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猫の天敵動物とは?!天敵から守る為に完全室内飼育を!

猫の天敵動物とは?!天敵から守る為に完全室内飼育を!

猫の天敵を知っていますか?普段の生活でも見かける生物から、自然豊かな環境にいる動物まで様々です。この記事では、猫の天敵となる動物を10種類ピックアップして紹介しています。また、天敵から猫を守るための方法やポイントも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

 

要注意!猫の天敵動物10選

猫の天敵である動物について10種類を紹介していきます。天敵とは、特定の生き物を捕食したり、害になるおそれのあるものを追い払う生物のことを指します。 猫はもともと小さな動物を狩る習性を持っていますが、捕食される側になる場合もあります。猫を食べてしまう動物は以下の通りになっているので参考にしてみてください。

猫の天敵動物①カラス

カラスは猫の天敵です。カラスは雑食で小さな動物であれば襲って、そのまま殺し食べることが多いです。したがって、生後4か月くらいの子猫でればカラスに食べられてしまう可能性があります。 そのため、ベランダや庭であっても子猫を外に出すことは危険にさらすことになるので、なるべく避けましょう。もし外に出したいのであれば、近くで見守っていたり、ゲージの中に入れると良いでしょう。 生後4か月以降も引き続き、注意が必要ですが、成猫になると、カラスに抵抗する力があるので、襲われても問題ないと言われています。 ただし、成猫であっても病気や健康状態が悪いと、襲われると抵抗できない可能性もあるので、子猫と同様に室内で飼育するのが良いとされています。

猫の天敵動物②蛇

蛇も猫の天敵になります。蛇が猫を捕食するのは、砂漠に住んでいた「イエネコ」の祖先である「リビアヤマネコ」の時代にまでさかのぼると言います。砂漠において、猫は蛇に遭遇することが多く、現在でもお互いを見るとやり合う本能が刻まれているそうです。 インターネット上では、猫と蛇がやり合う動画も見られます。動画では、猫からちょっかいを出したり、遠ざかっていこうとする蛇を追いかけたりするシーンもあるようです。 蛇は毒を持っているものもいるため、一度襲われると取り返しのつかないことになりかねません。しかし、これらのことは小型の蛇に限ったことなので、ニシキヘビなどの大型の蛇の場合は丸呑みにされる可能性があります。 普段の生活で蛇に遭遇する確率は低いですが、自然が多い場所で住んでいる場合は、外に出さない方が良いと言えるでしょう。

猫の天敵動物③猛禽類

猛禽類(もうきんるい)も、猫の天敵だと言われています。猛禽類とは、獲物を捕食するために、体を進化させた鳥の仲間で、カラスよりも体格が大きいタカやハヤブサなどのことを指します。 猛禽類は、鋭い爪や猛烈に早いスピードが特徴的で、成猫もターゲットにしてしまうと言われています。日本国内では、野生の猛禽類は少ないとされていますが、自然が多い地方などで飛んでいる姿を見かけた場合は、猫が襲われないように避難させたり抱きかかえたりしましょう。

猫の天敵動物④アライグマ

アライグマも猫の天敵だとされています。アライグマは、「ラスカル」のアニメで一躍人気になり、また実物においても愛くるしい見た目や動作が話題になり一時期は飼育するなどのブームもありました。 しかしアライグマ実は凶暴な性格をしているため、一度飼育した人が無責任に放置したこともあり、野生化してペットや家畜を襲ったりして社会問題になった時期もありました。 アライグマは、狂犬病など人間に感染する病原体を保有していることもあるため、近づいたり、触れたりするのは危険です。現在では日常生活において見かけることは少なくなりましたが、万が一見かけた場合は、近寄らずに猫を守ったりして気をつけましょう。

猫の天敵動物⑤犬

犬も猫の天敵だとされています。犬は人間にとって身近な動物であり、猫と一緒に飼っている人も多くいるため、天敵だと思われていないことが多いです。犬が本来持っている狩猟本能や闘争心が突然出てきて、猫を襲う可能性は十分にあります。 「うちで飼っている犬と猫は仲良しだから」と安心していても、ある日突然襲ってしまう可能性があるので注意しておきましょう。特に、犬の中でも大型犬の場合は、遊んでいるように見えても、興奮しすぎると猫を傷つけてしまう恐れがあるので念のため、注意深く見守りましょう。

猫の天敵動物⑥サル

サルも猫の天敵だとされています。サルは、都会に現れて捕獲されたり、小さい子供や年配の人が襲われたりして大きなニュースになることがあります。人間だけでなく猫も襲うこともあるので覚えておきましょう。 都会で現れるサルだけでなく、地方の自然環境が多く残る土地にも野生のサルがいるので、猫やエサを求めて近づいてくる恐れがあります。 サルは、縄張り争いの意識が非常に高く、遭遇すると威嚇したり凶暴化するので、近づかずに、食べ物も与えてはいけません。猫を飼っている人は外へ出さずに室内に避難させましょう。

猫の天敵動物⑦ハクビシン

ハクビシンも猫の天敵となります。ハクビシンとは、近頃蔵会している野生動物の一種で、農作物を荒らすなどの危害を加えることがあります。また雑食なので、農作物だけでなく小動物も捕食することもあり、山奥だけでなく人間の家の近くに巣を作ることがあります。 ハクビシンは攻撃的な性格をしているので、猫が反撃してもひるむことなく立ち向かってきます。そのため、猫を殺したり捕食することも多くあります。ハクビシンは田舎にいる動物だと思われがちですが、人間の生活と環境が似ているので、放し飼いの猫は要注意です。

猫の天敵動物⑧タヌキ

タヌキも猫の天敵になります。タヌキは、絵本や日本昔話にもよく登場し田舎に住んでいるのを連想することがありますが、実は都会にも住んでいます。 タヌキは夜行性で昼間に見かけることは少なく、猫を襲ってしまうという事例も見られます。またタヌキは狂犬病の病原機を保有している場合もあるので、噛まれたり引っかかれたりすると危険なので、決して近寄ってはいけません。

