を縮めかねません。

注意点②水を入れ過ぎない

続いて、水槽には水を入れすぎないようにしてあげてください。水の量が深すぎるとヤドカリがおぼれてしまいますから、水辺の生き物とはいえ水深が深いのは危険になってしまうので体の大きさを考えた水量にしましょう。

注意点③脱皮の注意

重要になってくるのが脱皮であり、オカヤドカリなどは砂の中で脱皮を行います。一度脱皮を開始すると1か月ほど顔を見せなくなりますので、隠れられる場所の用意と脱皮後の貝殻を用意してあげましょう。

ヤドカリはどこで買う?値段はどのくらい?

海などに行かなくとも、ペットショップでも普通に販売されています。複数匹セットで販売されている事も多く、値段は4㎝程度のサイズのもので1,000円前後ですが、希少な個体の場合には1万円程度することもある様です。

見てると癒されるヤドカリの正しい飼い方を覚えよう

水槽の中でも動き回るヤドカリをペットとして飼育するにも、見ていて癒されるものです。環境さえ整えてあげれば難易度はそこまで高くないので、興味がある方は、是非ともペットショップに足を運んでみてください。

レトリバー6種類の特徴・性格・飼い方・気をつけたい病気を徹底解説!

レトリバー6種類の特徴・性格・飼い方・気をつけたい病気を徹底解説!

レトリバーと言うと、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどが有名ですが、実は様々な犬種が存在します。それぞれ外見は少々異なりますが、どの犬種も穏やかな性格なのでファミリー犬としてもおすすめです。そこで今回は、レトリバー6種類の特徴や飼い方について詳しく解説していきましょう。

レトリバーの共通点

レトリーバーの外見ですが、優しい顔つきや体格は比較的どの犬種も似ています。ただし、被毛の色や長さ、体の大きさにはバラつきが見られるでしょう。性格も穏やかで優しく、フレンドリーな個体が多いです。

また、賢いのでしつけも難しくありません。 基本的に中~大型犬で豊富な運動量が必要になるため、室内・外どちらで飼育していても毎日の散歩は欠かさず行わないとストレスの原因になります。散歩する時間が無いという方は、残念ですがレトリーバーの飼育は諦め、小型犬を選ぶことをおすすめします。

レトリバーの種類①ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは、ゴールドやクリーム色の長い被毛が特徴で、バランスの取れた均整な体格をしています。優しい表情を持ち、性格も温厚でフレンドリーです。更に、従順かつ利口なのでしつけもしやすく、小さな子供のいる家庭でも安心して迎え入れることができるでしょう。

ゴールデンレトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 56~61㎝ メス 51~56㎝
体重 オス 29~34㎏ メス 25~29㎏
平均寿命 10~12歳

 

 

ゴールデンレトリバーの飼い方

人間と一緒に働くことを目的に作り出された犬種なので、屋外ではなく室内で家族と一緒に暮らすのが適切です。アクティブな犬種でもあるため、朝晩の2回、それぞれ1時間ほどの散歩が必要となります。

時間のある時は、ドッグランに連れて行くなどして、自由に走り回れる環境を作ってあげると、ストレスも溜まらず健康に育つでしょう。また、泳ぐことも得意なので、プールや海などで一緒に遊ぶのもおすすめです。毛足が長いため、ブラッシングはこまめにしてあげる必要があります。

ゴールデンレトリバーの気をつけたい病気

大型犬に多い、股関節形成不全を起こしやすい傾向があります。生後60日の間に体重の急激な増加があると、関節の異形成を起こしてしまう可能性が高まるので、肥満にはくれぐれも注意してください。 また、長い被毛を持つため、アトピー皮膚炎などの皮膚疾患を起こす場合もあります。こまめにブラッシングを行ったり定期的なシャンプーで散歩時の汚れやダニなどの付着をしっかり落とし、身体を清潔な状態に保つことが重要です。

大型犬はサイズの大きな食べ物を与えたり、エサの量も多いため、胃捻転を起こす場合があります。急いで食べる癖のある犬の場合、食事を数回に分けて与えたり、食べにくい皿を使うなど工夫しましょう。食後すぐの運動も避けるべきです。

