犬というのは、ペットとして昔から親しまれているとても身近な動物ですが、当然ながら人間とは生きられる寿命の長さが異なっています。そこで、犬の年齢を人間に換算すると何歳で、どの程度まで生きられるのかも気になるところでしょうから、今回は犬の年齢に関するあれこれを解説します。
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犬の年齢を人間年齢に換算すると何歳?
ペットである犬が生きられる時間と、人間か生きられる時間は当然ながら異なっています。そこで気になるのが、犬の年齢を人間の年齢に換算すると、それぞれ何歳になるのかという話です。
犬年齢と人間年齢①犬の歳の取り方の特徴
犬と言っても、様々な犬種が存在しています。チワワにラブラドールレトリバー、ダックスフンドや柴犬といったように、それぞれで全く異なる犬種となっている訳ですが、体格によって大型犬や小型犬という形式で分類されています。
実はこの体の大きさによっても年の取り方が変わっていて、小型犬、中型犬の場合には幼い時期に歳を取るスピードが早く、成犬、つまり人間で言う大人の状態になってからは、緩やかに年を取っていきます。 逆に大型犬の場合には、小型犬と比べると幼い時の年を取るスピードは遅めで、成長していくにつれて歳を取るスピードが早くなっていくとされています。
犬年齢と人間年齢②大型犬の年齢換算早見表
大型犬 |
人間 |
1年 |
12歳 |
2年 |
19歳 |
3年 |
26歳 |
4年 |
33歳 |
5年 |
44歳 |
6年 |
47歳 |
7年 |
54歳 |
大型犬の年齢を人間のものと換算した時の表は、上記の通りとなります。1歳を迎えるころにはすでに12歳という計算になり、人間で言えば既に小学校高学年です。そこから年齢を経るごとに、だんだんと1年ごとの歳をとる数が上がっていきます。
犬年齢と人間年齢③小型・中型犬の年齢換算早見表
小型、中型犬 |
人間 |
1か月 |
1歳 |
3か月 |
5歳 |
6か月 |
9歳 |
9か月 |
13歳 |
1年 |
17歳 |
2年 |
24歳 |
3年 |
28歳 |
4年 |
32歳 |
5年 |
36歳 |
6年 |
40歳 |
続いて、小型犬と中型犬の年の取り方を比べた表になります。小型、中型犬の方が幼少時に年齢を早く取るというようにご紹介していますが、最初の1年間で17歳と大型犬よりも人間の年齢換算で5歳多く年を取っています。
犬年齢と人間年齢④年齢換算式
それぞれの表を見ても分かる通り、同じ犬でも大型犬と小型、中型犬では年齢が一緒でも人間の年齢で考えた時に違いがあるのが分かります。1歳の時点ですでに5歳の差があり、6年目では7歳の差が生じています。
最大では、10歳になると大型犬が75歳、小型、中型犬は56歳と実に10歳以上もの差が出来るのです。それぞれの年齢を人間で考える場合には計算式があり、以下の通りとなります。
- 大型犬の場合:12+(犬の年齢‐1)×7=人間年齢
- 小型、中型犬の場合:24+(犬の年齢‐2)×4=人間年齢
犬の平均寿命
犬によっても、大型犬と小型犬、中型犬とで人間の年齢換算をした時の違いがあり、また年の取り方にも差が生じています。続いては、平均的な犬の寿命に関してです。
小型犬・中型犬・大型犬の平均寿命
例えばトイプードルやチワワなどに代表される小型犬と呼ばれている犬種では、12歳から15歳ごろが平均であると言われています。15歳を人間の年齢で考えると、76歳になります。 中型犬はビークルやシェットランドシープドッグといった犬種が有名ですが、こちらは11歳から15歳となります。
大体小型犬とほぼ同じような平均寿命となっていて、年齢換算も同一で考えられているので、同じく人なら70代辺りということになります。 そして、ゴールデンレトリバーやバーニーズマウンテンドッグなどで知られている大型犬は、平均10歳から13歳と小型、中型犬に比べるとやや短めの平均寿命です。大型犬の13歳は、人間でいうところの82歳になります。
長生きする犬種と平均寿命
小型、中型犬と大型犬というくくりで考えてみると、一般的には小型犬の方が寿命としては長生きをするという傾向があります。そして、その中でもアニコム損害保険株式会社の行った調査によるデータで、長生きする犬種と平均寿命が判明しています。
- 1位:イタリアン・グレーハウンド(平均15.1歳)
- 2位:ミニチュア・ダックスフンド(平均14.7歳)
- 3位:トイ・プードル(平均14.7歳)