猫の天敵動物⑨イタチ

イタチも猫の天敵となります。イタチは、体重が2kgほどの小さな動物ですが、愛くるしい見た目とは違い、肉を捕食する肉食獣に分類されます。 攻撃性が高く、一度遭遇すると子猫は襲われる可能性が高いです。猫の他にも鳥やねずみなども捕食することがあるので、人がたくさんいる場所に現れたりするのも珍しくありません。

猫の天敵動物⑩キツネ

キツネも猫の天敵になります。キツネは真っ白な雪の中にいて可愛いイメージや絵本や昔話にも登場し、神聖視されることも多くあります。しかし、キツネは基本的にうさぎや小鳥、ねずみなどの小型生物を捕食する肉食動物です。 また野生のキツネは、縄張り争いやエサの取り合いでやり合うことが多々あり、猫も危害にあうことがあります。野生のキツネが住んでいる場所では、猫を外に放ったり、飼育するのは避けた方が良いでしょう。キツネも他の天敵と同様に、狂犬病の病原体を持っていることもあるので注意しましょう。

猫を天敵から守る為には完全室内飼育

最後に、猫を天敵から守るための方法について紹介します。ここでは、完全室内飼育をすることや、室内飼いであっても安全目を考慮するポイントなどについてふれているのでぜひチェックしてみてください。

完全室内飼育で危険を回避する

猫を天敵から守る最善策は、「完全室内飼育」をすることです。散歩や日向ぼっこであっても外へ出さずに飼育することで、天敵から守ることができます。 また、完全室内飼育は、草むらにひそむダニやノミ、ムカデなどの害虫から守ることもでき、危険な場所へ行くことも避けることができます。 それにより病気や怪我を未然に防ぐ効果があり、猫にとっても安全に毎日を過ごせることになります。家の中であっても、キャットタワーやおもちゃがあれば運動不足になることは少なく、ストレス発散にもなるので完全室内飼育でも問題ないとされています。

室内でも安全への配慮を忘れない

完全室内飼育であっても、注意するべきポイントがあります。それは、猫にとっても危険なものを置かないということです。例えば、猫が食べてしまうと中毒を起こしてしまう観葉植物や、誤飲する危険な針やボタン、人間が服用する錠剤などの薬です。 他にも、感電のおそれがある電気コードがあります。これらのものは猫にとって非常に危険なので、猫が届かない場所や見えないところにしまっておくと良いでしょう。

愛猫が快適に過ごせる環境を作ってあげよう!

いかがでしたか?今回は、猫の天敵となる動物について10種類を紹介しました。普段の生活でも見かける動物だけでなく、地方などの自然豊かな環境で住んでいる猫も天敵に注意が必要です。 狂犬病の病原体を持っている天敵もいるので、決して触れたり近づいたりしてはいけません。愛猫が快適に過ごすために、完全室内飼育で病気や怪我から守ってあげましょう。

ポメ柴ってなんのミックス犬種?性格や特徴を解説!

ポメ柴ってなんのミックス犬種?性格や特徴を解説!

ポメラニアンと柴犬という人気犬種を掛け合わせた「ポメ柴」は、ドラマなどでも登場し、最近人気上昇中のミックス犬です。テレビで見たことをきっかけに飼いたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ポメ柴の特徴や飼い方のポイントについて詳しく解説していきます。

ポメ柴とは?

最近では純血種の犬だけでなく、純血種同士を掛け合わせたミックス犬が人気を集めており、ペットショップでも見かける機会が増えてきました。「ポメ柴」はポメラニアンと柴犬のミックスであり、人気の種類となっています。

ポメ柴はミックス犬種?

ポメ柴とは、ドイツ発祥のポメラニアンと日本犬である柴犬を交配させたミックス犬です。昔は、意図的ではなく犬同士で自然交配が行われ、生まれた犬が「雑種」と呼ばれることもありましたが、現在では意図的に純血種を掛け合わせて誕生した犬が「ミックス犬」と呼ばれ人気を集めています。

ポメラニアンと柴犬のミックス犬は「ポメ柴」「柴ポメ」「シバラニアン」「ポンシー」「シーポン」などと呼ばれていますが、今回は「ポメ柴」という呼び方で統一して解説していきます。一般的にミックス犬は、両犬種の特徴を半分ずつ受け継ぐ子もいれば、どちらかの特徴が強く出る子もいます。 小型犬であるポメラニアンと小~中型犬の柴犬のミックスの場合は、毛並みはポメラニアンのようにフサフサとした被毛で、顔つきは柴犬のようにサッパリとしたキツネ顔の子や、逆に柴犬のような短毛にポメラニアンのようなつぶらな目と幼い顔立ちの子など様々です。

ポメ柴の特徴は?

ここで、ポメ柴の大きさを含む外見の特徴について詳しく解説していきます。ポメラニアンと柴犬は大きさの違う犬種同士なので個体差はかなりありますが、平均的には以下のような特徴を持ちます。

ポメ柴の大きさは?

ポメ柴の大きさに関しては、あまり統一感がなく、個体によって大きく異なる印象です。平均は体重が6~8kg、体高が25~34cmと言われていますが、あくまでも参考程度と言えます。 この2種は、小型犬で平均体重1.8~3.5kgのポメラニアンと、中型犬で平均体重9~11kgの柴犬という大きさが全く異なる犬種同士なので、ポメラニアンと柴犬の中間程度の大きさになる子もいれば、柴犬くらい大きくなる子もいます

一般的にミックス犬は小型犬同士、大型犬同士など大きさが似ている犬種同士を交配させる場合がほとんどですが、ポメ柴は小型犬と中型犬のミックスです。ポメラニアンのような小型犬を飼いたくて迎えた場合、予想以上に大きく成長する可能性は十分にあるので、注意が必要です。

ポメ柴の外見は?