レトリバーの種類②フラットコーテッド・レトリバー

フラットコーテッド・レトリバーは、ブラックまたはレバー色の被毛を持ち、細身ながらも力強い体格をした犬種です。 ガンドッグとして作り出された歴史があり、非常に快活で活動的なため、体力のある方向けの犬でもあります。楽天的かつフレンドリーで優しい性格をしていますが、少々やんちゃな部分も見られるでしょう。

フラットコーテッド・レトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 59~61.5㎝ メス 56.5~59㎝
体重 オス 27~36㎏ メス 25~32㎏
平均寿命 8~14歳

 

 

フラットコーテッド・レトリバーの飼い方

飼育環境は、屋外でも室内でも可能ですが、できるだけ室内飼いが望ましいでしょう。暑さに弱いので、夏はクーラーの効いた部屋で休ませることも大切です。 非常に活動的な犬種のため、1日1時間以上の散歩を2回以上する必要があります

また、ボールやフリスビーを投げて持ってくるというレトリービングトレーニングを好むので、長いリードを用意してこういった遊びを取り入れるのもおすすめです。 散歩や遊びが不十分だとストレスが溜まり問題行動を起こす危険性もあるため、運動ができない場合は他の犬種を選ぶのが賢明です。抜け毛が多いので、ブラッシングはこまめにしてください。

フラットコーテッド・レトリバーの気をつけたい病気

活動量が多く体も大きいため、股関節形成不全になりやすいです。肥満に注意し、あまりに激しすぎる運動は避けましょう。また、糖尿病になる個体も多く存在します。

食生活にはできるだけ気を付け、定期的な通院も行ってください。 レトリーバー系は腫瘍ができやすいと言われていますが、フラットコーテッドレトリバーは組織球肉腫ができる確率がやや高めです。悪性度が高く進行も早いため、親犬の遺伝子検査をしっかり行うことが重要です。

レトリバーの種類③ラブラドール・レトリバー

ラブラドールレトリバーは、イエローやクリーム色、もしくはレバーやチョコレート色の短い被毛を持ち、力強くバランスの取れた体格が特徴の犬種です。 気立てが良く聡明、優れた嗅覚、高い適応能力など総合的に見て非常に賢いため、盲導犬としても活躍します。また、穏やかで優しい性格なのでしっかりしつけをすれば、大変飼いやすい犬へと成長するでしょう。

ラブラドール・レトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 56~57㎝ メス 54~56㎝
体重 オス 29~36㎏ メス 25~32㎏
平均寿命 10~12歳

 

 

ラブラドール・レトリバーの飼い方

基本的には室内で人間と一緒に生活するのが適切です。もともと賢いため、しつけも難しくありませんが、怠るとわがままに育つ可能性もあります。動くことが好きで太りやすい特徴もあるので、1日2回1時間前後の散歩が必要です。 被毛は短毛ですが、ダブルコートのため抜け毛は多めです。しっかりブラッシングをして、こまめなお手入れを心がけてあげましょう。

ラブラドール・レトリバーの気をつけたい病気

中~大型犬で活発な犬は、股関節形成不全や前十字靭帯断裂などに気を付ける必要があります。どちらも肥満や、ジャンプ、ターンなど激しい運動などが原因となるため、食事管理をしっかりして適度な運動をしましょう。 また、垂れ耳のラブラドールレトリバーは外耳炎にもなりやすいです。定期的に耳の中の掃除をしたり、トリミングに連れていくことが大切です。

レトリバーの種類④チェサピーク・ベイ・レトリバー


引用:THE KENNEL CLUB

チェサピーク・ベイ・レトリバーは、ブラウン、セッジ、デッドグラス(枯草色)などの短くウェービーな被毛を持ち、バランスの取れた力強い体格が特徴です。明るく陽気で穏やかな性格をしていて、優れた感覚器官も持つ犬種なので、幼い頃からしっかりしつけをすれば、非常に賢くなります。

チェサピーク・ベイ・レトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 58~66㎝ メス 53~61㎝
体重 オス 29.5~36.5㎏ メス 25~32㎏
平均寿命 10~12歳

 

 

チェサピーク・ベイ・レトリバーの飼い方

飼育環境は、屋外でも室内でもどちらでも可能ですが、夏の暑さには弱いため室内での飼育が望ましいです。非常に賢いので、しつけは全く難しくありません。ただ、成長に従い我が強くなる場合もあるため、飼い主との関係性はしっかり認識させましょう

