大型猫の種類まとめ♡ギネスに載ってる世界一大きい猫は?
大型猫の大きさは?
猫の種類と言えば、三毛猫やスコティッシュフォールドといった種類が思い浮かびがちですが、大型猫と言われたときにどんな猫が該当するのかご存じでしょうか?小さな猫と比べると対角ゆえに迫力があり、まるで人間の様です。
一般的には、大型と呼ばれている猫は体重が5㎏程度ある種類が該当するとされていて、基本的に日本人が猫と言われてイメージする三毛猫などの雑種は、体重が約3㎏から4㎏程度なので中型猫に相当します。
明確にどこからが大型、中型などという定義は決められていないものの、マンチカンやシンガプーラといった小型の猫の体重は約3㎏程度、アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドなどは体重が4㎏ほどなので、中型になります。
大きめの猫として知られていて、今回も後にご紹介するメインクーンの標準体重はオスだと6㎏から8㎏、メスでも4㎏から6㎏になるとされていて、特に大きい個体だと8㎏を超える様なケースもあるとされます。
大型猫の特徴
体のサイズが大きい猫を見ると、何となくどっしりと構えていて多少の事では動じないような性格をしている印象を覚えるかもしれません。続いては、大型猫の性格などをはじめとした特徴についてです。
大型猫の魅力
まず魅力に関してですが、何をおいても大型と言われるだけの体格の大きさでしょう。とても威厳のありそうな大きな体をしていますが、普通の猫の同様に甘えてくる姿を見られれば、虜になってしまうのも無理はありません。
種類によってそれぞれの特徴はありますが、古来から存在している大型の猫というのはロシアや北欧といったように、寒さの厳しい北の地方を発祥地に持っている事が多い傾向にあるとされます。
故に寒さに対しての耐性があり、毛並みについても長い種類が多く居ます。ただ、傾向として多いと言うだけであって、サバンナキャットやブリティッシュショートヘアなどのように短めの毛の猫も居ます。
成長速度については、一般的な猫であれば生後、半年程度で性成熟して、ほぼ1年ほどで体格が大人になります。そして、精神的な面については約2年ほどかけて成熟するとされます。
対して大型の猫というのは、身体的に大人の猫になるまでには約2年から3年ほどの時間がかかると言われており、他の中型、小型の猫と比べても体が大きい分成長に時間を要します。
大型猫の性格
体の大きい猫は、どうしても体格の大きさなどから気難しさや人間の言う事を素直に聞いてくれなさそうな、言ってしまえば我儘そうなイメージを持ってしまいがちですが、実際にはフレンドリーで人懐っこく、穏やかな性格の個体が多いのです。
猫という動物自体、同じくペットの代表である犬などと比べても自由奔放で我儘そうなイメージが強いですし、特に体が大きな猫という事もあってこうした性格をしているのは中々意外に思うでしょう。
世界最大とされている猫であるメインクーンは「ジェントル・ジャイアント」直訳すれば優しい巨人という呼ばれ方もしています。勿論正確に個体差は出るものの、優しい性格をしている事も大型猫の魅力の1つであるのは間違いありません。
大型猫の身体的特徴
身体的な特徴としては、既に少し触れていますが毛の長い個体が多い傾向が見られます。起源をたどっていけば北欧などをはじめとした寒い地域を原産地に持っていて、元々寒さに弱かった猫が環境に適応したためであるという考えがあります。
種類によっても身体的特徴は異なる部分があるものの、大型であるからと言って余分な脂肪がたくさんあるという訳ではありません。どちらかといえば骨格もしっかりしていて、筋肉質な体つきをしています。
寿命についても触れていくと、犬の場合には大型になればなるほど短命になってしまいやすい傾向があり、逆に小型犬ほど長生きする事が分かっている中で、猫は大型であっても平均して9年から15年ほどと、そこまで変化がありません。
中型の猫と同程度の寿命ではありますが、成長の早さについては大型になるほど遅くなっています。体が大きい分、成熟した大人の個体になるまでには小型猫や中型猫のおおよそ2倍から3倍の時間を要します。
ギネスに載ってる世界一大きい猫は?
