三毛猫は幸運を呼ぶ?性格・特徴・飼い方のポイント徹底解説♡
三毛猫とは3色の毛が生えている猫のことで、幸運を招く猫として知られています。その可愛らしい見た目から、日本人はもちろん世界中の愛猫家から人気を集めています。この記事では、三毛猫の性格や特徴を詳しく解説していくとともに、三毛猫の飼い方や迎える方法をご紹介していくので購入を考えている方はぜひご覧ください。
三毛猫(日本猫)とは
日本猫とは日本で生まれ生活している猫の総称で、特定に品種を示すものではありません。同様に三毛猫も品種ではなく、日本猫の柄のひとつで3色の毛が生えていることからそう呼ばれるようになりました。 三毛猫の多くは雑種ですが、その毛色や容姿は海外ではとても珍しく「Calico(キャリコ)」「Tortie and white(トーティ・アンド・ホワイト)」「Tricolore(トリコロール)」などとも呼ばれて親しまれています。
日本猫の品種として唯一、認められているもので「ジャパニーズ・ボブテイル」という猫がいますが、この品種はアメリカで繁殖・改良が行われ誕生したもので三毛猫のとは違う品種です。しかし、現在では逆輸入されて日本での愛猫家も増えています。
三毛猫の性格や特徴
招き猫のモチーフとなったも三毛猫は、幸運を招くとして猫として古くから多くの方に愛されてきました。ここからは、三毛猫の性格や特徴を詳しく解説していきます。
三毛猫の特徴①見た目
三毛猫は、白・黒・茶色のまだら模様が全体に入っているの一般的ですが、ひとつとして同じ柄は存在しません。丸みのある輪郭にクリクリした目を持つ猫が多く、耳は少し垂れているのが特徴です。また、手足は比較的短く、寸胴な体型をしています。
三毛猫の特徴②種類
3色の毛が生えている猫を三毛猫と呼びますが、毛の生え方(模様)によってその呼び方は変わってきます。もっとも、一般的なのが白・黒・茶色のまだら模様が全体に入っていて3色の境がはっきりしているタイプで「トーティー&ホワイト」と呼ばれています。
三毛猫と聞くとこのタイプを思い浮かべる方が多いと思います。「飛び三毛」と呼ばれるタイプは大部分は白が占めていますが、黒と茶色のブチがまばらにあらわれているのが特徴です。
「薄三毛(ダイリュート・キャリコ)」とは、白・明るめの茶色・濃い茶色など淡いい色合いの三毛猫のことで『キジ三毛』と呼ばれることもあります。そのほか、黒と茶色の毛の一部が縞模様になっている三毛猫は「縞三毛(トビー&ホワイト)」と呼ばれるなど、三毛猫にもいろいろな種類があるそうです。
三毛猫の特徴③歴史
犬に並ぶペットとして世界中の人から親しまれている猫ですが、野生のヤマネコを家畜にしたのがイエネコのはじまりだと言われています。 イエネコが人と生活を共にするようになったのは、約5,000年前の古代エジプトで、収穫した穀物をネズミから守るために猫を飼っていたという説が古くから伝わっています。
約3,600年ほど前には、人間と猫が一緒に暮らす様子が描かれていることから、その説が有力視されています。
日本猫のはじまりは、奈良時代ごろで経典などの書物をネズミから守る益獣として中国から輸入されたと言われています。 日本猫の1種である三毛猫は鼻筋が通っている・毛が短いなど日本猫特有を特徴をもっていますが、日本猫に住んでる三毛猫には純血種はほぼ存在せず、日本猫の血を引いた雑種がその多くを占めています。
三毛猫の特徴④オスが少ない
三毛猫には「オスが少ない」という話をよく耳にします。実際、三毛猫のオスが生まれる確率はおよそ3万分の1と言われていますが、なぜオスが生まれないのでしょうか? その理由にあげられるのが、猫の毛色を決めるための遺伝子です。先程から何度も解説しているように、三毛猫とは「白・黒・茶色」の毛色をもった猫を指します。
一方メスの猫の性染色体は「XX」なので、黒と茶色の両方を出現させることができます。ごくまれに「XXY」という特殊な染色体を持った個体が産まれると三毛猫になることがあるのです。Y遺伝子をもっているため、オスに分類されますが生殖機能を持たないことも多いそうです。
三毛猫の特徴⑤性格
猫と聞くと、自由奔放・気まぐれというイメージを持っている方も多いはずです。では、三毛猫はどのような性格をしているのでしょうか?