豊富な運動量が必要なので、1日2回1時間以上の散歩をしてください。水遊びやドッグランなどで遊ばせるのもおすすめです。短毛種ですが抜け毛が多いため、ブラッシングを最低でも2日に1回は行い、清潔な体を保ちます。

チェサピーク・ベイ・レトリバーの気をつけたい病気

他のレトリバー犬種と同じように、股関節形成不全になりやすいです。食事の与え過ぎによる肥満や、激しすぎる運動は避けてください。垂れ耳で外耳炎の危険性もあるため、耳の掃除を行ってあげると良いでしょう。 また、活発な性格をしているので、食後に激しく動くと胃捻転を起こします。食後30分程度は運動をさせないよう注意してください。

レトリバーの種類⑤カーリーコーテッド・レトリバー


引用:THE KENNEL CLUB

カーリーコーテッドレトリバーは、ブラックまたはレバー色のカールした被毛を持ち、すらりと気品のある体形が特徴です。勇敢で落ち着きのある、フレンドリーな性格をしていますが、知らない人や犬にはドライに接することもあります。自立していて育てやすい犬種でしょう。

カーリーコーテッド・レトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 67.5㎝ メス 62.5㎝
体重 32~36㎏
平均寿命 9~14歳

 

 

カーリーコーテッド・レトリバーの飼い方


引用:AMERICAN KENNEL CLUB

人間との距離感を大事にする犬種で、特徴的な被毛も持っているので、室内で飼育するのがおすすめです。散歩は1日2回、1時間程度を目安に行ってください。広い場所で水遊びやボール遊びをすると、ストレス解消にもなります。

被毛はシングルコートなので、換毛期以外の抜け毛はあまり気になりません。ただ、独特のカールした美しい毛足を持つため、丁寧なブラッシングで維持してあげましょう。

カーリーコーテッド・レトリバーの気をつけたい病気


引用:AMERICAN KENNEL CLUB

股関節形成不全になりやすい傾向があります。フローリングにはマットを敷いたり、過度な運動は控えることと、肥満には気を付けましょう。また、垂れ耳なので外耳炎にも注意し、耳の中を清潔に保ってあげてください。

レトリバーの種類⑥ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバー

ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバーは、レッドやオレンジの被毛に、飾り毛や尾下がホワイトなどの明るい毛色をしているのが特徴です。

また、レトリーバー系の中では小さめで、中型犬に分類されますが、筋肉質でしっかりとした体格を持ちます。忍耐力が強く有能なのでしつけもしやすく、優しいため小さな子供がいても安心でしょう。

ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバーの体高・体重・平均寿命

体高 オス 48~51㎝ メス 45~48㎝
体重 オス 20~30㎏ メス 17~20㎏
平均寿命 10~14歳

 

 

ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバーの飼い方

長い被毛を持っていて、家族に寄り添って育つため室内飼いが適切です。アクティブなので、1日2回30~60分程度の散歩を行いましょう。筋肉質なため、水遊びやドッグランで走り回ることも必要です。ダブルコートで抜け毛が多いので、ブラッシングは定期的に行うことをおすすめします。

ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバーの気をつけたい病気

非常に分厚い被毛を持つため、熱中症にはくれぐれも注意してください。夏の散歩は夕方以降の気温が下がったタイミングで行い、室内はしっかりクーラーをかけてあげてください。また、こまめな水分補給も大切です。 ほかに、活発な一面があるので、関節炎に注意する必要があります。フローリングには滑らないようマットを敷き、激しい運動は控えましょう

レトリバーはファミリー向けの犬種!

レトリバーは優しく賢いので、しつけさえしっかりできれば、小さな子供からお年寄りまで問題なく一緒に暮らすことができるでしょう。それぞれの特徴や飼い方を踏まえながら、家族に迎えることを検討してみてください。

ティーカッププードルの平均寿命はどのくらい?気をつけたい病気をチェック!

ティーカッププードルの平均寿命はどのくらい?気をつけたい病気をチェック!

