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猫に好かれる人になる方法とは?猫になつかれる人の特徴を解説!

猫に好かれる人になる方法とは?猫になつかれる人の特徴を解説!

猫に好かれる人になる方法をご存知ですか?この記事では、猫に好かれたい人向けに試して欲しい方法6つや、猫になつかれる人の特徴5つについて解説しています。また猫が心を許した相手に見せる行動やサインについてもふれているのでぜひ参考にしてみてください。

猫になつかれる人の特徴5つ

まず始めに、猫になつかれる人の特徴について紹介します。ここでは、動作がゆっくりであったり、声が高い人、強いニオイがしない、かまわないで放置する、餌やおやつを与えてくれる人などといった特徴について説明しているのでぜひ参考にしてみてください。

猫になつかれる人①動作がゆっくりな人

猫は、動作がゆっくりな人を好む傾向にあります。これは、猫は動物の中でも警戒心が強い性格をしていて、早く動くものや大きい音を立てるものが非常に苦手です。そのため、猫に近づく際に大きな音を立てずに、ゆっくり近づくことをおすすめします。

猫になつかれる人②声が高い人

猫は、高い声を持つ人も好む傾向があります。ある博物学者は、「低い声は、うなってように聞こえる」「高い声は、喜んでいるように聞こえる」という「音程の法則」を提唱しています。 これにより、高い声は猫に好まれるのです。ただし、高い声であっても、大きい声を出してしまうと警戒されるので注意しましょう。ポイントは、落ち着いたトーンで、高めの声で猫に話しかけることです。

猫になつかれる人③強いニオイがしない人

猫は、強いニオイがしない人を好む傾向にあります。強いニオイの例は香水ですが、他にも柑橘系のニオイは、猫が苦手だとされています。猫は、犬ほどではありませんが、人間よりも鼻が敏感でよくききます。 そのため、猫になつかれたいと思っているのであれば、香水などの強いニオイや、柑橘系の香りをするものを身につけるのは避けた方が良いでしょう。

猫になつかれる人④放置してくれる人

猫のことを放置してくれる人は、なつかれることがあります。猫にかまわないことは、一見すると、猫から避けられると思われがちですが、実は違います。 猫は、基本的に一人で行動することを好む習性があるので、かまわれすぎると嫌われてしまう可能性があります。気分屋な性格をしている猫も多いので、無視に近い態度を続けていくと、自然と猫から寄ってくることも多いようです。 猫にたくさん毎日スキンシップをとってかまっているのにも関わらず、あまりなつかないのは、かまいすぎが原因かもしれません。猫の様子を見つつ、少し距離をとってみるのを試してみてください。

猫になつかれる人⑤餌・おやつをくれる人

猫は、餌やおやつをくれる人によくなつきます。一緒に暮らしている家族の中で、決まった時間に餌やおやつをあげているとその人になついていることがありませんか?猫は、お腹が減ると餌やおやつを与えてくれる人のところへ自然と寄ってきて、甘えた声で要求します。 餌やおやつを与えてくれる人を猫ははっきりと認識しています。もともと、餌をあげるのは親猫の役割であることから、親のように自分のことを大事にしてくれていると感じているのかもしれません。

猫に好かれる人になる方法6つ

続いて、猫に好かれる人になる方法について解説します。ここでは、猫に対して一気に距離を縮めないようにすることや、視線を合わせない、嫌がるときはしつこくかまわない、猫が喜ぶスキンシップを見つける、おもちゃで遊ぶ、一緒の時間を増やすことなどについてふれています。

猫に好かれる人になる①一気に距離を縮めようとしない

猫に好かれるには、一気に距離を縮めないようにしましょう。必要以上に近づいていくと、猫は警戒心を持ったり不快に感じることがあります。猫にも人間と同じようにパーソナルスペースが存在します。 もし初めて会う猫と仲良くなりたいのであれば、2メートル以上離れたところからまず様子を見てみましょう。この距離は、猫の逃走距離と同じであるため、この範囲内で「自分はあなたにとって危険ではありません、安全です」というアピールをしてみるのがおすすめです。 急接近すると、引っ掻かれたり攻撃される恐れがあるので注意しましょう。少しずつ距離を縮めていくことがポイントです。

猫に好かれる人になる②視線を合わせない

猫に好かれるには、視線を合わせないことも大切です。猫を見ると、しゃがんで目線を合わせようとしたり、思わずさわりたくなったり、かわいいと大声で言いたくなるかもしれませんが、全てNGです。猫からすると、視線を合わせる行為は、喧嘩を申し込んでいる状況と同じになるのです。 このことを知っていれば、「あなたに私は興味がありません」という態度で視線を全く合わせなければ、敵としてみなされず、自然と寄ってくるでしょう。もし、猫のどこの部分を見たらよいかわからない場合は、体や足もとを見てみると良いです。

猫に好かれる人になる③嫌がる時はしつこくしない

猫に好かれるためには、嫌がるときはしつこくかまわないことです。猫は気分屋な性格をしていることが多いので、人間と接触したり遊ぶのを嫌がる兆候を見せるときがあります。 例えば、猫がシャという声を出したり、耳を平らにする、しっぽをぴくぴくさせる、音を立てて何かを噛むなどです。これらの態度や様子が見られたときは、猫が一人でいたいときなので、嫌がるときはしつこくかまわずに、距離を置きましょう。 猫も人間と同じように、自分のことを尊重してくれる相手を好みます。嫌がるときはそっとしてあげることで、猫との信頼関係も築いていけるかもしれません。

猫に好かれる人になる④猫が喜ぶスキンシップを見つける

猫に好かれるためには、喜ばれるスキンシップを見つけてみましょう。猫が示してくれる愛情表現は個々により違います。自分からすり寄っていく猫もいれば、触られることが好きではない猫もいます。 しかし、個々の性格を全然知らずに、早く仲良くなりたいという一心で、猫について回ったり、無理やり抱っこをしようとすると、嫌われてもう近寄ってきてくれない可能性もあります。 抱っこやなでるなどのスキンシップを色々試してみて、それぞれの猫に合うスキンシップを続けてやっていくと、自然と仲良くなれるでしょう。

