ブサカワ猫♡代表的な8猫種の特徴・性格・飼い方・気をつけたい病気を徹底解説!
潰れた鼻に少しふてくされたような顔だちが人気のブサカワ猫は、様々なCMに採用されるなど近年注目を集めています。この記事では、ブサカワ猫の特徴をご紹介するとともに、代表的な8種のブサカワ猫の体重や性格・飼い方・気を付けたい病気についてまとめていくので、ブサカワ猫を飼いたいと考えている方はぜひご覧ください。
ブサカワ猫種の特徴
ブサイクだけど愛嬌のある顔だちが多くの方から愛されているブサカワ猫ですが、ブサカワ猫にはどのな特徴があるのでしょうか?ここでは、ブサカワ猫の特徴を詳しく解説していきます。
特徴①鼻ぺちゃ
多くのブサカワ猫に共通しているのが「鼻が低い」ということです。頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い猫種は短頭種と呼ばれています。顔の中央にパーツが集まって見えることから、ふてくされたように見えたり困っているように見えたりします。特徴②顔がまんまる
また「顔がまんまる」なところもブサカワ猫の特徴のひとつです。ほかの猫達よりも頭蓋骨が丸く顔の凹凸が少ないためよりまんまるに見えみます。また、顔だけでなく体全体も丸みを帯びています。
特徴③無毛
無毛とは毛がなく皮膚が露出している猫種のことで、スフィンクスやドウェルフなどは無毛種に分類されます。顔や体にはシワが寄っており、無毛の猫達もブサカワ猫として人気があります。ブサイクで可愛いブサカワ猫種①エキゾチックショートヘア
「エキゾチックショートヘア」はアメリカ原産の猫種で、人の手による交配で誕生しました。丸くて大きな目に小さな鼻、頭も丸く短くてしっかりした足が特徴です。
エキゾチックショートヘアの体高体重・平均寿命
体高は24~27cm・体重はオスが5~7kgメスは3~6kgで、メスよりオスの方がひとまわり大きい傾向があります。平均寿命は10~13歳なので、一般的な猫の寿命よりやや短めだといえます。
エキゾチックショートヘアの性格
ペルシャ猫やアメリカンショートヘアの血を引くエキゾチックショートヘアは、穏やかでおとなしい性格をしています。運動量はあまり多くありませんが、ハンティングを行うなどアメリカンショートヘアの性格も持ち合わせています。
抱かれるのが好きで飼い主には甘えてきますが、依存心は強い方ではありません。鳴き声が小さいためマンションなどでも飼いやすいのが魅力です。
エキゾチックショートヘアの飼い方・気をつけたい病気
低い鼻が特徴のエキゾチックショートヘアがかかりやすい病気の1つに「流涙症」があります。これは、涙が止まらずに目から溢れてくる病気です。また、多発性嚢胞腎もエキゾチックショートヘアがかかりやすい病気です。
この病気は遺伝性のもので、親猫が発症していると50%以上の確率で子猫の発症します。どちらの病気も早期発見して早目に治療するようにしてください。 エキゾチックショートヘアは短毛種なので、ブラッシングは1日1回ほどで十分ですが、換毛期には2週間に1回程度シャンプーしてあげるのがおすすめです。運動量が少ないわりに食欲旺盛な子が多いため、食事の量や栄養素には気をつけてあげましょう。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種②ヒマラヤン
「ヒマラヤン」はペルシャ猫とシャム猫の異種交配によって作られた猫種で、北アメリカとイギリスが原産国です。毛は長毛で、太い短い足と丸い体が特徴です。鼻筋が通った「ドールフェイス」と鼻がつぶれている「エクストリームファイス」の2種類の顔つきが存在します。
ヒマラヤンの体高体重・平均寿命
体高は25~30cm、体重はオスが3~6kgメスが3~5kgと中型~大型サイズに分類されます。平均寿命は12~15歳と平均的な寿命になっています。
ヒマラヤンの性格
ヒマラヤンの性格はペルシャ猫に近く、温厚でやさしくおっとりしています。大声で泣いたり高い場所に登ったりすることもあまりないので、マンションなどの集合住宅でも安心して飼うことができます。
ヒマラヤンの飼い方・気をつけたい病気
ヒマラヤンが気をつけたい病気には「尿石症」「毛球症」「流涙症」などがあげられます。異常を見つけた時に早目に受診できるように、日頃から健康管理に気を配り、かかりやすい病気を知っておくようにましょう。