ポメ柴は、外見も個体差がありますが、多くの個体はマズルと耳が柴犬、被毛と目がポメラニアンに似ることが多いと言われています。柴犬のシュッとしたマズルに、ポメラニアンのつぶらながらもクリッとした瞳が合わさるので、とても可愛らしい顔立ちになります。 被毛は、柴犬もポメラニアンもアンダーコートとオーバーコートの二層の被毛を持つダブルコートですが、柴犬は短毛種でポメラニアンは長毛種です。これがポメ柴の場合、ポメラニアン寄りのフワフワした長毛種になる子が多いのです。 どちらにしてもダブルコートになることは間違いないので、基本的に抜け毛は多く換毛期には大量の毛が抜け落ちます。抜け毛対策を行えるよう準備が必要です。また、被毛の色は、多くの場合親犬の被毛の色を受け継ぎます。 ポメラニアンには白やクリーム、黒などの被毛が多く、柴犬は赤茶が一般的で、稀に黒と白の被毛を持つ子がいます。そのため、ポメ柴の被毛は白やクリーム、赤茶が多くなります

ポメ柴の平均寿命は?

ポメ柴の平均寿命は12~15年です。ミックス犬は長生きする傾向があると言われており、個体によっては15年以上生きる子もたくさんいるでしょう。これは他のミックス犬とほぼ同様の年齢ですが、犬は生活環境によっても寿命は異なります。 できるだけストレスがなく適度な運動と健康的な食事を摂ることで、平均寿命以上に長生きさせてあげることは十分に可能です。

ポメ柴の性格の特徴は?

続いて、ポメ柴の性格の特徴について解説します。やはりポメラニアンと柴犬のミックスなので、両種の性格の特徴を受け継ぐ個体が多いようです。

ポメ柴の性格①警戒心が強い

ポメラニアン、柴犬ともに警戒心が強い傾向にあるため、ポメ柴も警戒心の強い子が多いと言われています。柴犬に関しては吠え癖のある子は比較的少ないですが、飼い主以外の人や他の犬とは静かに距離を取るタイプです。 一方でポメラニアンは、初めて見る人や他の犬に吠える子も少なくないので、柴犬に似た性格になれば吠え癖に関して悩むことがないものの、ポメラニアンに似た性格になると吠えまくる子も時々います。 その場合、吠え癖が付かないよう幼少期から飼い主以外の人間や他の犬と触れ合わせて社会性を身につけながら、しっかりとしつけをすることが大切です。

ポメ柴の性格②従順

ポメ柴は飼い主に対して従順な子が多いです。ポメラニアンは忠誠心が強く、飼い主からしつけをされるのも比較的好きな性格です。更に柴犬も、飼い主に対して非常に忠実で、基本的なしつけを行えば飼い主の言うことをしっかりと聞くことができます。 そのため、ポメ柴は幼少期からしっかりしつけをすることで、飼い主に対して従順で賢い子になることがほとんどでしょう。

ポメ柴の性格③落ち着きがある

ポメラニアンと言えば、飼い主以外の人には元気よく吠えたり、自由奔放に遊び回る活発でやんちゃな性格を持つ子が多いですが、柴犬は基本的には落ち着いていて他人には少々冷たく、愛想を振りまかないタイプの子が多いです。 そしてポメ柴はこのような両種の特徴を上手に中和させた、落ち着きがありつつ適度な社交性を持つ子に育ちやすいのが特徴です。つまり、ポメラニアンよりは落ち着いた子が多く、第三者に対しても攻撃的ではなく上手に振る舞える、とても理想的な性格になる場合も多々あるというわけです。 もちろん個体差はあり落ち着きのない子も中にはいますが、比較的穏やかで社交性も適度に身につくため育てやすいと言えます。

ポメ柴を飼う時のポイント

最後にポメ柴を育てる上で重要となる飼い方のポイントについて解説しておきます。散歩やブラッシングを習慣づけることが重要となる犬種なので、こういったお世話が難しい方は他の犬種を検討したほうが良いでしょう。

ポイント①散歩

ポメラニアンも柴犬も活発な犬種で、ポメ柴も動くことが大好きなので散歩は習慣的に行く必要があります。特に柴犬はスタミナもあり運動できないとストレスを抱えてしまうため、大きく育った子ほど散歩時間は長めに取ったほうが良いでしょう。 理想的な散歩時間は、1回30分前後を1日に2回ほど行えると良いです。万が一忙しく1回しか散歩に行けない場合は、1時間程度の長めの時間散歩しても問題ないので、できるだけ毎日行ってあげてください。 また、自由に遊び回ることを好む一面があるため、時々はドッグランなど開放的な空間で思いきり走らせてあげると、喜びます。

ポイント②ブラッシング

前述したように柴ポメはダブルコートの被毛で覆われているため、日々のブラッシングケアが必要不可欠となります。日常的に抜け毛は多めなので、毎日~2日に1回程度といった頻度でブラッシングをすると、抜け毛によって家具や服が毛だらけになるのを防ぐことにも繋がります。 また、換毛期はかなり大量の毛が抜けるため、ダブルコートの犬種用に開発された「ファーミネーター」などのアンダーコート除去ブラシを使用してしっかりとブラッシングすることが大切です。ブラッシングは抜け毛を減らすだけでなく、毛玉や毛の絡まりを防いだり被毛の間に入り込んだ虫の除去もできます。 犬は毛が絡まると痒がって強く引っ掻いてしまったり、虫が長時間毛の中にいると病気の原因となり、犬にも人間にも被害が及ぶ可能性があるので、必ずブラッシングを習慣づけましょう。