猫に好かれる人になる⑤おもちゃでたくさん遊ぶ

猫に好かれるためには、おもちゃでたくさん遊ぶようにしましょう。猫のおもちゃとして代表的なものが「猫じゃらし」や「小さなボール」があります。それらを使い適度に遊んでいくと、自然と猫との信頼関係ができ、好かれるでしょう。 おもちゃは、猫に対して小刻みに揺らしたり、動かすのが効果的だと言われています。そうすることで、猫の本能を刺激することができ、猫自身も楽しめるでしょう。 また、おもちゃは、若い猫ほど好む傾向があり、おとなしい猫は猫じゃらしやボールではなく、箱や袋がおすすめです。動くものよりも、小さな空間で遊ぶと落ち着く猫もいるのでぜひ試してみてください。

猫に好かれる人になる⑥一緒にいる時間を増やす

猫に好かれるためには、一緒にいる時間を増やしてみましょう。猫に限らず、同じ時間を一緒の空間で過ごすことは、距離を縮め仲良くなれる方法の1つです。 この方法は、猫がなついてくるというよりも、猫自身が「私と一緒にいるのが当たり前」と感じるようになるためです。そうすることで、自然と信頼関係が築けるだけでなく、猫からすり寄ってきてなついたりするかもしれません。

猫が心を許した相手に見せる行動はある?

それでは最後に、猫が心を許した相手に見せる行動について解説していきます。ここでは、ペロペロ舐めまくる、スリスリしてくる、お尻を向けて寝るなどのサインについてふれているので参考にしてみてください。

ペロペロ舐めてくる

猫がペロペロ舐めてくるときは、心を許しているサインです。人間の指だけでなく、髪の毛や顔を舐めることがあります。 これは猫同士でも同じことで、体を舐めあったり毛づくろいをしていると心を許しているという行動になります。このような行動をすると、猫も家族の一員であると感じているので、優しくなでるなどしてかまってあげると良いでしょう。

スリスリしてくる

猫がスリスリしてくると、心を許しているサインです。スリスリするという行動は、あいさつやマーキングなどの意味がありますが、心を開いた相手に対しては「もっと遊んで」や「ごはんちょうだい」などの甘えたサインになります。自分からスリスリしてきた場合は、距離を縮めてスキンシップをとると良いでしょう。

お尻を向けて寝る

猫あお尻を向けて寝るときは、心を許している証拠です。猫は、よく寝る動物としても有名で、中でもお尻を向けて寝るという行為は、その相手に対して安心感を持っているというサインになります。 一見するとそっぽを向かれているような態度ですが、後ろ姿を見せるということは、警戒していないつまり心を許しているという意味になるのです。

猫の気持ちに寄り添うことが大事!

いかがでしたか?今回は、猫に好かれる人になる方法や、なつかれる人の特徴について解説しました。猫に好かれるためには、猫の習性を理解してスキンシップをとることが大事です。ぜひ猫の気持ちに寄り添って一緒に楽しい時間を過ごしてみてください。

猫が嫌いな匂いはどんな匂い?猫避けやしつけに上手な使い方もご紹介!

猫が嫌いな匂いはどんな匂い?猫避けやしつけに上手な使い方もご紹介!

猫は非常に嗅覚に優れた動物です。猫を飼っている方であれば、テーブルの上にあった魚や肉をいたずらされた経験があるでしょう。では、猫が嫌いな匂いとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、猫が苦手とする匂い、またそれを逆手にとった上手な使い方をご紹介します。猫が嫌う匂いの中には猫にとって危険なものもあるので、しっかり把握しておきましょう。

猫の臭覚

猫にも視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感があり、その中でいちばん優れている機能が嗅覚です。犬と比べると劣ってしまいますが、それでも人間の20~30万(犬は100万倍以上)あると言われており、人間が気付くことのできない微かな匂いも察知します。 ご飯を目の前にして、クンクンと匂いを嗅ぐ猫の姿を見たことはありませんか?これは味覚よりも嗅覚の方が発達しているからで、口に入れる前に腐敗していないか、安全なものなのか確認しているのです。 元々野生だった猫は嗅覚を頼りに周囲の状況を把握し、危険から身を守ってきました。そうした行動が習性として今も残っています。

注意も必要な猫が嫌いな匂いとは

人の20~30万倍の嗅覚を持っている猫に苦手な匂いはあるのでしょうか。実は猫には嫌いな匂いがいくつかあります。嫌がる匂いを知っておくことで、猫から好かれる対策もできるでしょう。 「猫に好かれる人=猫が嫌がる匂いがしない人」です。猫カフェに行く時に対策を行うことで、猫達も警戒せず近寄り、思いっきり触れ合うことができます。猫が苦手とする代表的な匂いは以下の6つです。中には猫とって注意が必要なものもあるので、猫の健康の為にもしっかりチェックしておきましょう。

猫が嫌いな匂い①柑橘系

猫はレモンやミカン、グレープフルーツなど柑橘系の酸っぱい匂いを好みません。はっきりとした理由は分かっていませんが、「酸っぱい匂い=腐敗臭、有毒」と判断しているとも言われています。実際に市販されている「猫よけスプレー」も、柑橘系の匂いが使われていることが多いです。 柑橘類の皮に含まれているリモネンというは、猫が口すると中毒を起こしてしまう危険な物質です。毛に付いても、毛づくろいで口に入ってしまうので、猫を飼われている方は十分に注意してください。

猫が嫌いな匂い②メントール系

ミントやハッカなど、スースーするメントール系の匂いも苦手です。刺激が強く、酸っぱい匂いに近いからでしょう。暮らしの中で身近なメントール系は、薬用リップや湿布、歯磨き粉、制汗スプレー、汗拭きシートなどが挙げられます。しかしこれは個体差があり、中には好む猫もいるようです。