とても愛嬌があってかわいらしい、人気急上昇中のティーカッププードル。小さな体で寿命もあまり長くないのではないかと思われがちですが、しっかりと健康管理することで、長く生きることができます。 今回は、そんなティーカッププードルの気になる寿命について、さらには寿命を延ばして長生きするためのコツについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ティーカッププードルの気になる寿命は?

ティーカッププードルの気になる寿命とは、いったいどれくらいなのでしょうか。平均寿命や、人間に換算した時にどれほどの寿命となるのかについて見ていきましょう。

平均寿命は12~15歳

さまざまな犬種がいる小型犬の中でも、特に体が小さいティーカッププードルは、寿命も短めなのではないかと思われがちです。しかし、実際のところティーカッププードルの平均寿命は12~15歳となっていて、犬全体の平均寿命とほとんど同じという結果が出ています。

人間の年齢に換算するとどのくらいの寿命になる?

では、ティーカッププードルの平均寿命を人間の年齢に換算するとどうなるのでしょうか。生後1ヶ月の場合は1歳、半年でおよそ9歳、1年で16歳、5年で36歳、10年では56歳ほどになります。

そして、ティーカッププードルの平均寿命である12~15歳は、人間の年齢に換算するとおよそ64~76歳となります。簡単に換算する方法としては、生後2年で人間の年齢で約24歳まで成長し、その後は毎年4歳ずつ年を重ねていくと覚えることができます。

超小型犬のマイクロティーカッププードル?

ティーカッププードルはトイプードルよりも非常に小さな体を持っており、基本的には2kg以下がティーカッププードルと呼ばれています。しかし、さらに小さなプードルも存在しており、1.5kg以下はマイクロティーカッププードルとして知られています。

それぞれの体重によって呼び方が変わってくるわけですが、マイクロティーカッププードルが可愛いからと言って、ご飯をあまり与えないようにする行為などはその子の健康を損なってしまいますので、避けるようにしましょう。

ティーカッププードルが特に気をつけたい病気

小さな体でも平均寿命は比較的長いティーカッププードルですが、病気やケガには気を付けていく必要があります。重い病気を患うようになると、長生きするのも難しくなり兼ねませんので、気を付けたい病気についての知識をぜひ持っておきましょう。

気をつけたい病気①クッシング症候群

気を付けたい病気の一つに、”クッシング症候群”というものがあります。これは副腎ホルモンの過剰分泌が起こってしまう病気で、脱毛や多飲多尿、皮膚の色素沈着やお腹のふくらみなどの症状が出ることがあります。

これを放っておくと、免疫力の低下による皮膚病や膀胱炎が発症したり、糖尿病を併発することもあります。内服薬を使用してコントロールする治療や、場合によっては外科手術を要することもあり、長生きするためには気を付けておきたい病気の一つです。

気をつけたい病気②低血糖症

ティーカッププードルは、低血糖症にも気を付けておく必要があります。血液中の糖分の濃度が低下してしまい、ひどい場合には麻痺やけいれん等の症状が現れることもあります。 この低血糖症は、長い間食事が摂れなかった場合に発症することも多く、規則正しくご飯を食べさせたり、バランスの良い食事を与えることで予防することができます。

気をつけたい病気③免疫介在性溶血性貧血

溶結性貧血の一種である免疫介在性溶結性貧血は、比較的プードルに多い病気と言われています。これは、自己免疫の異常により赤血球が破壊されて貧血の症状が起こるというものです。先天的な遺伝の理由が主だと言われており、治療は長期的に行ってく必要があります。

急に運動量が減ったり、散歩時にふらつくようになったなどの症状、さらには呼吸の乱れや尿の色が濃くなった等の症状が現れた時には注意が必要で、早めの検査を行って適切な治療を施していく必要があります。

気をつけたい病気④骨折や脱臼

体が小さなティーカッププードルは骨のつくりも細いため、比較的他の犬よりも骨折や脱臼をしやすいと言えます。突然足をつかなくなってしまったり、足が腫れている場合は骨折か脱臼をしている可能性があるので注意が必要です。

床が滑りやすかったり、高いところから飛び降りる癖がある場合は、骨折や脱臼のリスクもそれだけ高まります。大切なティーカッププードルの安全を考えつつ、周囲の環境も整えておきましょう。

