犬があくびをする理由は?ストレスや体調不良もある?見ておきたいポイントを解説!
犬を飼っている方はよくご存じのことと思いますが、犬も人間と同じようにあくびをすることがあります。ただし、犬があくびをする時にはそれなりの理由や意味が隠されています。
飼い主の中にはあくびくらいするだろう、と放置する方もおられますが、実は一部のあくびにはもっと深刻な原因がある場合もあります。この記事では、犬があくびをする理由、その意味、対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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犬も人間と同じように、眠くなるとあくびをします。犬があくびをする理由については、脳に酸素を送って活性化させる、口を大きく開けて顔の筋肉を伸縮させる、脳の過熱を防ぐなど、いくつかの説があります。
しかし、犬があくびをするのは、眠いとき以外にもさまざまです。場合によっては、飼い主の注意によってあくびが引き起こされることもあるほどです。 また、深刻なあくびを治療せずに放置すると、犬の健康と飼い主への信頼に影響を与えることもあるので、注意が必要です。
犬があくびをする意味・理由は?
人間と同じように、犬も眠いときや疲れたときにあくびをしますが、それ以外にも犬があくびをする理由があることをご存じでしょうか。犬の気持ちをより理解するために、ぜひ犬のあくびの意味を知っておきましょう。
理由①眠いとき
犬は、人間と同じように、眠気を感じた時にあくびをすることがあります。あくびが長くて大きい場合は、眠いときのあくびだと考えて良いでしょう。 学校や職場で宿題をする必要がなく、好きな時に寝て好きな時に起きられる愛犬の生活を羨ましく思う飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、愛犬の生活は飼い主の生活の上に成り立っているのです。愛犬の様子をよく見ていると、眠りたいのにいろいろな事情で眠れないことがあるかもしれません。 オンライン授業や在宅勤務など、最近の飼い主の生活リズムの変化で、愛犬の生活リズムも乱れがちになっていないか、チェックしてみてください。
理由②緊張やストレスを感じている
また、あくびは眠気以外にも、犬が緊張したりストレスを感じたりしたときに、落ち着かせるための「カーミングシグナル」として使われることがあります。 カーミングシグナルは、犬が初めて行く場所や動物病院に行った時、行儀が悪くて叱られた時などによく見られます。
理由③飼い主のあくびがうつった
別の理由として挙げられるのは、飼い主のあくびが移るということです。これは最近の研究でも明らかになっている点で、犬が飼い主の気持ちに共感したために起こる現象だと考えられています。
ある実験では、犬と半年以上一緒に暮らしている飼い主のあくびは、見知らぬ人のあくびに比べて5倍も犬に伝わりやすかったそうです。 飼い主があくびをしたときに犬もあくびをするのであれば、それは強い絆や新しい親密さの表れなので、心配したり獣医師に相談したりする必要はないでしょう。
理由④体調不良・病気のとき
前述したように、犬はさまざまな理由で頻繁にあくびをします。とはいえ、以前よりも回数が増えている場合や、生あくびが多かったりする場合は、強いストレスを感じていたり、体調が悪かったりする可能性があります。
そのため、できるだけ犬がリラックスできるような環境を整え、場合によっては動物病院に連れて行ってあげましょう。 また、あくびは病気のサインであることもあります。時間が経っても改善されないと感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。
シーン別の犬のあくび
犬のあくびはそれほど珍しいことではありませんが、シーンによってあくびをする理由が異なるので、シーン別にどのようなあくびが出るのかを見ていきましょう。
叱られているとき
飼い主に怒られたときにあくびをする犬がいます。叱られているときに犬があくびをすると、「全然言うことを聞いてくれない」と怒る人もいますが、犬からすれば「ごめんね、もう怒るのやめてね」というサインかもしれません。 叱っているときに犬があくびをしたら、怒りすぎの可能性があります。飼い主の側が、少し落ち着いて深呼吸をするようにしましょう。
お散歩中