猫が嫌いな匂い③香辛料

猫は香辛料の刺激の強い匂いを「嫌い」「危険」と感じます。嫌いだけなら良いのですが、誤って口にしてしまうと、内臓を強く刺激して、嘔吐や胃腸障害を起こす原因となるので注意が必要です。 唐辛子やコショウなどのスパイスは様々な食べ物に入っているので、必ず原材料を確認し、猫が触れない場所に置いておきましょう。特に香辛料が多く含まれるカレーには要注意です。

猫が嫌いな匂い④アロマ・ハーブ

猫の消臭のために、アロマやハーブを使っている方もいるかもしれません。しかし、人間にとっては癒やしになる香りではも、猫にとっては不快です。嫌いだけならまだ良いのですが、猫にとって食べることはもちろん、匂いを嗅ぐだけでも肝臓や腎臓の組織を破壊してしまうことがあります。 すべてのハーブが害を及ぼすわけではありませんが、判断できないのなら置かない方が無難です。アロマオイルには様々なハープが凝縮されています。猫がいるご家庭でアロマオイルを入れての加湿は絶対にやめましょう。

猫が嫌いな匂い⑤タバコ

人間でもタバコの匂いを嫌い方が多いですが、猫も苦手です。今日本でも受動喫煙を防止するために、飲食店での禁煙や分煙対策がなされていますが、受動喫煙は人間と同様に猫にも危険を及ぼします。 嗅覚が優れている猫にとって、その影響は人間の5~6倍にもなるそうです。猫を飼っている方は、同じ空間でタバコを吸わないようにしましょう。

猫が嫌いな匂い⑥男性の汗

猫に限らず、哺乳類全般が男性の汗の匂いに強いストレスを感じるようです。オスの匂いは縄張りの侵入や攻撃性などを連想させるため、動物に生まれつき備わっている本能と言われています。何故か愛猫が寄ってこないと感じたら、お風呂に入って清潔にしてから触れ合ってみてください。

猫が好きな匂いは?

代表的な猫の嫌いな匂いをご紹介しましたが、逆に猫の好きな匂いは何なのでしょうか。以下に多くの猫が好む3つの匂いをご紹介します。これらの匂いを嗅ぐと、気持ち良くて喉をゴロゴロ鳴らしたらり、好き過ぎて興奮し過ぎたりと、愛猫の可愛らしい姿が見られるでしょう。

猫が好きな匂い①マタタビ

猫が好きな匂いで真っ先に思い浮かぶのが「マタタビ」ではないでしょうか。猫はマタタビの匂いを嗅ぐととても心地よい気持ちになれるそうです。猫がマタタビに興奮するのは、マタタビラクトンやアクチニジンなどの成分により脳の中枢神経が刺激され、酩酊するような効果が得られるからです。 マタタビを与えられた猫は、床に転げまわって全身で喜びを表現するでしょう。与えすぎると依存性があるのでは?と心配する飼い主さんもいますが、一時的なものなので依存性はないと考えられています。マタタビは猫が喜ぶだけでなく、ストレス発散や食欲促進、老化防止など、様々な効果が得られます。

猫が好きな匂い②キャットニップ

引用:楽天市場 キャットニップはシソ科イヌハッカ属の植物でハーブの一種、ネコ科の動物に恍惚感を与えるハーブです。「え?猫ってハッカの匂いは苦手なのでは?」と思う方もいるかもしれません。 キャットニップは猫を寄せ付けて興奮させるネペタラクトンという成分を含んでいる植物で、ハッカ系の匂いはするものの、そこまでキツくなく「キャットニップは好き」という猫は多いです。 日本では「マタタビ」が定番ですが、欧米ではキャットニップが一般的。日本において有名な「マタタビ」にちなんで、「西洋のマタタビ」と呼ばれることもあります。キャットニップは猫が食べても安心ですが、最初は葉っぱ1枚程度から始め、様子を見ながら与えましょう。

猫が好きな匂い③魚類

これは誰もが知っている通り、猫は魚類の匂いが大好きです。鰹節や焼き魚、ツナなど、例えこれまで食べてこなかったとしても、既に本能に埋め込まれてるので、魚類の匂いを嗅ぐと興奮して喜びます。 猫が台所にいなくても、魚を焼いたりすれば匂いに反応して駆け寄ってくるでしょう。もちろん匂いだけでなく味も大好きで、キャットフードには様々な魚系のフードがラインナップされています。 猫に魚を与えるなら、青魚は避けた方が無難です。青魚には健康に良いとされるDHAやEPAが多く含まれていますが、不飽和脂肪酸も沢山含まれており、ビタミンE不足の時に食べることで体内の脂肪を酸化させてしまうのです。すると下腹部が膨らむ「黄色脂肪症」という病気を発症することがあります。 この病気になると胸や腹の皮下脂肪が炎症を起こし、本来白いはずの脂肪が黄色く変色します。毎日でなければ問題ないとされていますが、あえて青魚を与える必要はありません。元気がない、食欲かない、皮膚の下にしこりある、お腹を触られるのを嫌がる、そんな様子が見られたら病院を受診しましょう。

猫が嫌いな匂いを役立たせる方法

猫が快適に暮らせるよう、嫌いな匂いを排除してあげることが大切です。しかし、それを上手に活用して暮らしに役立てる方法もあります。猫が嫌がる匂いを利用して、猫の行動をコントロールしましょう!