ティーカッププードルの病気を予防して寿命をのばすコツ

ティーカッププードルを飼う際に気を付けたいいくつかの病気について見てきましたが、ここからは具体的にどのように病気を予防して、ティーカッププードル寿命を延ばし長生きしていくことができるのかについて見ていきましょう。

寿命をのばすコツ①バランスの取れた食事

ティーカッププードルに限ったことではありませんが、健康で長生きするためにはバランスの取れた食事がどうしても欠かせません。この点で気を付けたいのは、人間の食事をあまり分け与えないということです。

人間が食べる食事は、犬にとっては塩分や糖分が多すぎるため、過剰摂取となってしまう危険性があります。特にティーカッププードルは2kgにも満たない小さな体ですので、体重の割合から考えても過剰摂取になりやすいのです。

専用に配合されたドッグフードをしっかりと選んで、バランスの取れた食事をさせるようにしてください。飲み水に関しても、ミネラルウォーターではなく、軟水である水道水を与えるのがよいでしょう。

寿命をのばすコツ②ストレスをためないようにする

「ストレスは万病の元」とも言われるように、必要以上にストレスを抱えるとさまざまな病気発症のリスクが高まります。ティーカッププードルは特に運動が好きな犬種のため、定期的に適度な運動をする機会を与えてあげることで、ストレスを軽減することができます。

毎日朝と晩に15分から20分程度でよいので、欠かさず散歩に連れていくことを習慣にしましょう。天候のせいで散歩に行けないこともあるかもしれませんが、もしそういう日が続くようであれば、室内で遊ぶことができるよう環境を整えてあげることをおすすめします。

寿命をのばすコツ③カットとシャンプーを定期的に行う

ティーカッププードルは、比較的早いサイクルで毛が伸びてくるため、定期的なカットが必要となります。そのまま伸ばし放題にしておくと毛が絡んで毛玉になったり、汚れが付着して不衛生な状態となってしまいます。

可能であれば月に一度程度サロンでカットしてもらう習慣をつけてください。 また、定期的なシャンプーも清潔さを保って健康を維持するうえで大きな役割を果たします。毎日シャンプーをする必要はありませんが、最低でも2週間に1度はシャンプーをして汚れを洗い流すようにしましょう。

寿命をのばすコツ④関節に負担をかけない

骨や関節が細いティーカッププードルにとって、滑りやすい家の中での生活は関節を傷めるリスクととなり合わせです。悲しい事故やケガを防ぐためにも、ティーカッププードルが関節に負担をかけずに生活しやすい工夫を施しましょう。

家の中でティーカッププードルが滑らないよう、要所にマットを引いてあげたり、足の裏の毛を定期的にチェックし、伸びていたら短めにカットして間接に負担がかからないように整えておくことが大切です。

ティーカッププードルの選び方

ティーカッププードルを実際に飼いたいと思う場合、どのように選べば良いのだろうかという悩みが生じます。ティーカッププードルを上手に選ぶための、特に大切な2つのポイントについて見ていきましょう。

選び方①見た目より重さがあるか

できるだけ健康なティーカッププードルを選ぶために、体の重さをチェックすることができます。特にティーカッププードルは、毛が長くふんわりとしているため、持ってみると想像以上に軽かったということがよくあります。

実際に抱えてみて、しっかりと重さがあると感じる子は、よく食べていて健康なティーカッププードルであると見極めていくことができます。許可を得て、実際に抱きかかえてから選ぶようにしましょう。

選び方②生後4か月目以降に選ぶ

ティーカッププードルを選ぶ場合には特に言えることですが、生後4か月目以降に選ぶのがおすすめです。というのも、生後1~3か月は犬にとって成長が著しい時期であり、その時期に選ぼうとすると、その先どこまで成長するかがわからない状態で決定することになります。

もちろん個体差はありますが、4か月を過ぎていればある程度成長が落ち着いてきている頃なので、ティーカッププードルのおおよその大きさを把握しやすくなります。

大切なティーカッププードルが長生きするために病気に気をつけよう

とても小さな体でつぶらな瞳をしたティーカッププードルは、そのかわいらしさで日に日に人気を集めています。そんな大切なティーカッププードルが病気にならずできるだけ長生きして、いつまでも一緒に暮らしていくことができるよう、これからも健康管理に気を配っていきましょう。

フェネックとは?値段や飼い方まで詳しく解説!