犬は自分や相手を落ち着かせるために、「カーミングシグナル」と呼ばれる特別な動きをすることがあります。そして、あくびもそのカーミングシグナルのひとつなのです。 つまり、人間があくびをする「リラックス」「退屈」という状態とは全く逆の環境にいるとき、犬はあくびをする傾向があります。
例えば、犬は見慣れない他の犬を見ると緊張してあくびをすることがあるようです。 このようなあくびは、自分自身の緊張をほぐすためだけでなく、相手の犬に対して「戦うつもりはない」という意思表示をするためにすることが多いです。
したがって、飼い主が犬を叱っているときに出るあくびも、犬から飼い主への「私は戦うつもりはないから、そんなに叱らないで」というメッセージだと考えられます。 飼い主をバカにした行為ではないので、犬のあくびにさらに気を悪くして、厳しく叱らないように気をつけましょう。
たくさん運動したとき
あくびは、運動後の酸素不足が原因で起こることもあります。これは、脳が酸素を多く取り込もうとしているためで、あくびをした後は少し休ませてあげるとよいでしょう。運動していない時に急にあくびが出るようになった場合は、別の原因が考えられます。
シャンプーやトリミングのとき
上記の例のように、お風呂に入れているときにあくびが出るのはストレスが原因かもしれません。シャンプーやトリミングが手入れとして必要だとわかっていても、ストレスを感じて、自分を落ち着かせるためにあくびをすることがあります。
犬があくびをするときに考えられる病気
他にも、犬があくびをすることにはもっと深刻な病気が隠されている場合があります。以下に、犬があくびをする原因として考えられる病気を挙げていますので、確認してみましょう。
病気①貧血
貧血は、免疫異常、中毒、寄生虫感染、腫瘍、大量出血など、さまざまな原因によって引き起こされます。貧血になると、食欲不振、落ち着きがない、疲れやすい、歯ぐきが白っぽい、あくびが多くなるなどの症状が現れます。
犬の貧血は、血液中の赤血球や赤血球の色素であるヘモグロビンが減少することで起こります。赤血球とヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、犬が貧血になると、すべての臓器が酸素不足になり、命に関わることもあります。
病気②低血糖
また、あくびは低血糖の症状である場合もあります。動物の体は、食べ物から取り入れた糖分を栄養として、血液の流れに乗って全身に運ばれています。 血液中の糖の濃度は一定に保たれていますが、犬の食事や病気などの引き金で低血糖を起こすことがあります。
この濃度が低くなりすぎると、人でも犬でも、細胞が働かなくなり、さまざまな症状が現れるのです。 犬の場合、子犬の頃に多いのですが、成犬でも値を維持するために働いている内臓が病気やストレスで機能しなくなることで起こります。また、食事の糖分不足や運動のしすぎにより、一過性の低血糖が常態化することもあります。
病気③うつ病
うつ病は、長期のストレスにより自律神経が乱れることで起こります。様々な症状が見られますが、あくびが症状の場合は、自分を落ち着かせようとするため、あくびの回数が多くなります。
うつ病の原因は、長時間のストレス、長時間一人でいること、散歩に行けない、スキンシップが足りないなど、その子によってさまざまです。病院を受診しても原因がわからない場合は、うつ病が原因である可能性があります。
病気④口の中の不快感
歯垢や歯石による口腔内の不快感や、歯周病による口腔内の痛みを紛らわすために、あくびが増えることがあります。あくびだけでなく、口の中が不安な様子、食べにくい、口が開きにくいなど、他の症状にも気をつけましょう。
犬があくびをするときに注意したいポイント
何らかの病気が疑われる場合は、舌の健康状態をチェックしましょう。舌の色がピンク色でなく、変色している場合は要注意です。舌が白い場合は、貧血の可能性があります。 舌が紫色であれば、チアノーゼの可能性があります。
舌が紫色の場合は、心疾患や呼吸器疾患などの病気で低酸素状態になっている可能性が高いです。舌が紫色の場合は、まず病院へ行きましょう。
犬の生あくびなど病気の場合もあるので注意しよう
いかがでしたでしょうか。人間と違い、犬があくびをする理由は様々でした。飼い主が愛犬のあくびの理由を見極めて気づいてあげれば、気持ちが通じ合ったと喜んでくれるはずです。 他にも、口や鼻をなめる、目をそらす、円を描くように近づく、座ったり寝転んだりするなど、イヌの合図はたくさんあります。
上記で説明したように、あくびはストレスのシグナルや体調の変化のサインであることもあるので、愛犬が一日中何度もあくびをしている場合は特に注意してください。