ポイント③信頼関係

ポメラニアンも柴犬も警戒心は強めで、たとえ家族だとしても本当に信頼できると思った人にしか、なかなか心を開いてくれない一面もあります。そのため、日頃から信頼関係を築いておくことが最も大切です。しつけを行う際も、信頼している人の指示のほうが、よりスムーズに聞き入れてくれるでしょう。 では、どのように信頼関係を築くかと言えば、愛犬とスキンシップを取る時間を欠かさず作る、散歩に連れて行ってあげる、常に甘やかしてばかりではなくダメな時はきっちり怒る、愛犬の嫌がることをしない、しつけに一貫性を持たせるなどといったことが重要です。 犬は、いつも自分を見て褒めたり叱ったりしてくれる人、身の回りの世話をしてくれる人、自分を可愛がってくれる人をしっかり観察しています。愛犬にとってそのような存在になれば、自然と信頼関係も築けるでしょう。

ポメ柴の相場価格

ポメ柴の相場価格は20~40万円程度となります。ポメラニアンは30万円以上する個体が多く、柴犬は10~20万円前後なので、柴犬より高額にはなりますが、ポメラニアンよりは少々安く迎えることができます。 ポメ柴はミックス犬の中では徐々に人気は上昇していますが、まだマルプーやチワプーなどといった小型犬のミックスと比較するとペットショップで見かける頻度は少なめだと言えます。そのため、ポメ柴が飼いたいという場合は専門のブリーダーさんから直接購入するのがおすすめです。

ポメ柴は甘えん坊で可愛い!

ポメ柴は可愛らしい顔立ちで癒やされるだけでなく、飼い主に対して従順なので、甘える時は体を擦り寄せて来る子もいます。散歩やブラッシングなどのお世話が問題なく行える方であれば、初心者の方でも育てやすいため、ぜひ家族に迎えることを検討してみてください。

猫がスルメを食べるのは危険?!その理由と食べてしまった時の対処法を解説!

猫がスルメを食べるのは危険?!その理由と食べてしまった時の対処法を解説!

猫がうっかりスルメを食べてしまったというケースはよくあることで、焦った経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。嗜好性の高いスルメを好む猫は多いのですが、危険性の高い食べ物だと言われています。そこで今回は、猫にスルメを与えてはいけない理由や、食べてしまったときの対処法について解説していきます。

 

猫にスルメをあげてもいいの?

猫が好む香りとも言われるスルメは、もともと人間が食べるために作られたものですが、猫に与えても良いのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

猫にスルメはあげないほうがいい

「猫は魚が大好物」と言われるように、魚介類の香りを好む猫は多いでしょう。生魚をそのまま猫に与えているという飼い主さんは少ないですが、スルメのように乾燥された嗜好性の高いおつまみは、猫が欲しがったら与えてしまいたくなるという方も多いはずです。 しかし、スルメは人間が食べるように味付けされたもので、猫に与えることは良くありません。愛猫がスルメの香りに惹かれて「食べたい」と必死にねだってきたとしても、心を鬼にして与えないようにしましょう。ちなみに、スルメに限らず人間用のおつまみやおやつは、基本的に猫に与えてはいけません。

猫はスルメを食べると腰を抜かすと言われる理由

「猫はスルメを食べると腰を抜かす」と言われることがありますが、正確には「猫が生イカを食べると腰を抜かしたような症状が現れる場合がある」と言えます。というのも、生イカには「チアミナーゼ」と呼ばれる酵素が含まれており、この成分が猫の体内に入るとビタミンB1を壊してしまうのです。 ビタミンB1が破壊されると「ビタミンB1欠乏症」を発症してしまい、異常によだれを出す、食欲が低下する、ふらついて歩けなくなるなどの症状が出ます。こういった猫の状態から「腰を抜かす」と表現されるようになったのでしょう。 ただし、これは生イカに限ったことであり、チアミナーゼは熱を加えることで死滅することがわかっています。つまり、スルメを与えてもビタミンB1欠乏症に罹患することはありません。 また、仮に生イカであっても少量食べた程度ですぐに発症するというわけではなく、継続的にある一定の量を与え続けたり、一度に大量に与えたりすると危険だということなので、そうでなければ深く心配しなくても大丈夫です。 生イカにはチアミナーゼ以外にもアニサキスが寄生している可能性もあり、猫に与えることはやはりリスクを伴います。スルメがダメだからといって、生のイカを与えるというのも控えてください

猫がスルメを食べることの危険性

猫にスルメを与えると以下のような症状が見られる場合があります。たまたま目を離した隙に猫が少量のスルメを食べてしまったという程度であれば概ね問題はありませんが、継続的に与えると病気になってしまう危険性もあるので、注意が必要です。

消化不良による下痢や嘔吐

イカやタコ、そして乾物であるスルメイカなどは全て噛みごたえのあるものなので、しっかり噛んで柔らかくしてから飲み込まないと消化不良になってしまう場合があります。 人間はそれを理解できるので、しっかり噛んでから食べることができますが、猫はそこまで考えることが難しいため、あまり噛まずにそのままの状態で飲み込んでしまう子もいるでしょう。その結果、消化されずにいつまでも胃の中に残り、嘔吐してしまったり、お腹を壊して下痢をしたりするのです。 このような症状は胃や腸にも負担をかけてしまい、病気の原因となる可能性もあるので、十分に注意する必要があります。

胃の中での膨張による胃痛

猫が大きな状態のスルメを丸ごと食べてしまったり、あまり噛まずに飲み込んだりすると、スルメは猫の胃の中で水分を吸収し、どんどん膨れ上がっていきます。そうすると胃が膨張してしまい、激しい胃痛を起こしたり急性胃拡張(胃捻転)になることもあります。 更に、膨れ上がったスルメがうまく消化されず、胃から腸に移動できずに詰まってしまうと腸閉塞を起こしてしまう場合もあるのです。 急性胃拡張になると、お腹が異常に膨らみ背中を丸めるような姿勢を取ったり、お腹を触ると嫌がる、多量のよだれを流す、えずくなどの症状が見られます。腸閉塞の場合は、食欲低下、嘔吐、腹痛、便秘や下痢などの症状が見られるので、いずれかの症状が少しでも現れた場合は、動物病院を受診しましょう。

