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ティーカッププードルの平均寿命はどのくらい?気をつけたい病気をチェック!

ティーカッププードルの平均寿命はどのくらい?気をつけたい病気をチェック!

とても愛嬌があってかわいらしい、人気急上昇中のティーカッププードル。小さな体で寿命もあまり長くないのではないかと思われがちですが、しっかりと健康管理することで、長く生きることができます。 今回は、そんなティーカッププードルの気になる寿命について、さらには寿命を延ばして長生きするためのコツについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ティーカッププードルの気になる寿命は?

ティーカッププードルの気になる寿命とは、いったいどれくらいなのでしょうか。平均寿命や、人間に換算した時にどれほどの寿命となるのかについて見ていきましょう。

平均寿命は12~15歳

さまざまな犬種がいる小型犬の中でも、特に体が小さいティーカッププードルは、寿命も短めなのではないかと思われがちです。しかし、実際のところティーカッププードルの平均寿命は12~15歳となっていて、犬全体の平均寿命とほとんど同じという結果が出ています。

人間の年齢に換算するとどのくらいの寿命になる?

では、ティーカッププードルの平均寿命を人間の年齢に換算するとどうなるのでしょうか。生後1ヶ月の場合は1歳、半年でおよそ9歳、1年で16歳、5年で36歳、10年では56歳ほどになります。

そして、ティーカッププードルの平均寿命である12~15歳は、人間の年齢に換算するとおよそ64~76歳となります。簡単に換算する方法としては、生後2年で人間の年齢で約24歳まで成長し、その後は毎年4歳ずつ年を重ねていくと覚えることができます。

超小型犬のマイクロティーカッププードル?

ティーカッププードルはトイプードルよりも非常に小さな体を持っており、基本的には2kg以下がティーカッププードルと呼ばれています。しかし、さらに小さなプードルも存在しており、1.5kg以下はマイクロティーカッププードルとして知られています。

それぞれの体重によって呼び方が変わってくるわけですが、マイクロティーカッププードルが可愛いからと言って、ご飯をあまり与えないようにする行為などはその子の健康を損なってしまいますので、避けるようにしましょう。

ティーカッププードルが特に気をつけたい病気

小さな体でも平均寿命は比較的長いティーカッププードルですが、病気やケガには気を付けていく必要があります。重い病気を患うようになると、長生きするのも難しくなり兼ねませんので、気を付けたい病気についての知識をぜひ持っておきましょう。

気をつけたい病気①クッシング症候群

気を付けたい病気の一つに、”クッシング症候群”というものがあります。これは副腎ホルモンの過剰分泌が起こってしまう病気で、脱毛や多飲多尿、皮膚の色素沈着やお腹のふくらみなどの症状が出ることがあります。

これを放っておくと、免疫力の低下による皮膚病や膀胱炎が発症したり、糖尿病を併発することもあります。内服薬を使用してコントロールする治療や、場合によっては外科手術を要することもあり、長生きするためには気を付けておきたい病気の一つです。

気をつけたい病気②低血糖症

ティーカッププードルは、低血糖症にも気を付けておく必要があります。血液中の糖分の濃度が低下してしまい、ひどい場合には麻痺やけいれん等の症状が現れることもあります。 この低血糖症は、長い間食事が摂れなかった場合に発症することも多く、規則正しくご飯を食べさせたり、バランスの良い食事を与えることで予防することができます。

気をつけたい病気③免疫介在性溶血性貧血

溶結性貧血の一種である免疫介在性溶結性貧血は、比較的プードルに多い病気と言われています。これは、自己免疫の異常により赤血球が破壊されて貧血の症状が起こるというものです。先天的な遺伝の理由が主だと言われており、治療は長期的に行ってく必要があります。

急に運動量が減ったり、散歩時にふらつくようになったなどの症状、さらには呼吸の乱れや尿の色が濃くなった等の症状が現れた時には注意が必要で、早めの検査を行って適切な治療を施していく必要があります。

気をつけたい病気④骨折や脱臼

体が小さなティーカッププードルは骨のつくりも細いため、比較的他の犬よりも骨折や脱臼をしやすいと言えます。突然足をつかなくなってしまったり、足が腫れている場合は骨折か脱臼をしている可能性があるので注意が必要です。

床が滑りやすかったり、高いところから飛び降りる癖がある場合は、骨折や脱臼のリスクもそれだけ高まります。大切なティーカッププードルの安全を考えつつ、周囲の環境も整えておきましょう。