- 4位:柴犬(平均14.5歳)
- 5位:パピヨン(平均14.4歳)
ベスト5は上記ランキングの通りであり、どの犬種も小型、中型犬に分類されるものばかりとなっているので、やはり一般的な通説通り大型犬よりも長生きする事が分かります。
犬のライフステージ・年齢ごとの特徴
犬によって平均寿命には差があり、また大型化小型化という分類によっても長生きできるかどうかが異なっているのが分かりました。年齢によって人間換算した時の年の取り方が違っているのですが、ライフステージごとで適切な接し方も変わってきます。
子犬期
犬が子犬の時期については、非常に時間が身近くあっという間に過ぎていきます。年齢の表を見ても分かる通り、大型犬は1年過ぎるころには人間で言う12歳、小型、中型犬では1か月の時点で1歳なのです。
非常に早く大人になっていってしまうので、子犬期と呼べる時間はとても短いものです。故に家に子犬を迎えて馴染んでくれたら、早めの躾が必要です。特に犬にとって子犬期は、社会化期とも言える時期でもあります。
この時期の経験というのは非常に重要ですから、色々と犬にとって慣れを経験させるチャンスとも言えます。無理のない程度に色々な所に行って、様々な人や物に触れる機会を与えてあげます。
パピー教室や幼稚園などに通わせると効率的に色々な経験をさせられるので推奨されていますが、ここで嫌な思いをしてしまうと後々になってからもトラウマになってしまいますので、注意が必要です。
成犬期
成犬期、つまり人間でいうところの大人になった時期は、犬は1年から1年半辺りが該当します。メスの犬の場合には、この時期には妊娠や出産も可能になるわけですから、必要に応じて避妊や去勢手術を行います。 犬は生まれて1年もたてば体が少しずつ大人になっていき、性格についても子犬期と比べると大人のものに近づいています。
子犬期に経験した物事に関してはだんだんと慣れが見られ、いろんな場所に連れていきやすくなります。 いつも連れて行っている散歩のコースを変更、または伸ばしたり、旅行先に連れて行く事も段々可能になるでしょう。
シニア期
育ち続けて7年目から10年目ほどになると、犬のシニア期に入ります。小型犬や中型犬であれば10歳前後、大型犬であれば比較的寿命が短めなので、7,8歳からシニア期に該当するようになります。 若い時にはさほど疲れたりはしなかったり、何でも食べていたのに餌に好き嫌いが出始めたというように、今までには見られなかった変化が現れます。
こうしたものが見られるようになったら、シニア期に入ったと考えられます。 個体や生活習慣によっても変化に差はありますし、歳を取ったからと言って過保護になるのも推奨できませんが、年齢に合わせて食事の内容や散歩をはじめとした運動も無理なく合わせられると理想的です。
犬に長生きしてもらうために人間がすべきこと
折角家族のように一緒に生活している飼い犬なのですから、寿命があるとはいえできる限り長生きしてもらいたいというのは、誰もが思う事でしょう。最後に、犬に長生きしてもらうために飼い主が出来る事をご紹介します。
定期的な検診
まず、定期的な検診は受けさせてあげてください。犬の病気の治療も、人間と同じく早期の発見が大切になってきます。人よりも年を取るスピードが早いからこそ、出来る限り定期的に獣医に見てもらうのが大切になります。
受信の目安期間としては、1歳以降になってから年に1回程度が推奨されています。また、年齢を取ったシニア期になれば体の負担がかかりやすくなりますので、期間を早めて半年に一度受けられると良いでしょう。
肥満に注意する
犬の肥満は、人間以上に注意しなければなりません。糖尿病、関節疾患、心臓呼吸器疾患などの病気リスクを上げてしまいますので、体に触れた時に肋骨が触れない、腰のくびれがない、お腹が地面に対して平行といったチェックに当てはまるかを確認しましょう。
年齢に合わせて環境を整える
年齢に合った環境を整えるのも大切です。例えば、子犬期には無理にならない程度の体験をさせてあげ、成犬になれば十分に屋外に出て遊ばせる、シニア期に入れば一度の散歩時間を短くしたり、食事の量の調節をするといったように時期ごとで合わせてあげましょう。
人間の年齢とは違う!犬の年齢に合ったお世話をしよう
犬は非常に身近なペットとして親しまれていますが、実際に飼う事を考えるなら年齢が人間換算でどの程度になるのかを覚えておくのはとても大切です。是非とも犬の年齢に合わせてお世話をし、少しでも長生きさせてあげてください。