塩分過多になる

スルメは噛めば噛むほど風味を感じられ、適度な塩分量で美味しいですが、猫にとっては塩分の摂りすぎになります。そもそも、人間と猫の塩分の必要量は大きく異なるため、人間の食べ物は全般的に猫にとって塩分の摂りすぎになってしまうのです。 猫は基本的に毎日のキャットフードのみで1日に必要な塩分は摂取できているので、更に多くの塩分を摂ってしまうと塩分過多で様々な病気の原因になったり、体の調子を崩してしまうこともあります。具体的には、塩分に含まれるナトリウムの過剰摂取が猫の内臓に大きな負担をかけることが要因です。 例えば、腎臓病や心臓病などのリスクがあり、特に高齢の猫は心臓や腎臓の働きが衰えてくるので若くて健康的な猫に比べると、塩分過多によって重大な病気を発症する危険性も高まるのです。 これは継続的に塩分の多いものを与えた場合なので、一度や二度程度であれば病気になる確率も低いと言えますが、一度与えてしまうと猫も味を占めて継続的にねだるようになるため、最初から与えないことが一番です。

尿路結石ができやすくなる

猫のなりやすい疾患として尿路結石がありますが、結石になってしまう代表的な成分がマグネシウム、カルシウム、リンだと言われています。スルメにはこれらの成分が多く含まれているため、あまり与えすぎると尿路結石を引き起こす可能性があるのです。 そもそも尿路結石症とは、尿管や膀胱、尿道に結晶や結石ができる病気で、結石が大きく尿道に詰まってしまうと命に関わる危険性もあります。治療は食事療法で改善する場合もあれば、手術が必要となる猫もいるので、発症の要因となる食べ物はまず避けるべきです。 万が一尿路結石ができてしまった場合、頻尿になる、血尿が出る、排尿時に痛がる、失禁などの症状が現れるため、思い当たる場合はすぐに動物病院を受診してください。

猫がスルメを食べてしまったときの対処法

最後に万が一猫がスルメを食べてしまった場合、どのように対処するのが適切なのか、飼い主ができる範囲での対処法を解説します。

食べた量を確認する

まずは、どのくらいの量のスルメを食べたのか、大きさはどの程度だったのか、確認する必要があります。量に関しては先にも述べた通り、多量のスルメを猫に与えると消化不良や腸閉塞などの病気を引き起こす可能性があるので、一度動物病院を受診するのが安心です。 また、大きいサイズのスルメを食べてしまった場合、しっかり噛み砕いていないと喉に詰まらせる可能性もあります。喉に詰まってしまった場合はすぐに症状が出るので、猫の様子をしっかり観察し、苦しそうにしていたり、何度もえずくような仕草を見せる場合は、吐き出させないと窒息の恐れがあります。 少量で小さなサイズのスルメであった場合は、大きな問題になる確率も低いので、ひとまず猫の状態を観察ししばらく変わった様子がなければ安心できるでしょう。

様子を見て動物病院へ

猫がスルメを食べた直後に、万が一異変を感じた場合は、できるだけ急いで動物病院を受診しましょう。中には早急に処置しないと命に危険が及ぶケースもあるので、事前に電話をして簡潔に状況を伝えておくと、よりスムーズに受診してくれる病院が多いです。 また、スルメの量や大きさを確認し緊急性がないと判断した場合でも、数時間は猫の様子を頻繁に観察し、変わった症状が出ていないか、いつもと行動は変わらないか見てあげましょう。ほとんどの症状は食べてから数時間で現れるため、一晩何事もなければひとまず安心だと言えます。

無理に吐かせるのはNG

猫や犬は基本的に、体に有害だと判断されたものは自然に吐き戻すという能力が備わっています。思わぬタイミングでスルメを食べてしまって焦る気持ちはわかりますが、無理矢理吐かせようとするのはできるだけ避けましょう。 特に、スルメを原形のまま飲み込んでしまった場合は、無理矢理吐き出すと粘膜を傷つけたりする危険性もあります。必ず動物病院に行って先生の判断に任せることが適切です。 ただし、食べたスルメが喉に詰まっている場合は、口を開けると食べ物が見える場合もあります。そんな時は、怪我しないように注意しながらゆっくり引っ張り出してあげると良いでしょう。

猫にあげても良いおやつとは?

猫にあげても良いおやつは、基本的に猫用に販売されているおやつであれば当然ながら問題ありません。スルメのような魚系の香りに惹かれる猫であれば、似たタイプのおやつも作られているので、猫用のものを購入してあげましょう。 他にも多くの猫が好むおやつとして、猫用ジャーキーや「ちゅ~る」などもおすすめです。ただ、小麦粉や米は太りやすいため、体重管理に気をつけている猫は原材料にこれらのものが使われていないおやつを選ぶと肥満になりにくいです。

猫にスルメは危険!食べてしまったらかかりつけの病院へ

猫にスルメを習慣的に与えていると、思わぬ病気を引き起こす可能性もあります。人間用のスルメを猫に与えることは避けましょう。万が一食べてしまった場合は様子を見つつ、異変を感じたらすぐに動物病院を受診してください。

猫が目を細めるのはどんな意味がある?リラックスや病気の可能性など解説!

猫が目を細めるのはどんな意味がある?リラックスや病気の可能性など解説!

犬に比べて感情が分かりにくい猫ですが、実はポイントを抑えることで考えていることが分かるのです。いくつか感情が出るポイントがある猫ですが、中でも目を細める時の意味を覚えておくと便利でしょう。 今回は、猫が目を細める意味や、目を細める時に疑うべき病気について紹介します。喋ることのできない猫が目を細めることで訴えている感情を、チェックしてみましょう。

猫は目で感情を伝えている?