フェネックとは?値段や飼い方まで詳しく解説!

皆さんは、フェネックという動物をご存じでしょうか?犬や猫などのペットの代表格と比べると知名度では劣るかもしれませんが、見た目の可愛さから人気は高い動物でもあります。今回は、そんなフェネックがどんな動物なのか、ペットとして飼育可能かどうかなどを解説します。

 

砂漠のキツネ・フェネックとは

フェネックとは、哺乳綱食肉目イヌ科キツネ属に属しているキツネの仲間になります。正式な名前はフェネックギツネになっていますが、略してフェネックと呼ばれることの方が多いです。

生息地は主に砂漠で、群れを作って生息しています。 生息地故に「砂漠のキツネ」という異名で呼ばれることもあり、体長は30㎝から40㎝程度、小型の哺乳類や鳥類、果実など様々食べる雑食性です。キツネにも種類はいくつかありますが、その中でも最も小さいと目されているのが、フェネックなのです。

外見的な特徴として最も大きいのが、発達している大きな耳です。生息している砂漠において獲物を見つけるために発達したとされていて、広く生き残るのも困難な砂漠の中で小さな足音も逃さないように進化したと考えられています。

この耳はフェネック本人の体温調節機能も兼ね備えているようで、砂漠で生き抜くために大きな耳から体の熱を逃がしている模様です。総じて、耳の大きさが非常に特徴的な小柄のキツネと言えます。

フェネックの特徴

見た目の可愛さ、大きな耳という特徴、群れで集まっているところなど、様々な理由からフェネックの人気は高いものになっています。動物園などでも飼育されていますが、続いては具体的な特徴について探っていきましょう。

フェネックの性格

まず個体としての性格についてですが、基本的に非常に警戒心が強く神経質な性格をしています。犬や猫といったペットの代表格は、人間が飼育しやすいように品種改良がおこなわれています。

しかし、フェネックにはそうした改良が施された歴史はありません。 特にやせいで育ってきた個体にとっては、砂漠という生きにくい環境を生活圏としている事もあって天敵も多く、臆病でもあります。よって、素の状態では非常に人間に懐きにくくなっています。

このため、もしフェネックを飼育する場合には、時間をかけてその警戒心を解く努力が必要となっています。人の手で育てられている個体もありますが、それでも臆病な性格の個体も居れば人懐っこく好奇心旺盛な個体も居るなど様々です。

フェネックの大きさ

体長は、大人の個体で30㎝から40㎝程度となります。体重に関しては1キロ少々という事で小型犬程度の大きさとなりますが、やはり見た目で目を惹くのは何といっても大きな耳です。その長さは8㎝少々から15㎝ほどと、多くを占めている事が分かります。

体全体をふわふわの体毛に覆われており、一度「世界一可愛い動物」と言われるようになったこともあります。そこから世間での知名度や注目度も高まり、インスタグラムなどのSNSでも昨今は注目が集まっているほどの人気です。

フェネックの毛色

毛の色は、背中は赤色を帯びているクリーム色、そして腹側は白色を帯びたものになっています。これは、生息地域である砂漠において保護色の役割を果たすためであり、天敵が多いフェネックにとっては身を守る大切な色の組み合わせなのです。

しっぽの背側基部には黒い斑点が見られ、先端部分は完全な黒色をしています。顔に目を向けてみると、目の内側から唇辺りにかけて赤褐色の筋模様が入っているのが見られます。特徴的な耳の背側に縦方向の赤色の縞模様があり、白色で縁取られています。

フェネックの寿命

ペットとして飼育する場合に気になるのが、その動物の寿命です。フェネックの場合、野生の個体だと約10年程度が平均的な寿命となっています。ただ、自然では天敵であるジャッカルやハイエナ、大鷲などに餌食になることも珍しくないので、完全に寿命を迎えきることも難しいのです。

自然界においてフェネックは食物連鎖のピラミッドで言えば下位側に属しており、雑食性で哺乳類や鳥類を食べられるとはいっても、先に挙げた天敵のような鋭い牙や爪を併せ持っている訳ではありません。

飼育をする場合では、そういった天敵による餌食になる心配はありませんので、そのまま10年ほどの寿命となるか、長く生きると12年程度まで生きるとされます。

フェネックはペットとして飼育可能?