しつけに利用する方法

猫は犬のように「しつけ」が通用しません。怒っても猫には伝わらず、飼い主さんへの信頼を損ねてしまうだけです。そんな時、猫の嫌いな匂いを「しつけ」として利用することができます。 猫は嫌いな匂いが漂う場所には近づきません。テーブルの上や爪を研いでほしくない家具、噛むと危険な電気コードなど、猫にいだずらされたくない場所に嫌な匂いを付けることで、未然に防止することができます。市販でも売られている「しつけスプレー」と同じ使い方です。 ただし、先に触れてるように猫にとって危険なものもあるので、しつけに利用する際は十分に注意して、猫に害がないものにしてください。

野良猫の忌避剤に利用する方法

野良猫が敷地内に入ってきて困っているという方は、猫の忌避剤として利用できます。野良猫が入ってくるのは、そこが安心で安全な場所と認識しているからです。 猫が嫌いな匂いを付けておけば、嫌な場所と認識して自ら遠ざかってくれます。侵入口に柑橘系のスプレーをまいたり、ハーブなどの香りの強い植物を植えるのもおすすめです。忌避剤として利用する場合でも、猫に有害なものは避けましょう。あくまでも撃退ではなく、忌避目的で活用してください。

猫の嫌いな匂いを把握してしつけや侵入対策に活用しよう

人間が良い匂いと感じても、猫にとっては嫌いで不快な匂いがあります。それを逆手に取って、愛猫のしつけや野良猫の侵入対策に役立てましょう。もちろん愛猫のために、嫌な匂いを排除してあげることも大切です。猫の嫌な匂いを把握して、時と場合によって上手に使い分けましょう。

ラグドールを徹底解説!性格や特徴をご紹介!

ラグドールを徹底解説!性格や特徴をご紹介!

温厚で人懐っこい性格と言われている猫のラグドールをご存知ですか?この記事では、ラグドールが誕生した歴史から特徴、そして、罹りやすい病気などをご紹介しています。ラグドールに興味のある方はぜひご覧ください。ラグドールの魅力を知ることができます。

ラグドールとは

猫の種類認定団体によって公認されたものだけで約50~60種類、認定されていない種類も含めると100種類以上存在すると言われており、猫の種類は様々です。そんな猫の種類の中から、今回はラグラドールと呼ばれる猫をご紹介します。まずはラグラドールの誕生から見ていきましょう。

ラグドールの歴史

アメリカのカリフォルニア州に住んでいた「アン・ベーカー」が野良猫を助けたのがラグドールの起源と言われています。犬のブリーダーをしていたアン・ベーカーでしたが、助けた野良猫のに一目惚れをしました。 その猫の特徴は全身クリーム色で、顔や耳、足や尻尾の一部分に濃い黄色が差し色として入っており、長い毛を持った猫でした。猫の性格は温厚でとても可愛がっていましたが、猫は死んでしまいます。 そしてアン・ベーカーは同じような猫の品種を開発したいと考え、真っ白な被毛を持つメスのペルシャとバーマンを交配させました。そして、2匹の間に産まれた子猫をバーミーズと交配させてることで、誕生した猫がラグドールです。

ラグドールの特徴

ではラグドールはどのような特徴を持った猫なのでしょうか。ここからはラグドールの特徴を5項目に分けてご紹介していきます。

特徴①おだやかな性格

ラグドールの多くは温厚で落ち着いた性格の持ち主です。怒ることはあまりなく、人に抱っこされることには抵抗がありません。むしろ抱っこを好む子もが多くいます。そのことからぬいぐるみという意味を持つラグドールという名前がつきました。 抱っこしてくれる相手が知らない人でも身を任せてしまうほど、おだやかでマイペースな性格で、激しい遊びは好みません。頭が非常に良いのでしつけは比較的行いやすいく、猫をお迎えしたい初心者の方にはぴったりの猫ちゃんです。

特徴②大型の猫

引用:COO&RIKU

アジアキャットクラブのスタンダードブックによれば「やや大型の体躯は多少長めのボディで、骨格頑健、骨量豊富、極端に大きな体重を持つ。首は太く、頑強で重厚感を持つ体躯に良く調和している。胸深・胸幅は共に豊かで、肩幅と腰幅は同じ広さを持つ。筋腱良く発達し、特に腰部、後躯に大きな重量を持つ」と記載があります。 このことから大型の猫ということがわかります。大人になった時には男の子で6~9kg、女の子で4.5~6kgとなります。猫の中では比較的大きめです。中にはさらに大きく、10kg程度になる子もいるようです。

特徴③毛色の種類

ラグドールは生まれた時は全体的に白いですが、成長とともに毛の色も変化していきます。 主な毛色
  • シール(こげ茶)
  • チョコレート
  • ブルー
  • ライラック
主にポイントカラーとなる部分
  • 四肢の先端
  • しっぽのみ濃い毛色が出る
主なポインテッドのバイカラー
  • 白×有色でソリッド
  • スモーク
  • リンクス
  • パーティカラー
他にも足の先や鼻や顎に白色が入っているというのがポイントとしてあげられます。

特徴④抜け毛は少ない

全体的にはなめらかで柔らかく、美しい毛質が特徴的ですが、毛が長い割には絡まってしまうといった問題は少ないようで、お手入れは楽に行えます。被毛ですがセミロングでダブルコートです。 体に沿うように毛が生えているので他の毛長種に比べ、抜け毛も少ないです。換毛期と呼ばれる、毛が生え変わる時期のみ大量に毛が抜けるので、換毛期はまめにブラッシングをしてあげましょう。

特徴⑤寿命

平均的な寿命は13~14歳と言われています。猫の寿命自体が14歳なので平均と言えるでしょう。ラグドールは外飼いには向いていなく、完全に室内飼いを推奨されている品種です。室内飼い猫の平均寿命は外飼いの猫よりも2.5年長いとも言われているので、より長く一緒に過ごせるでしょう。

ラグドールを迎えるには?