動物は怒る感情は分かりやすく出しますが、不快な時や嬉しい時の感情は分かりにくいです。中でも、猫は気まぐれで犬よりも感情が分かりにくいため、長く一緒にいないと些細な変化に気づくことができないでしょう。 そんな時におすすめしたいのが、目を見ることです。猫は獲物や興味のある物を見つけた時に目を見開いたり、明るい場所では瞳孔が小さくなり、暗い場所では瞳孔が大きくなるなど目に数々の変化をもたらします。 中でも目を細めた猫はビジュアルが可愛すぎるため、愛猫家たちの間でも癒しと言われているのですが、様々な意味・心理が関係していたのです。

猫が目を細めるときの意味・心理とは

続いて、猫が目を細める意味・心理について紹介します。猫が目を細める意味・心理は一つだけではなく、様々な理由があるのです。こちらの全項目をチェックして、状況に応じた訴えを理解してあげましょう。

猫が目を細める意味①相手に好意を持っている

相手に好意を持っている時、目を細めます。猫は顎を触られることは好きなのですが、気持ちよさそうに目を細める様子を見たことはないでしょうか?相手に敵意がなく、好意を持っていると目を細めるようで、愛猫に触れた時に目を細めてゴロゴロと言っていたら、飼い主への好意を表しているのです。 反対に、目を見開きずっと目が合う時は、相手に対し敵意や警戒心をむき出しにしている合図ですので、初めて触れようとする場合は、もう少し様子も見てから近づくようにしましょう。

猫が目を細める意味②気分が良くて眠くなっている

人間と同じで気分が良くて眠くなっている時、目を細めます。猫が眠たい時は目を細める他に、喉をゴロゴロ鳴らし始めたり、毛づくろいを始めたり、突然甘えて来たり、逆に攻撃的になったり、瞬膜が広がる、耳が熱くなるなど様々なヒントを出します。 眠たくて目を細める猫は可愛いですし、眠っている猫はつい触りたくなってしまいますが、ウトウトしている時に無理やり触ったり、大声で話したり、抱っこをしようとすると大きなストレスを与え、最悪飼い主のことが嫌いになってしまう可能性もあるので辞めましょう。

猫が目を細める意味③リラックスしている

猫はリラックスしている時も目を細めます。大好きな飼い主に気持ちの良い触り方をされたり、気持ちよく日向ぼっこをしてる時などは、高確率で目を細めています。 リラックスしていたり気持ちよさそうにしていると、飼い主はとことん気持ちよくなる触り方を続けたくなりますが、猫が十分と感じ離れようとしたときは、気持ちを察し触るのを辞めてあげましょう。また、リラックスタイムは比較的触られることを嫌がらないので、お手入れをするベストなタイミングでもあります。

猫が目を細める意味④まぶしく感じている

猫は暗い場所でも行動できるように、わずかな明るさでも空間を認識できる目の構造になっています。その為、明るい場所に行くと、目を守るために目を細めるのです。猫は桿体(少ない光でも形を感知できる光受容体)が人間の6倍もあると言われています。 その為、単純に考えても人間の約6倍明るい場所に弱く、まぶしく感じるのです。人間がまぶしいなと感じた時は、猫にとってかなりまぶしい環境になっているので、目を細めている場合は光を遮断してあげましょう。

猫が目を細める意味⑤ご飯を美味しく思っている

おいしいごはんを食べている時も、猫は目を細めます。夢中になってごはんを食べている猫を観察すると、幸せそうに目を細めている姿を見ることができるでしょう。また、他にも舌なめずりをしたり、舌が出しっぱなしになっている時はフードをおいしいと感じています。 一方、フードを出しても、匂いを嗅いでスルーしたり、一向に食べ始めず飼い主の方をじっと見つめていたり、口を開けて舌を出し食べることを辞めてしまった場合は、「おしくないから他のごはんを出して」とアピールしています。

猫が目を細めるときの接し方

続いて、猫が目を細める時の飼い主の接し方について紹介します。目を細める猫は普段とは違う表情なので、飼い主はつい障りたくなってしまうでしょうが、適した接し方があるのです。

飼い主も目を細めて見る

猫が飼い主に対し目を細めてきた場合は、飼い主も同じように目を細め敵意がなく好意があることを伝えてあげましょう。猫は興奮状態や敵意がある時に目を見開くため、好意を伝えていたり、リラックスしている時に、飼い主が目を見開き必死に猫の様子を見ていると、警戒心を持たせてしまいます。 せっかく好意を抱かれたり、リラックスしてくれたりと心を開いてくれているので、目を細め上機嫌の時こそ、飼い主も猫に寄り添い表情で愛情をアピールするとより信頼関係が構築されるでしょう。

無理に構わない

猫が目を細めリラックス状態にある場合は、かわいいですが無理やり抱っこをしたり、過度な接触をすることを控えましょう。警戒心の強い猫がリラックスをするのは貴重な時間で、猫の意思とは関係なく触れたりしてしまうとストレスを与えてしまいます。 人間と同じで気分じゃない時に触られると、鬱陶しいと思い苛立ってしまうのです。目を細めリラックスする姿はかわいらしく、ついかまってしまいたくなりますが、そこは我慢して1人時間を満喫させてあげましょう。

猫が目を細めるときは病気の場合もある?