長毛であるヒマラヤンは、こまめなブラッシングが必要です。きちんとブラッシングできていないと、毛玉ができたり汚れがたまったりするだけでなく皮膚炎になることもあります。 病気になるのを防ぐためにも、丁寧なブラッシングはもちろん月に一回程度はシャンプーを行うようにしましょう。また、太りやすい猫種なので体重管理にも注意してください。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種③ペルシャ
「ペルシャ」はイラン原産の猫種で、長毛でふさふさとした豊かな毛に全身が覆われています。また、足は短く蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い短頭種に分類されます。
ペルシャの体高体重・平均寿命
体高は23~25cm、体重はオスが3~5.5kgメスが3kg~5kgの中型~大型猫です。平均寿命は16~18歳なので一般的な猫の平均寿命よりやや長めだといえます。
ペルシャの性格
ペルシャ猫は、マイペースで穏やかな性格をしています。活動的なタイプではないほか、鳴き声は小さく発情期でも鳴くことはほとんどありません。1人でいても寂しがることは少なく、必要以上に抱っこされるのを嫌う子が多いので構いすぎには注意してください。
ペルシャの飼い方・気をつけたい病気
ペルシャ猫が気をつけたい病気は「流涙症」「肥大型心筋症」「皮膚糸状菌症」「多発性嚢胞腎」など様々です。病気を早期発見するためにも、定期的に検診を受けておくのがおすすめです。
ペルシャ猫の被毛はとても分厚いため、毎日のブラッシングが必要です。特に春~夏にかけてはたくさんの毛の抜けるので、こまめにお手入れしてあげるようにしましょう。また、暑さに弱いため室温管理もきちんと行うようにしてください。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種④スフィンクス
無毛猫の代表的な猫種「スフィンクス」は、1966年にカナダのトロントでイエネコの突然変異により誕生しました。無毛猫と呼ばれていますが、まったくの無毛ではなくとても短い産毛で覆われています。
スフィンクスの体高体重・平均寿命
体高は24~26cm、体重はオスが3~6kgメスが2.5~4kgと見た目よりもずっしりしています。平均寿命は12~14歳と一般的な猫の寿命より少し短めです。
スフィンクスの性格
スフィンクスは、明るく元気でとても活動的です。また、人懐っこく猫にはめずらしく人見知りをほとんどしません。そのため、1人でいる時間が多いとストレスを感じることがあります。
スフィンクスの飼い方・気をつけたい病気
スフィンクスは、心臓病にかかりやすい猫種です。これは遺伝的なもので、30%以上のスフィンクスになんらかの心臓疾患が出ているという調査結果も出ているそうです。 「肥大型心筋症」「僧帽弁形成異常」は特に発生しやすい疾患です。
また、紫外線が原因で皮膚がんを起こす可能性もあるので注意してください。 被毛がないスフィンクスは冬の寒さだけでなく夏の紫外線にも弱いため、室温調整を十分に行う必要があります。また、活発で運動量の多いのでキャットタワーを設置するなど、運動できるスペースを確保するようにしましょう。 ブラッシングの必要はありませんが、皮脂汚れが皮膚に溜まりやすいのでこまめに皮膚の汚れを拭き取ってあげることも忘れないでください。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種⑤ドウェルフ
ドウェルフは、スフィンクス・アメリカンカール・マチカンを掛け合わせて作ったアメリカが原産国の猫種です。無毛はスフィンクス・カールした耳はアメリカカール・短い足はマチカンからそれぞれ受け継いでいます。
ドウェルフの体高体重・平均寿命
体高は17~21cmで、体重は2~4kgほどの小柄な猫種です。平均寿命は12~16歳なので平均並みか平均寿命よりやや短めだと言えます。
ドウェルフの性格
ドウェルフは、好奇心旺盛で活発な性格をしています。また、人やほかの動物とすぐに仲良くなれるなどとても社交的ですが、甘えん坊な一面も持ち合わせています。
ドウェルフの飼い方・気をつけたい病気
ドウェルフは誕生して日が浅い猫種であるため、詳しいことは分かっていませんが、「漏斗胸」や「脊椎がへこむ」といった病気にかかりやすいと言わています。無毛の猫種は、寒さにも暑さにも弱いので室内の温度をきちんと管理するようにしてください。
毛のある猫と違い、欠かせないの皮膚のお手入れです。毎日余分な皮脂を拭きとるのはもちろん、週に1度はお風呂に入れてあげるようにしましょう。また、体温維持のため他の猫より多くカロリーを消費すると言われているので、高タンパク質のキャットフードを与えるようにしてください。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種⑥フォールデックス