ここからはラグドールをお迎えするにあたり、どのような方法でお迎えをするのか?また、ラグドールはどの程度の金額が必要となるのかについてご紹介していきます。

ラグドールの迎え方

ラグドールはペットショップまたはブリーダーからお迎えすることでできます。温厚な性格や特徴的な毛質を持つラグドールは非常に人気のある品種なので、近所のペットショップでも見つけることができるでしょう。 ブリーダーからのお迎えを考えている場合は、親猫や兄弟猫も見ることができます。ブリーダーは生まれた時から育てていること、また、専門的な知識もあるので安心してお迎えできるでしょう。お迎え後にご飯のことや日々の飼育などで困ったときに気軽に相談できるのもメリットです。

ラグドールの価格相場

お迎えする際の価格相場ですが、平均的には約26万3,262円となっています。性別で見ると女の子は約26万7,324 円で男の子だと約25万7,056 円程度です。女の子の方が少し高いですが、金額的にはメスもオスもあまり変わりはません。

ラグドールの飼い方

続いてはラグドールをお迎えした後の飼い方についてです。飼育するための環境や、病気の原因にならないように行う、お手入れの方法、また、どのような食事を与えれば良いのかをご紹介します。

飼育環境

まず初めに飼育環境ですが、上記でもご説明したように室内飼育を推奨されています。また、体重は男の子で6~9kg、女の子で4.5~6kg、大きくて10kgほどになる子もいる、比較的体の大きい子に成長するので部屋は多少広い方が良いでしょう。 猫は基本的に薄明薄暮性の動物です。日中は寝ていることがほとんどとなるので、ゆっくりと眠れるスペースを作ってあげてください。 また、飼い主が出かける時には部屋の扉は閉じて出かけるようにしてください。他の部屋に行き、物を誤飲してしまうなどの事故につながることは避けましょう。

お手入れ

引用:amazon

ラグドールはなめらかで柔らかい毛質ですが毛は長いという特徴を持っているので、ブラッシングやコーミングはこまめに行いましょう。時間がある時には毎日、忙しくなかなか時間が取れなくても週に2~3回は毛のお手入れをしてあげましょう。

食事

日々、健康に暮らしてもらうためにも食事はとても大切です。年齢や健康状態にあった食事を与えてください。また、ラグドールはあまり活発には動かない特性がありますが、それは運動不足にも繋がる部分です。 あまり動かず日々のんびり生活しながら、食事はしっかりと摂っていると肥満になってしまいます。よく遊ぶ幼少期は問題ありませんが、大人になるにつれて運動をすることが減り出したら、高カロリーな食事からミネラルが豊富でバランスの良い食事へと切り替えていきましょう。

ラグドールの注意したい病気

ペットをお迎えする上でどうしても直面してしまうのが病気です。以下にラグドールが罹りやすい病気を3つまとめました。どのような病気に罹りやすいのかを先に知っておけば、気になる変化にもすぐに気がつく事ができ、病気を予防できる場合もあります。

肥大型心筋症

ラグドールが罹りやすい病気の1つ目、肥大型心筋症とは心筋が分厚くなってしまう心臓の病気です。猫ちゃんそれぞれに症状は違いますが、今までよりも疲れやすくなってきたと感じる時、呼吸が苦しそうに見え、息が早くなっていると感じたら肥大型心筋症を疑ってみてください。 病気の症状は薬を服用することで進行を遅せることができますので、最近少し気になると感じた場合には病院で診察してもらいましょう。

尿結石

2つ目は尿結成です。尿結成は尿管、膀胱、尿道などの部分に石や砂ができてしまう病気です。頻繁にトイレに行くようになった気がするけれど、オシッコの量が少ない場合や血尿が出ている場合は尿結成を疑ってください。 排尿時に痛がっていたり、症状が悪化すると食欲が減り、オシッコも出なくなります。症状が軽い場合は薬で石を溶かす処置で済みますが、症状が悪化していると最悪、手術をしなければなりません。 普段からあまり水を飲まない子、ビタミンが不足している子、抵抗力の低い子が罹りやすいと言われているのでこの点に注意してください。

毛球症

最後は毛球症です。毛球症はラグドールのように毛が長い猫ちゃんが罹りやすいとされています。自分でグルーミングをしているときに一緒に毛を飲み込んでしまい、胃の中で毛が詰まってしまう病気です。 少量の毛なら排泄物と一緒に出てきてくれますが、長い毛を大量に飲み込んでしまうと毛球症になってしまう可能性が高くなります。なのでこまめなブラッシングやコーミングが大切になります。 食欲がなくなったと感じた時、便秘、嘔吐といった症状がある場合には毛球症を疑いましょう。症状が軽いのであれば市販薬の毛玉除去剤で問題は解決できますが、症状がひどい場合は切開手術になってしまう事もあります。

可愛くて飼育もしやすいラグドールを家族に迎えよう

引用:ペット保険比較のピクシーの記事ではラグドールの特徴から、お迎えする時に必要な情報などをご紹介しました。温厚で人懐っこい性格のラグドールを家族に迎え入れてみてはいかがでしょうか。

ターキッシュアンゴラを徹底解説!性格や特徴をご紹介!

ターキッシュアンゴラを徹底解説!性格や特徴をご紹介!

オッドアイもいるターキッシュアンゴラは、その見た目の品の良さや美しさから非常に人気の高い猫種となります。美しいターキッシュアンゴラは、どのような性格で特徴を持つのでしょうか?