猫が目を細める行為は、まぶしいと感じる以外はリラックスできていたり、相手に対して好意を抱いていたりと特に心配になる要素はないように感じますが、状態によっては病気を疑う必要もあります。 何か特定の行動をしている時だけ目を細めている場合は問題ありませんが、常に目を細めている場合は、目の病気に罹り開きにくい状態にあるのかもしれません。目ヤニや涙、目の色などで飼い主が気づく時はすでに遅い場合もあるので、迅速に病院へ連れていくことが大切です。

猫が目を細めるときに考えられる病気

続いて、猫がよく目を細める際に疑うべき病気について紹介します。一定の時だけ目を細めている場合は病気を疑う必要はありませんが、最近ずっと目を細めていると気づいた際は、以下の病気に罹っている可能性があります。

角膜炎

角膜炎は、角膜が外部からの刺激で傷つき炎症が起きている状態です。ケンカやじゃれ合いの際に角膜を傷つけてしまうことが多いので、他の猫や動物と接する機会が多い猫は角膜炎を気にしておかなければいけません。 症状は目を細める以外にも、頻繁に瞬きをしたり、目ヤニの量が多くなったり、目の周りが濡れるなどがあります。また、角膜黒色壊死症による角膜炎の場合、稀に軽度だと回復が見込まれますが、多くの場合は壊死した箇所を手術で取り除かなければいけないため、単なる目ヤニなどと放置しないことが重要です。

結膜炎

結膜炎は、結膜に炎症が起き痒みや痛みを伴う病気です。結膜炎はカリシウイルス・ヘルペスウイルス・クラミジアなどの細菌感染により発症し、猫同士でも移りやすいです。その為、多頭飼いの場合、1匹が結膜炎に罹ってしまうと、他の猫たちにも移る可能性が高いです。 結膜炎の症状は角膜炎と似ており、目ヤニが多くなり、目の周りが濡れる、目をよく気にするようになる、白目が充血するなどがあります。また、あまりにも放置してしまうと最悪の場合失明の危険もあるため、違和感を感じたらすぐに病院へ連れていきましょう。

緑内障

緑内障は視神経や網膜に影響を及ぼす病気で、罹ってしまうと失明の可能性が高いです。猫が緑内障に罹る可能性は低いと言われていますが、目を細める以外に、白目が充血していたり、角膜が白っぽくなっていた場合、緑内障を疑い病院へ連れていきましょう。 また、緑内障は目に強い痛みを伴う場合もあり、ひどいと食欲不振になるようです。症状を放置すると、完全な失明になり眼球ごと切除しなくてはいけなくなるので、最新の注意が必要です。

猫が目を細める意味・心理を知っておこう

今回は、猫が目を細める意味や心理、疑うべき病気について紹介しました。猫は基本的にはリラックしていたり、相手に対して好意がある場合、ごはんがおいしい時など機嫌が良い時に目を細めます。 しかし、まぶしかったり、目の疾患が原因の場合もあるため、愛猫の状態をよく観察して、その時に応じた対応をしてあげて下さい。

猫がしんどい時の寝方はどんな姿勢?具合が悪いと思ったらすぐ動物病院へ!

猫がしんどい時の寝方はどんな姿勢?具合が悪いと思ったらすぐ動物病院へ!

猫がしんどい時の寝方を知っていますか?ここでは、猫が体調不良になったときの寝方や姿勢について解説しています。また、猫の体調不良を確認する方法についてもふれています。動物病院を受診する基準として、緊急性の症状や猫がする行動などのチェック項目もあるのでぜひ参考にしてみてください。

猫は寝方で体調が分かる

猫は、とてもたくさん寝る動物です。猫が寝る姿を見ると癒される人も多いですが、実は寝方で体調が分かることがあります。猫の性格や、飼っている家庭環境により多少の違いはありますが、おおよそ寝方で体調を把握できることがあります。

快適に寝ている猫の姿勢

快適に寝ている猫は、お腹を隠していたり、丸くなっていたり、手足を伸ばしていたりして寝ています。これらの寝ている体勢は、猫がしっかりと眠りが深いことを表しています。 他にも、呼吸が一定で落ち着いていることや、小さな物音や人間が少し近づいていても起きないなどの様子も猫が快適に寝ている証拠です。 基本的には人間と同じような体勢や寝方をしているとぐっすり寝ていますが、猫の個々によっても違うため、ここに記述した内容にあてはまはらない場合は、愛猫をよく観察してみるといいでしょう。

猫がしんどい時の寝方はどんな姿勢?

続いて、猫がしんどい時の寝方について紹介します。ここでは、猫がしんどい時にするよ言われている、うずくまったままの姿勢やお腹を隠すように丸くなる体勢、違う場所で寝るなどいった行動などについてふれています。

猫がしんどい時の寝方①いつもとは違う場所で眠る

猫は暮らしている部屋の中でお気に入りの場所をいくつか決めています。しかし、猫がしんどい時は、いつもと違う場所で眠ることがあります。これは、体調不良による緊張感や身を隠そうとする猫の本能的な防御行動が表れているためです。 いつも休んでいる場所とは違う場所で寝ていなかったり、くつろいでいない場合は、猫がしんどい体調の可能性があります。他にも、いつもなら行かないような狭い隙間や、人間の手が届きにくい場所で眠っていると体調を崩している可能性があります。 強いストレスを感じていたり、他の猫や動物との接触を避けて休みたいというメッセージが発信されています。普段から猫が寝ている場所を観察しておき、様子を見てみると良いでしょう。

猫がしんどい時の寝方②うずくまったままで休む

猫がしんどいときは、うずくまったまま休むことがあります。この時に、うずくまる姿勢にはなっていますが、足に地面をつけたままの体勢になっていることもあります。 これは、体調が悪いことにより素早い動きができない状況だと猫自身がわかっているため、何かあったらすぐ動けるようにしているのです。 このような寝方をしている場合は、体のどこかに痛みを感じていることがあります。また長期間の闘病により体力を消耗している時にも見られる体勢なので、猫の様子をよく観察してみましょう。

猫がしんどい時の寝方③お腹を隠すように丸くなって眠る

猫がしんどい時は、お腹を隠すように丸くなって眠る場合があります。猫にとってのお腹とは、守るべき場所であり急所にもなるところです。 体調悪化であっても警戒心が高くなると、無意識に急所にあたるお腹を守るような姿勢で眠ることがあります。ただし、お腹を隠すように丸く寝る際、単純に警戒している時や寒さを感じている場合もあるので、猫の様子をきちんと観察して見極めてみましょう。