様々な世界一が記録されているギネス記録には、これまで最高齢の猫や最も毛が多い猫、最もひげの長い猫などが載っています。その中で、大きさという観点でも載っている猫が「複数」存在しているのです。
ギネスに載る猫の基準と変遷
これまでにもギネス世界記録には、様々な動物が登録されています。猫に関しても同じで、長く生きた猫や毛の長さ、ヒゲの長さなど多様な世界一の記録を有している猫がいます。
特に注目を浴びており、大きさにも関係してくるのは「最も背が高い猫」と「最も長い猫」です。最も長い猫に関しては割と最近更新されているのですが、実は動物の長さを基準にして記録を始めたのは最近でした。
最も長い飼い猫が初めて登録されたのも1990年の後半と、長い歴史を持っているギネス記録の中でも比較的新しい方ですし、始めて獲得したのはスコットランドの4歳猫である、103㎝のスノービーでした。
以前ギネス世界記録では、動物の大きさを判断する際には体重を基準としていました。最も大きな猫では1986年に記録を更新して以降、オーストラリアの21.3㎏の重さのトラネコが記録を保持し続けていました。
ですが現在では、ペットの重さを記録の基準としては認めておらず、高さと長さを計って認定するようになったのです。新しい記録で上記のトラネコを調べたところ、長さが96㎝となります。
ギネスに載った世界一大きな猫【長さ】
まず、最も長い猫という記録についてですが、最も新しい基準で登録されたのは先ほどに挙げたスコットランドのスノービーで、103㎝という記録を有していましたが、18年後の2015年にイギリスのメインクーンが118.33㎝と更新しました。
これで終わりではなく、3年後の2018年ではイタリアの同じくメインクーンであるバリベルが長さ120㎝という大台を記録しました。さらには、アメリカのメインクーン、ステューイーの123㎝が最も長い猫として認定されたのです。
ステューイーは、一時期最も長い尻尾を持つ猫として2つのギネス記録を保持していたことになりますが、2013年に亡くなってしまった為、存命している猫で世界一長い猫としては、120㎝のバリベルが該当します。
ギネスに載った世界一大きな猫【高さ】
最も長い猫と並んで大きさに関係してくる記録に、世界一の背の高さを持つ猫があります。こちらも正式にギネスに登録されているもので、現在のギネス登録個体はアメリカに住むサバンナキャット、アークトゥルスの48.4㎝です。 このアークトゥルスの前に最も背の高い猫の記録を有していたのが、同じくサバンナキャットのサバンナで48.3㎝と、わずか0.1㎝の差でした。
アークトゥルスと同じ屋根の下で暮らしていたメインクーンのサイナスは、長さで世界一でもあったステューイーが一時期保持していた最も長い尻尾を持つ猫という記録を有しており、44.66㎝でした。 ですが、アークトゥルスもサイナスも2018年に残念ながら亡くなっているので、現在では存命中の最も背の高い猫を探している最中である模様です。
大型猫の種類まとめ
この様に、大型猫にも種類が様々存在しており、数多く存在している猫の中でも大型とされることから、ギネス記録に乗っている個体も居るのです。ここからは、ペットとしても飼育できる大型猫の種類をご紹介しましょう。
大型猫①メインクーン
まずは、メインクーンになります。大型の猫の中でも代表格といえるほど有名で、性格は大型猫によくある穏やかで温厚なものとなっており、別名を「ジェントル・ジャイアント」、優しい巨人とも呼ばれています。
人にもなつきやすいところがあり、ギネス記録に登録された経験のある個体も多くがメインクーンであったほどです。起源に関しては、猫とアライグマのハーフ、マリーアントワネットの飼い猫であったなど、様々な説がささやかれているところも面白いです。
体格は大型猫の代表というだけあってしっかりしており、4年ほどかけて大人の猫に成長します。頭も良く回る様で、躾をすれば「お手」や「おすわり」など犬のように動作を覚えてもらえる事もあります。
大型猫②オシキャット
続いては、オシキャットです。こちらは犬のような性格、知恵の猫などという別名を有していて、異名の通り非常に知性に優れている猫です。躾もしやすく、ペットとして飼育する観点からすればとても飼いやすいところがあります。