今回は、オッドアイもいるターキッシュアンゴラの性格や特徴・気を付けたい病気について紹介します。また、実際に購入を検討している方も参考になる飼育方法なども記載しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ターキッシュアンゴラとは

初めに、ターキッシュアンゴラの歴史について紹介します。こちらの項目では、ターキッシュアンゴラのルーツやこれまでの歴史を詳しく深堀しているので、チェックしてみて下さい。

トルコで誕生した猫

ターキッシュアンゴラは、トルコの山岳地帯で1600年代頃に自然発生した品種です。トルコ原産の猫は泳ぎが得意な猫 ターキッシュバンやヴァン猫と品の良い見た目が特徴なのですが、中でもターキッシュアンゴラはその毛並みや見た目の美しさから「トルコの生きる国宝」とまで呼ばれています。 また、17世紀トルコでは白くて長い毛を持つ最初の猫と考えられていたようです。正式には1600年頃に自然発生したと記録されているのですが、実際は1400年頃にはすでに存在していたのではないかとも言われています。 歴史が長く美しい猫なので、中世のフランスではルイ15世・ルイ16世・マリーアントワネットの貴族たちにも愛されていました。

絶滅の危機に瀕したことも

世界最古の猫 ペルシャ猫よりも本当は先に存在していたのではないかと言われるターキッシュアンゴラは、1600年頃すでに白く美しい毛並みで品の良さを持っており、1954年頃になるとアメリカでも人気が高くなりました。 しかし、1960年頃になると愛嬌のある見た目のペルシャ猫の方が人気が高くなったため、ヨーロッパ・アメリカでターキッシュアンゴラは絶滅の危機に陥ったのです。 ここで原作国のトルコは絶滅の危機を何とか阻止するため、純血同士の交配を続け、オッドアイでホワイト単色の被毛のみをターキッシュアンゴラと呼ぶことにします。このトルコの保護活動により、アメリカやヨーロッパでも純血を慎重に扱われるようになりました。

ターキッシュアンゴラの特徴

続いて、ターキッシュアンゴラの性格や毛色などの見た目の特徴を紹介します。かつては、マリーアントワネットも愛したターキッシュアンゴラの、性格や毛色、体型、寿命について見てみましょう。

特徴①神経質で繊細だが人懐っこい性格

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

ターキッシュアンゴラは、その気品のある見た目通り、繊細で神経質とお嬢様気質です。その為、誰にでも懐くということはないのですが、気に入った飼い主にはとことん気を許すツンデレな性格をしています。飼い主には忠実な猫なので、自分だけに懐く特別感がさらに愛情を沸きたててくれるでしょう。

特徴②毛色はいろいろ

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

トルコでは純血のターキッシュアンゴラは、オッドアイで白い毛色という定義があるようですが、実際は白だけではなくポイント・ラベンダー・チョコカラー以外全ての毛色があるようです。白の毛並みのイメージが強いため、意外かもしれませんが、白黒や灰色のターキッシュアンゴラも存在します。

特徴③比較的抜け毛は少ない

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

抜け毛が凄い猫は、部屋も毛まみれになりますし、抱っこすると服にも大量の毛が付いてしまいます。長髪タイプもいるターキッシュアンゴラですが、オーバーコートがほとんどで、アンダーコートは少ないため、毛が絡みにくく毛玉になりやすい訳ではありません。 その為、多少の抜け毛はあるでしょうが、他の長髪タイプの猫と比べると、抜け毛が少ないタイプと言えるでしょう。

特徴④オッドアイの個体もいる

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

ターキッシュアインゴラと言えば、イメージが強いのは白い毛並みにブルーの目でしょう。しかし、毛並みだけではなく目の色も様々で、ブルー・アンバー・グリーンゴールド・グリーン・オッドアイの個体もいるのです。 オッドアイの猫は美しい見た目から人気が高いのですが、目の疾患を持っていたり、罹りやすいため注意が必要です。

特徴⑤体型はバレリーナ体型

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

山岳地帯出身のターキッシュアンゴラは、中型の猫で細身のオーバル型をしています。よく動くため、筋肉質で手足や胴も長いです。 さらに、尻尾も細くて長いため、「バレリーナ体型」とも呼ばれており、スタイリッシュな猫が好みの方には打ってつけです。また、成猫になると雄は約3~5㎏、雌は2.5㎏~4㎏が平均で、体高は25㎝~40㎝ほどまで成長します。

特徴⑥平均寿命

引用:日本ペット少額短期保険株式会社

ターキッシュアンゴラは、平均体重もそこまで重くないですし、細身なので飛び降りた際など怪我に会うことは少ないです。 しかし、平均寿命は、11年~14年とやや短命であることが分かっています。飼育の仕方を工夫したり、少しの体調の変化も見落とさなければ、もっと長生きさせることは可能でしょう。

ターキッシュアンゴラを迎えるには

引用:ねこのきもち WEB MAGAZINE

続いて、ターキッシュアンゴラの迎え方や相場の値段を紹介します。トルコ原産の長い歴史を持つターキッシュアンゴラは、どのような価格でどこで販売されているのでしょう。

ターキッシュアンゴラの迎え方

トルコ原産のターキッシュアンゴラは、日本のペットショップではあまり見かけない猫種です。大型のペットショップだと、希望の猫種を仕入れてもらうことができるかもしれませんが、1番はブリーダーから購入する方法でしょう。 ターキッシュアンゴラを扱うブリーダーを見つけることができれば、ペットショップよりも安く購入できます。また、自ら輸入する方法もありますが、手続きや費用を考えると現実的ではありません。

ターキッシュアンゴラの値段相場

引用:日本ペット少額短期保険株式会社

ターキッシュアンゴラは、日本では珍しい猫種なので、費用相場は20万~50万円ほどです。購入先でも費用が変動するのですが、猫の成長段階でも費用が異なり、子猫の場合だと20万~30万円、成猫だと10万~20万円が相場と言われています。 さらに、TICA・CFAなどの団体に血統書が認められていたり、ショーなどにも出場できるレベルの猫だと、もっと高額で販売されています。

ターキッシュアンゴラの飼い方

引用:日本ペット少額短期保険株式会社

続いて、ターキッシュアンゴラの詳しい飼い方を紹介します。ターキッシュアンゴラは、品の良い見た目で落ち着いているように見えますが、山岳地帯出身ということで活発な猫なのです。

しっかり運動のできる環境

ターキッシュアンゴラは、スタイリッシュな見た目からも想像できる通り、活発な性格をしているため、広い部屋で飼育する猫です。適度な運動をさせないとストレスを溜めてしまいますし、疾患にもかかりやすくなります。部屋の広さには限度があるため、大き目のキャットタワーを置くのも一つの手でしょう。