猫がしんどい時の寝方④ 眠りが浅い

猫がしんどい時は、眠りが浅いことがあります。猫は体調が悪いと、警戒心が高まる傾向があり眠りが浅くなってしまうのです。 すやすやと気持ちよさそうに寝ていても、人間の気配や少しの物音ですぐ起きてしまったり、横になっているだけであったり、眠っておらずに目を細めて開けている時などは、周囲を気にして熟睡していません。熟睡せずに周囲を気にするあまり、さらに体調の悪化をまねいてしまう恐れがあるので注意しましょう。

猫がしんどい姿勢をしていると思った時には

猫がしんどい姿勢をしていると思った時の判断について紹介します。こここでは、すぐに動物病院へ行くときの症状や、注意して見守る、行かなくても良いときの判断基準を目安として解説しているので参考にしてみてください。

すぐ動物病院へ行かないといけない

猫が元気がなくぐったりしていたり、熱がある場合は、すぐに受診をしましょう。また呼吸が普段よりも早い、嘔吐や下痢などの消化器症状がみられる、足元がフラフラしているなどの様子であれば、迷わずに病院を受診するようにしましょう。このような症状は、緊急性が高いときの様子になるので、早期の受診がおすすめです。

猫の体調を注意して見守る

猫がしんどい姿勢をしていると感じた時で、上記に挙げた緊急性の症状のうち判断ができないものがあれば、ひとまず体調に注意して見守ることもしてみましょう。猫は本来、狩猟生物であるため、狩りが必要ないときは本能的に休む習性があります。 部屋の中で飼っていても、狩りにそなえて退職を温存しているのです。その際、1日を通してかなり多く休むこともあり、飼い主は心配になるかもしれません。 しかし、体を休めているだけの場合もあるので、緊急性の症状が特に見当たらない場合は、そっと見守りながら猫の様子を見てみましょう。

動物病院に行かなくても心配ない

猫がしんどい姿勢をしていると思った時に、動物病院へ行かなくても良い場合もあります。その判断の目安としては、排便や排尿が普段通りであったり、食欲もあり問題なくご飯が食べられているときは、病院へ行かなくても良いでしょう。 猫の中には、病院へ行くことがストレスになってしまう場合があり、緊急性の症状がなく、心配な猫の行動が特になければ、飼い主の判断で動物病院へ行かなくても良いと判断しても大丈夫なようです。

猫の体調不良を確認する方法

それでは最後に、猫の体調不良を確認する方法について紹介します。ここでは、確認するべき項目として、食欲や排泄、呼吸の状態、嘔吐など、普段と違う様子かどうかについてふれているので、ぜひチェックしてみてください。

猫の体調を確認する①食欲

猫の体調不良は、まず食欲を見て判断してみましょう。猫が普段口にしているキャットフードの食べる量や、食べる速さなどを主に観察すると良いでしょう。 猫も人間と同様、体調が悪化すると食欲が減退してしまいます。そのため、食欲や食べているときの様子は、猫の体調不良を確認できるひとつの方法として非常に有効です。

猫の体調を確認する②排泄

猫の体調を確認する方法は、排泄でも観察することができます。もし普段よりも排泄の時間が長い場合は、便秘や膀胱炎の可能性があります。 また、何回も排尿をを繰り返しているのであれば、尿路結石が考えられ、命にかかわる場合もあるので、受診してみるのも良いでしょう。他にも、尿の臭いや色、量も観察してみて、普段と違うと感じた場合は、かかりつけの動物病院へ行くことをおすすめします。 高齢の猫になると、排尿や排泄トラブルが出てくるため、ご飯は通常通り食べていても、3日以上排泄などがなければ、一度受診をしてみてもいいかもしれません。

猫の体調を確認する③呼吸の状態

猫は、呼吸の状態も観察することで体調不良なのかがわかる場合があります。猫が苦しそうに息をしていたり、呼吸する音にいつもとは違う雑音が確認できた場合は、何かしらの病気を患っている可能性があります。 呼吸の観察は、呼吸器系の疾患や風邪かどうかの判断材料にもなるため、気になる症状があれば受診してみると良いでしょう。

猫の体調を確認する④嘔吐

猫の体調不良は、嘔吐によっても判断できます。猫は個々にもよりますが、ご飯を食べたあとに吐くときもあります。これは、もともと猫が獲物を丸のみする習性や、グルーミングで飲み込んでしまった毛玉を吐きだすことから来るものです。 食事後に吐いても元気で食欲があれば問題ありません。しかし、1日に何回も必要以上に吐いたり、具合が悪そうであれば病気が隠れている場合があります。また、数日間吐き続けていたり、水を飲んでも吐く様子が見られた場合も病気になっている可能性があります。 吐いた後にぐったりしている姿が見られた場合は、病気の可能性が非常に高いと判断しても良いでしょう。普段よりも吐く回数や様子がおかしいと感じた場合は、かかりつけ医に診てもらいましょう。

愛猫の体調不良を見逃さないで!

いかがでしたか?今回は猫がしんどい時の寝方について解説しました。猫は横になってもうっすら目を開けていたり、小さな物音や人の気配ですぐに起きて熟睡できないときなどは体調が悪い可能性があり、病気がひそんでいる恐れがあります。 食欲がない、発熱がある、排泄排尿や呼吸の状態がいつもと違う、嘔吐などの緊急症状があれば迷わずに受診するようにしましょう。 普段から行動や姿勢を観察し、少しでも違う様子が見られた場合は、注意深く観察し見守るか、気になる症状に応じてかかりつけ医に診てもらいましょう。愛猫の体調不良を見逃さず、健康チェックを行いましょう。