メスが多い三毛猫は、賢くて環境に柔軟なところがあります。また、好き嫌いが激しく気分屋な一面も持ち合わせているなど、これぞ猫という性格をしています。
三毛猫の飼い方
ここまでは、三毛猫の性格や特徴について詳しく解説してきました。ここからは、三毛猫の飼い方をご紹介していくので一緒にみてきましょう。
三毛猫の飼い方①運動ができるスペースを確保
のんびりしているイメージが強い猫ですが、実際は運動能力が高く身体を動かすことが大好きな生き物です。そのため、健康な身体を保つためには「運動ができるスペースを確保」することが大切です。
キャットタワーを設置したりジャンプ移動できるように部屋を工夫したりと、自然に身体を動かせる環境を作ってあげると良いでしょう。また、おもちゃなどの使って積極的に遊んであげることも運動不足解消につながります。そのほか、こまめに掃除をしてあげるなど清潔な環境を保つことも重要です。
三毛猫の飼い方②フードは飽きさせないようにしよう
三毛猫に限ったことではありませんが猫を飼っていると「突然、いつもフードを食べなくなった」「なぜか違う食べものを欲しがるようになった」という経験をしたことがある方もいるがはずです。
猫がごはんを食べなくなるにはいくつかの要因があります。そのひとつが「単純にその味に飽きてしまった」です。人間も、いつも同じご飯を食べていると飽きてしまいます。猫も同じで、毎日同じフードを食べ続けることで、違う味が食べたいという気持ちになってしまうのです。
体調の変化や季節によって食欲が変化している・そのフードを食べた時に嫌な思いをしたなどの原因も考えられますが、飽きさせないためにもフードをいくつか準備しておき、ローテーションであげるようにしてください。また、時にはトッピングなどで味変してげるもの良いでしょう。
三毛猫の飼い方③季節の変わり目は抜け毛が多い
猫は自分で毛づくろいを行うため、通常の季節はブラッシングなどのお手入れは必要はありません。しかし、春・秋の季節などの変わり目には抜け毛が増えるため、ブラッシングを行うようにしてください。短毛種の三毛猫なら2~3日に1度、長毛種の三毛猫は、毛玉が付きやすいので毎日ブラッシングしてあげるのがおすすめです。
三毛猫を迎える方法
動物を迎え入れようとする場合「ペットショップで探す」という方も少なくありません。ミックス猫やハーフ猫のように、両親の品種がはっきりしている場合はペットショップで購入できますが、両親の品種がわからない雑種はペットショップでは取り扱われていないことがほとんどです。
では、三毛猫を迎え入れる場合どのようにしたら良いのでしょうか?三毛猫を迎える方法をご紹介していくので、三毛猫を探すときの参考にしてください
方法①里親
三毛猫を迎え入れるには「里親から譲り受ける」という方法があります。ネットで検索すると、たくんさんの里親サイトがヒットするのでそういったものを利用すると良いでしょう。 また、タウン誌や地元の新聞・ポスターなどでも里親を募集している場合があります。
友人や知人など身近な人に里親を探している人がいないかを聞いてみるのもひとつの方法です。ただし、悪質な里親サイトも存在するので利用する際は十分注意してください。
方法②ブリーダー
三毛猫は「ブリーダーから迎える」こともできます。ブリーダーは猫を育てるプロであり豊富な知識も備えているので、初めて猫を飼う方の利用にもおすすめです。最近ではブリーダーと飼い主を合わせるアプリなどもあり、猫の種類や性別はもちろん、産まれた場所など自分の条件にあった猫を探すことができます。
ブリーダーによってはその子の親に会わせてくれるので、どんな風に成長するかも想像ができます。また、不安なことや気になることにも気軽に相談できるのも、ブリーダーから迎えるメリットです。
三毛猫はツンデレな性格が可愛い
白・黒・茶色の3色の毛色をした三毛猫は、招き猫のモチーフになったと言われ、幸運を招くとして猫として古くから多くの方に愛されてきました。
今回は三毛猫の性格や特徴をご紹介するとともに、三毛猫の飼い方や迎え入れる方法についてまとめてみました。ここでご紹介したことを参考にして、ツンデレな性格が可愛い三毛猫を迎え入れてみてはいかがでしょうか。