こまめにお手入れ

アンダーコートが少ない分、毛が絡まりづらく抜け毛も比較的少ないと言われるターキッシュアンゴラですが、こまめなブラッシングをしてあげましょう。週に1度、コーミングやブラッシングをするだけで十分だと言われているため、手入れが簡単な猫種です。 また、爪や歯・耳・目のケアも大切です。耳や目・歯も週1の頻度でケアしてあげることで、愛猫の健康寿命を延ばすことができます。爪は爪とぎを置いておくことも大切ですが、しっかり研げているのかチェックしてあげて下さい。

年齢や目的に応じたフード

スタイリッシュなターキッシュアンゴラですが、食欲旺盛なので食べるだけ与えてしまうと、いつの間にか肥満になっていることも珍しくありません。 活発な猫なので、肥満になると思うように動けなくなりますし、怪我のリスクも高まります。また、糖尿病にも罹りやすくなってしまうので、主食は総合栄養食のキャットフードを上げて、体調を最適に管理しましょう。

ターキッシュアンゴラ注意したい病気

引用:日本ペット少額短期保険株式会社

続いて、ターキッシュアンゴラが気を付けるべき病気について紹介します。猫の品種によって罹りやすい病気が違うので、ターキッシュアンゴラの飼育を検討の方は、ぜひこちらの項目に目を通してください。

運動型栄養失調

引用:petpedia

運動型栄養失調は、原因不明と言われており、一度でもかかってしまうと治すことができません。親からの遺伝で発症することが判明しているので、購入前に親が運動型栄養失調ではなかったか確認しておくことも大切となります。

肥大型心筋症

引用:petpedia

純血のターキッシュアンゴラだと、肥大型心筋症になることもあります。遺伝からの疾患であれば2~3歳頃に発症しますが、遺伝に関係ないのであれば中高齢以上でも発症する可能性があるのです。運動好きなのに寝てばかりいた時は、肥大型心筋症を疑い迅速に病院へ連れていきましょう。

ターキッシュアンゴラは美しく魅力的な猫

引用:日本ペット少額短期保険株式会社

今回は、ターキッシュアンゴラの性格の特徴や飼育方法・罹りやすい病気について紹介しました。ターキッシュアンゴラはトルコ原産の猫で、マリーアントワネットなどの有名な貴族からも愛された猫です。性格はやや難しい一面もありますが、一度心を開いた相手にはずっと寝付く可愛らしい一面もあります。

猫吸いに注意!危険な感染症やストレスなど注意点を解説!

猫吸いに注意!危険な感染症やストレスなど注意点を解説!

「猫吸い」という言葉をご存知ですか?歌手の坂本美雨さんが行ったことでインターネット上で話題になり、猫愛好家が次々と取り入れています。この記事では、「猫吸い」とはどのようなものなのか、また注意するポイントやしたくなる理由についてまとめているのでぜひ参考にしてください。

猫吸いって何?

まず初めに、「猫吸い」とは何かを解説します。簡単に言えば"猫を扱うこと"なのですが、ここでは少し具体的に「猫吸い」のやり方や、言葉の由来について見ていきましょう。

猫の体に顔をうずめて息を吸うこと

猫吸いとは、その名の通り「猫を吸うこと」です。インターネット上でも一時期話題になり、猫が好きな人や家で飼っている人はやってみたことがあるのではないでしょうか。猫吸いのやり方は、まず猫を向かい合わせに抱っこした後、猫の胸やお腹に顔をうずめて息を吸います。 吸い方は人によって異なりますが、猫の毛を口をぱくっと軽く噛んだり、人間の口と鼻をそのままうずめるものなど様々です。吸う場所は、胸やお腹だけでなく顔、背中、後頭部など好きな部分で猫吸いするパターンがあります。

言葉の由来は坂本美雨さんから?

 「猫吸い」という言葉は、歌手や女優として活動している「坂本美雨」さんが由来だとされています。坂本美雨さんは、父親が坂本龍一さんで母親が矢野顕子さんというミュージシャン一家に生まれ、長寿ラジオ番組「ディアフレンズ」の6代目パーソナリティを務めています。 坂本美雨さんは、猫が好きすぎるあまり、「猫を吸ってしまった」と発言したことから「猫吸い」という言葉が広まったようです。 実際にテレビでは坂本美雨さんが、愛猫であるサバ美ちゃんを吸っているシーンも放送されています。さらに2014年には「猫の吸い方」という本も出版しています。坂本美雨さんだけでなく、家族で猫を飼っているようで、全員猫好きであることはファンの間では有名な話のようです

猫吸いしたくなる理由

続いて、「猫吸い」をしたくなる理由について解説します。ここでは、主に「リラックスできる」効果や、「いい匂いがする」といった特徴についてふれています。

リラックスできる

「猫吸い」をしたくなる理由の1つは、「リラックスできる」からです。あるアンケートでは、もともと猫と一緒にいると多くの人が癒される効果があることがわかっています。 心理的効果の項目として、リラックス効果以外にも、「笑顔で接することが多い」「緊張感が和らぐ」「怒りの気持ちがおさまる」「悲しみが癒える」「気力が増す」「優越感が得られる」などがあげられます。それに伴い「猫吸い」をすることでリラックス効果もあるということです。

いい匂いがする

「猫吸い」をしたくなる理由として、「いい匂いがする」こともあげられます。猫は、犬に比べると体臭があまりしないという特徴があります。犬はシャンプーをしないと犬独特の体臭がしますが、猫は一定期間シャンプーをしなくても、匂いはせず毛並みも綺麗なままです。 猫が臭いというよりもむしろいい匂いがするため、「猫吸い」をしたくなる人が多くいるようです。猫の体臭があまりしないのは、昔ハンターだったことが関係していると言われています。 獲物に気づかれることを防ぐために、体臭がしないよう進化してきたと言われています。猫の身体は全身ではなく、アゴやしっぽなどにしか汗腺がないため、犬ほど体臭がないとされています。