ティーカッププードルの病気を予防して寿命をのばすコツ

ティーカッププードルを飼う際に気を付けたいいくつかの病気について見てきましたが、ここからは具体的にどのように病気を予防して、ティーカッププードル寿命を延ばし長生きしていくことができるのかについて見ていきましょう。

寿命をのばすコツ①バランスの取れた食事

ティーカッププードルに限ったことではありませんが、健康で長生きするためにはバランスの取れた食事がどうしても欠かせません。この点で気を付けたいのは、人間の食事をあまり分け与えないということです。

人間が食べる食事は、犬にとっては塩分や糖分が多すぎるため、過剰摂取となってしまう危険性があります。特にティーカッププードルは2kgにも満たない小さな体ですので、体重の割合から考えても過剰摂取になりやすいのです。

専用に配合されたドッグフードをしっかりと選んで、バランスの取れた食事をさせるようにしてください。飲み水に関しても、ミネラルウォーターではなく、軟水である水道水を与えるのがよいでしょう。

寿命をのばすコツ②ストレスをためないようにする

「ストレスは万病の元」とも言われるように、必要以上にストレスを抱えるとさまざまな病気発症のリスクが高まります。ティーカッププードルは特に運動が好きな犬種のため、定期的に適度な運動をする機会を与えてあげることで、ストレスを軽減することができます。

毎日朝と晩に15分から20分程度でよいので、欠かさず散歩に連れていくことを習慣にしましょう。天候のせいで散歩に行けないこともあるかもしれませんが、もしそういう日が続くようであれば、室内で遊ぶことができるよう環境を整えてあげることをおすすめします。

寿命をのばすコツ③カットとシャンプーを定期的に行う

ティーカッププードルは、比較的早いサイクルで毛が伸びてくるため、定期的なカットが必要となります。そのまま伸ばし放題にしておくと毛が絡んで毛玉になったり、汚れが付着して不衛生な状態となってしまいます。

可能であれば月に一度程度サロンでカットしてもらう習慣をつけてください。 また、定期的なシャンプーも清潔さを保って健康を維持するうえで大きな役割を果たします。毎日シャンプーをする必要はありませんが、最低でも2週間に1度はシャンプーをして汚れを洗い流すようにしましょう。

寿命をのばすコツ④関節に負担をかけない

骨や関節が細いティーカッププードルにとって、滑りやすい家の中での生活は関節を傷めるリスクととなり合わせです。悲しい事故やケガを防ぐためにも、ティーカッププードルが関節に負担をかけずに生活しやすい工夫を施しましょう。

家の中でティーカッププードルが滑らないよう、要所にマットを引いてあげたり、足の裏の毛を定期的にチェックし、伸びていたら短めにカットして間接に負担がかからないように整えておくことが大切です。

ティーカッププードルの選び方

ティーカッププードルを実際に飼いたいと思う場合、どのように選べば良いのだろうかという悩みが生じます。ティーカッププードルを上手に選ぶための、特に大切な2つのポイントについて見ていきましょう。

選び方①見た目より重さがあるか

できるだけ健康なティーカッププードルを選ぶために、体の重さをチェックすることができます。特にティーカッププードルは、毛が長くふんわりとしているため、持ってみると想像以上に軽かったということがよくあります。

実際に抱えてみて、しっかりと重さがあると感じる子は、よく食べていて健康なティーカッププードルであると見極めていくことができます。許可を得て、実際に抱きかかえてから選ぶようにしましょう。

選び方②生後4か月目以降に選ぶ

ティーカッププードルを選ぶ場合には特に言えることですが、生後4か月目以降に選ぶのがおすすめです。というのも、生後1~3か月は犬にとって成長が著しい時期であり、その時期に選ぼうとすると、その先どこまで成長するかがわからない状態で決定することになります。

もちろん個体差はありますが、4か月を過ぎていればある程度成長が落ち着いてきている頃なので、ティーカッププードルのおおよその大きさを把握しやすくなります。

大切なティーカッププードルが長生きするために病気に気をつけよう

とても小さな体でつぶらな瞳をしたティーカッププードルは、そのかわいらしさで日に日に人気を集めています。そんな大切なティーカッププードルが病気にならずできるだけ長生きして、いつまでも一緒に暮らしていくことができるよう、これからも健康管理に気を配っていきましょう。