名前を付けて呼べば自分の近くに来てくれる、ボールを投げれば捕まえて戻ってきてくれるなど、犬のような性格というのがそのまま当てはまるのが分かるほどに賢い猫なのです。
おおらかな性格が多い大型犬ですが、オシキャットは臆病で警戒心が強いところがあります。その為、焦らずにゆっくりと信頼関係を築いていくのが大切になってきます。
大型猫③ノルウェージャンフォレストキャット
北欧、ノルウェーを原産地に持っている、ノルウェージャンフォレストキャットです。生まれが北欧であるために寒さに強いですが、反面夏の暑さには弱く、特に日本の高温多湿な気候では飼育するのに注意が必要です。
性格は穏やか、かつ頭も回る傾向があるので、小さい子供や高齢の方と一緒に生活するのも無理なく出来ます。ただし体質的に太りやすいところがあるので、肥満など健康面では注意しなければなりません。
型猫④サイベリアン
「シベリア」の意味を持っているサイベリアンは、サイベリアンフォレストキャット、シベリアの森にすむネコという別名を持っています。こちらも「待て」「おすわり」など、犬のようにコマンドを覚えられる賢い猫です。
大型猫に多く見られる温厚で穏やかな性格なので、やんちゃに動き回るような事は稀です。ただし、縄張り意識が強いところがあるので、飼い始めた当初などは信頼をしてもらうために付き合っていかなければなりません。
大型猫⑤チャウシー
チャウシーは、ヤマネコを祖先に持っている大型猫です。体長が長く、手足や胴も長いなど身体的な特徴が目立つ部分があり、珍しく被毛が短いのが特徴で黒ベースのシルバーの毛並みをしています。
コマンドをしっかり覚えれば飼い主の指示を聞いてくれたり、投げたボールなどを持ってきてくれたりと、こちらも犬のように賢いです。ペットの初心者にも勧められている、飼いやすい猫になっています。
大型猫⑥ラグドール
ブルーの瞳と顔の中心や尻尾などの末端部分の色が濃く、体の中央部は薄いポイントカラーが特徴的な、ラグドールです。のんびりとした性格で、攻撃的な部分はほとんど見せない、猫らしくないとも言える穏やかな猫です。
あまり体を動かさないタイプの猫なので、多少太りやすいところがあります。よって、食事管理を十分に行って肥満にならないように気を付ける必要が出てきます。
大型猫⑦エキゾチックショートヘア
ラグドールと同じく毛が短いのが特徴的なのが、エキゾチックショートヘアです。体は約3.5㎏から6㎏ほどの体重になり、人懐っこく飼い主とのスキンシップを好みます。他の猫や犬、子どもなどとも仲良くできるなど、協調性も有しています。
大型猫⑧ラガマフィン
あまり鳴いたりせず、穏やかな性格をしているラガマフィンです。非常に甘えん坊で飼い主の近くに居たがる個体が多く見られ、抱っこをしたりしても滅多に嫌がったりはしないなど可愛らしい面があります。
好奇心が旺盛な部分もあり、飼い主の目が届いていないと遊び代わりに悪戯をしてしまうところもありますので、その部分に関しては先に躾をしておくといった対処が必要になってきます。
大型猫⑨ブリティッシュショートヘア
猫の種類としても有名な、ブリティッシュショートヘアです。イギリスにおける最古の猫と言われるほどに歴史の長い個体で、自立心が高くあまり触られるのは好みませんが、だからといって自由奔放という訳ではなく穏やかな性格です。
大型猫⑩ベンガル
最後は、ベンガルです。外見こそ我儘そうですがこちらも人になつきやすい性格で、ベンガルヤマネコの血を引いており活発に動き回ります。珍しく水遊びも好むので、水浴びをさせてあげると喜んで遊ぶでしょう。
大型猫を飼うときは運動不足に注意
実際に大型猫を飼育する場合、運動不足には特に注意が必要です。小型猫の何倍もの体格を有する分、フードの食べすぎやあまり動かない個体も居ますので、その分の対策が必要です。
代表的な対策として、キャットタワーを設けてあげるなどが挙げられます。動き回るのが好きな個体も居ますから、こうしたアイテムを揃えてあげるのはどちらにしても損は無いでしょう。
大型猫は性格が穏やかな子が多い
体格が大きいゆえに気難しそうなイメージを持ちやすい大型猫ですが、その実犬と同じレベルの賢さと穏やかな性格で飼育もしやすくなっているのです。是非とも気になった時には飼ってみる事も考えてみてください。