猫吸いするときの注意ポイント

続けて、「猫吸い」をするときの注意ポイントを解説します。猫扱いはあくまでもインターネットで広がって話題になったもので、正式な猫の扱い方ではありません。気を付けなければ猫だけでなく、猫扱いしている人間にも悪影響を及ぼす場合があるので注意してください。

感染症のリスクがある

「猫吸い」は、やり方によっては過剰なスキンシップになるため、感染症のリスクが伴います。病気や寄生虫の有無によっては、人にうつる有害なものがあるので要注意です。「猫吸い」は、猫との距離が近く、密接に触れ合うため、感染症の疑いがある場合は注意しましょう。 健康な成人であっても、感染症のリスクがあるので、外に出さずに室内飼いにしたり、猫の爪をこまめに切って手入れしておく、猫の身の回りだけでなく部屋全体の掃除も定期的に行うなどして、感染症対策をしておくことをおすすめします。

機嫌の悪い時は避ける

「猫吸い」は、実は猫の機嫌が悪いときにはしない方が良いとされています。猫は「甘えたいモード」や「ひとりでいたいモード」など気まぐれな性格を持っていることが多く、機嫌が悪いときに「猫吸い」をしてしまうと引っかかれる場合があるので注意しましょう。 猫の機嫌の見分け方は、飼い主に自分から寄ってくるかどうかです。また機嫌が良くても、「猫吸い」をした瞬間に機嫌が悪くなるときもあるので様子を見てから行ってください。 「猫吸い」をした後に機嫌が悪くなると、足で押し戻そうとしたり、しっぽを床にバタンとたたきつけたりする様子が現れます。そうすると「猫吸い」が猫の負担になってくるので、いつもと違う態度が現れてきた場合は中止しましょう。

やりすぎは猫のストレスになる

「猫吸い」のやりすぎは猫にとってストレスになる場合があるので、時間や回数などはほどよく行いましょう。「猫吸い」は人間が猫の身体を押さえつけたり、顔を近づけたりするので、スキンシップではなく猫にとってはかえってストレスになることがあります。 信頼関係があっても、長時間されたり頻繁に行うと、「猫吸い」自体が嫌いになってしまう猫もいるようです。「猫吸い」が猫にとって最適なスキンシップなのか見分けがつかない場合もあるので注意しましょう。猫の気分や様子を見分けて、猫のストレスにならない程度に「猫吸い」をやるようにしましょう。

子供や高齢者は要注意

「猫吸い」は、子供や高齢者がやるのは注意が必要です。子供は力加減がわからないため、過剰に押さえつけたり機嫌が悪くなった猫を見分ける能力がないからです。 また中学生未満の子供は免疫力が低いため、感染症リスクが高いことも要注意なので「猫吸い」を控えた方がいいかもしれません。高齢者は、子供と同様に免疫力が低く、感染リスクが高い上に、感染しても熱が出にくいため、発見が遅くなる場合があります。 どちらにしても、大人の真似をして猫吸いをすることもあるので、子供や高齢者がいる前では控えることをおすすめします。

野良猫にはしない

「猫吸い」は、道端にいる野良猫にやってはいけません。野良猫は、ノミやダニがいる場所に行っていることがあり、感染症に罹患している可能性が高いため、非常に危険です。また、野良猫でなくとも飼っている猫を外に出したことがある場合も同様に注意しましょう。

猫吸いで注意したい主な感染症

それでは最後に、「猫吸い」で注意したい感染症について解説します。トキソプラズマ感染症や回虫症、Q熱、パスツレラ症、猫ひっかき病についてふれています。

トキソプラズマ感染症

トキソプラズマ感染症は、「トキソプラズマ」という原虫の卵が人間に感染して起こる病気です。トキソプラズマを保有している猫に「猫吸い」をしてしまうと、知らない間にトキソプラズマ感染症にかかっている可能性があります。 トキソプラズマ感染症は、弱い病気とされているため、自覚症状がないことが多いことがほとんどです。ただし、妊婦がトキソプラズマに感染してしまうと、胎児に影響が出るため、「猫吸い」は控えた方がよいてしょう。

回虫症

回虫症は、トキソプラズマのように猫が保有している虫の卵が人間の体内に入り感染してしまう病気です。症状においてもトキソプラズマとあまり変わりません。しかし、虫の卵が目に入ってしまうと、失明する恐れがあるので注意しましょう。

Q熱

Q熱とは、「コクシエラ・バーネッティ」という病原体が原因の病気です。Q熱は、オーストラリアで流行した原因不明の発熱であることに由来しています。 Q熱にかかっている猫はほぼ無症状ですが、人間に感染してしまうと、発熱、頭痛、悪寒など風邪やインフルエンザと同じような症状が発症します。また、肺炎や肝炎、心内膜炎なども引き起こす可能性がある病気なので注意が必要です。

パスツレラ症・猫ひっかき病

「パスツレラ症」「猫ひっかき病」は細菌感染症です。「猫吸い」などの過剰スキンシップを嫌がった猫が噛み付いたり引っ掻いたりした際に、口や爪にいる細菌が傷口から人間の体内へ侵入して起こる病気です。猫が保有している細菌は常駐菌がほとんどであるため、人間にうつる可能性が非常に高いです。

猫吸いは愛猫との楽しい時間にしよう!

いかがでしたか?今回は、猫の体に顔をうずめて息を吸う「猫吸い」について、言葉の由来やしたくなる理由、注意ポイント、感染症などについて解説しました。 「猫吸い」は感染症リスクなどがある一方で、猫とのスキンシップにもなります。注意ポイントや猫の機嫌に気をつけながら、適度に「猫吸い」を楽しみましょう。