フェネックという動物がどんな個体なのか、どんな特徴を持っているのかなどについて解説してきました。ペットとしてあまり普及しているとはいいがたいフェネックですが、果たして人間が飼育する事は可能なのでしょうか?

フェネックはどこで購入できる?

まず結論から言えば、フェネックをペットとして飼育する事自体は可能です。ただ、性格は犬と猫を足して2で割ったもの、と言われているように臆病さや警戒心の強さが目立つので、飼う事は不可能ではありませんが懐いてもらいたいなら根気良く付き合っていく必要があります。

実際にフェネックを飼いたいとなった時には、国内にいるブリーダーや動物取扱業者を頼るか、または海外から輸入するといった方法を取ります。ただ、フェネックという動物自体繁殖させるのが難しく、国内で扱っているブリーダーなどもそう多くありません。

フェネックの値段

ペットショップに行けば犬や猫などは普通に見られますが、たいしてフェネックはほぼ見たことが無い筈です。先に述べた通り繁殖が難しい事、そして輸入するのも簡単ではない事から、ペットショップに並んだ時には100万円前後という値段が付きます。

こんな価格だと普通の人ではおいそれと手が出せないのが分かるでしょうが、非常人気が高いのは変わりなく予約して数か月間待たなければ入手できない、とされるほどにペットとして飼育したい需要は大きいのです。

フェネックのペットとしての飼い方

飼育の難易度としてもそこまで簡単ではなく、そもそも買うために入手するのも難しいフェネックですが、可愛いので需要はずっと高いままとなっています。最後に、そんなフェネックを飼育する際の飼い方をご紹介します。

フェネックを飼う際に用意するもの

  • ケージ
  • エサ皿
  • ヒーター
  • ペットシーツ
  • おもちゃ
実際にフェネックを飼育する際に必要な物としては、上記のアイテムたちが挙げられます。ヒーターは、砂漠で生きているフェネックにとってある程度までの寒さには耐えられるものの、気温が下がる冬場には快適な環境維持のために必要と言えます。

フェネックの餌

雑食性であるフェネックは、キツネ属に居る分犬と同じで色々と食べます。犬と同様のドッグフードをはじめとして、ニンジンやキャベツといった野菜類、リンゴやバナナなどの果物も食べられます。

ドッグフードでなくても、キャットフードをあげても問題はありません。ただ、ネギやニラ、ニンニクやチョコレートなどは逆に犬と同じく中毒になってしまいますので、与えないように注意してください。

フェネックの体のお手入れ

神経質な性格をしているフェネックにとって、あまり人間が手を加え過ぎても逆効果になってしまう可能性があります。よって、体の手入れに関しては動物用のブラッシング用ブラシを使って毛並みを整える程度にします。 換毛期となると、フェネックの柔らかく細い毛がそこら中に抜け落ちます。ブラッシングが好きな個体も居ますので、毎日のスキンシップに取り入れても良いかもしれません。

フェネックを飼う際の注意点

鳴き声は「ワンワン」「キキキキ」といったような甲高い声を発します。且つ夜行性ゆえに夜間に鳴くことが多いので、集合住宅などで飼育していると周りに迷惑になってしまう可能性があります。 フェネック自体の体臭はあまりきつくありませんが、雑食故か排せつは臭いがきついといわれています。ペットシートをまめに取り換えてあげたりといったような手助けは必要でしょう。

フェネックの病気

イヌ科の動物であるフェネックは、犬と同じ感染症に罹りやすくなっています。ただ、だからと言って犬用のワクチンを接種するのも、フェネックにとってはリスクのある事です。その為購入時からショップやブリーダーなどにアドバイスを受ける必要があるといえます。

換毛期などにはいつもと比べて目に見えて食欲が落ちる事はありますが、キツネにはよくある現象です。偏食を避けるため、日ごろから好みを把握しておけると良いでしょう。

フェネックはしっかり環境を整えて飼おう

飼育するレベルとしては、犬や猫と比べても簡単とは言えませんし、そもそも入手する事自体難しくなっています。それでも、可愛い動物の筆頭とも言えるほど有名ですから、飼育する際にはしっかり愛でてあげてください。