フォールデックスは、スコティッシュフォールドとエキゾチックショートヘアから誕生した猫でまだ新しく希少な猫種です。エキゾチックフォールドまたはエクソフォールドという名前で呼ばれることもあります。
フォールデックスの体高体重・平均寿命
体高は25~35cm、体重は2.3~4kgと一般的な猫より少し小さめです。歴史の浅い猫なので、はっきりしたことは言えませんが平均寿命は10~13年とやや短い傾向にあります。
フォールデックスの性格
フォールデックスの性格は陽気で活発、好奇が心旺盛ですが寂しがりなところもあります。愛情が深く人見知りをしないので、知らない人にも自分から近づいていきます。
フォールデックスの飼い方・気をつけたい病気
フォールデックスが気をつけた病気には、垂耳を持つ猫に多い「外耳炎」や「内耳炎」鼻が低い猫がかかりやすい「流涙症」があげられます。ほかには、内蔵に関わる病気にかかりやすいと言われています。
運動が非常に多く好奇心旺盛なこの猫種は、十分に運動できる環境を作ってあげることが大切です。また、誤飲や予想外の事故の防ぐためにも室内の安全対策をしっかり行うようにしてください。ブラッシングは短毛種なら週に1回程度、長毛種の場合は週に2回程度で良いでしょう。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種⑦コーティッシュレックス
コーティッシュレックスは、細くしなやかな体とクルクルの巻き毛が魅力のイギリス原産の猫種です。とてもめずらしいため、日本で見かけることはほとんどありません。
コーティッシュレックスの体高体重・平均寿命
体高は29~38cm、体重はオスが3~4.5kgメスが2.5~3.5kgで中型に分類されます。平均寿命は12~15歳と一般的な猫の寿命と変わりません。
コーティッシュレックスの性格
コーティッシュレックスは甘えん坊で愛らしい性格をしています。また好奇心旺盛で、走ったり高いところに登ったりするのが大好きです。寂しがりやで、飼い主と一緒にいることを好むため家をあけることが多い方の飼育には向いていません。
コーティッシュレックスの飼い方・気をつけたい病気
コーティッシュレックスが気をつけたい病気には「肥大性心筋症」「脂漏性皮膚炎」「慢性腎不全」「新生児溶血」「進行性網膜萎縮」などがあります。甘え防で人懐っこいこの猫種は、まめにスキンシップを取ることが大切です。1日に5~10分は猫との時間を作くるようにしてください。
また、上下運動が好きなのでタワーキャットを立てるか登っても良いスペースを作ってあげると良いでしょう。主食には、水分補給をすることで様々な栄養素がバランスよく取れる「総合栄養食」を与えるのがおすすめです。
ブサイクで可愛いブサカワ猫種⑧バンビーノ
バンビーノは、スフィンクスとマチカンの交配で作られた小型の猫種です。マチカンのように足が短くスフィンクスのように被毛のないシワシワ顔と体が特徴です。
バンビーノの体高体重・平均寿命
体高は16~20cm、体重は2.4~4kgです。一般的な猫の平均体重が3.5~4.5kgなので小さめな猫であることが分かります。平均寿命は9~15年と個体によってかなりの差があるようです。
バンビーノの性格
キリッとした顔立ちのバンビーノはクールなように見えますが、実はやんちゃで明るい性格をしています。また、運動能力や身体能力が高いので元気にいっぱいに走り回ります。とても頭が良い猫種なので、しつけがしやすいのも魅力です。
バンビーノの飼い方・気をつけたい病気
無毛であるバンビーノは、皮膚病にかかりやすい傾向があります。直射日光に当たると皮膚病を引き起こす可能性があるので、UVカーテンを使用するなどして直射に日光が入らないように気をつけましょう。また、寒さにも弱いたま室内の温度管理も忘れないようにしてください。
運動能力や身体能力が非常に高いバンビーノは、十分に運動できるスペースを用意してあげましょう。毎日余分な皮脂を拭いてあげたり週に1度はお風呂に入れてあげたりと定期的なお手入れが必要です。寂しがりやなので、外出が多い方はほかのペットを飼育するのがおすすめです。
ブサカワ猫は愛くるしくてかわいい♡
潰れた鼻に少しふてくされたような顔だちがのブサカワ猫は、愛嬌があると近年多くの方から注目されています。今回は、代表的なブサカワ猫8種の性格・飼い方・気をつけたい病気について詳しくまとめてみました。ここでご紹介したことを参考に、愛くるしくてかわいいブサカワ猫を見つけてください。