安い業務用大袋キャットフードのメリット・デメリットとは?
業務用のキャットフードとは
業務用のキャットフードとは、通常のキャットフードに比べて大容量サイズとなっているのが特徴です。キャットフードの一般的な1袋あたりの容量は1~3kg程度ですが、業務用キャットフードの場合1袋あたり5~12kgと通常より2~10倍多くなります。 ペットショップやホームセンター、ネット通販で取り扱いがあり、猫を多頭飼いしている家庭や、身体の大きめな猫を飼っている方におすすめです。
業務用キャットフードのメリット
業務用キャットフードの最大のメリットは、1㎏ずつ個包装にしたり、一度に大量に仕入れることができる分コストカットが叶うため、価格が安くなるということです。
例えば、某メーカーで販売している1.5㎏と10㎏のフードでは、1.5㎏のフードが3,600円、10㎏のフードが13,800円となります。 これらを1㎏あたりの価格にすると、1.5㎏のフードは1㎏あたり2,400円、10㎏のフードは1㎏あたり1,380円となるので、1㎏あたり1020円ほど安く購入できます。
つまり、1.5㎏のフードを10㎏分購入するとなると、10㎏入りのフードより1万円以上高くなるというわけです。 また、ネットでその都度フードを購入している方は、大容量のキャットフードであれば何度も購入したり1袋に対して何度も送料を払うことも無くなるので、時間もお金も節約になります。
業務用キャットフードのデメリット
業務用キャットフードには、以下のようなデメリットもあります。特に原材料に関しては、しっかりチェックしてから購入を検討するようにした方が良いでしょう。
デメリット①穀物でかさ増しされている
業務用キャットフードの中には、小麦やトウモロコシ、コーンスターチなどの穀物類でかさ増しされているフードもあります。穀物は原価が安いため、ローコストでフードの量を増やすことができ、その分フード本体の価格も下げることができるというわけです。
ただし猫の場合は犬よりも消化管が短いので、消化の遅い穀物を多く摂り過ぎると、猫によっては消化不良を起こしてしまう場合もあるため注意が必要です。また、穀物アレルギーのある猫に関しても食べられないというデメリットがあります。
デメリット②原材料が不明
業務用キャットフードを始めとする価格の安いキャットフードには、原材料に「動物性油脂」や「ミート(ミートミール)」などといった表示を良く目にします。これらはどのような動物から抽出された肉や油脂なのか、明確にされていないということです。 例えば質の高いフードには「フレッシュチキン」「ささみ」など、原材料が細かく記載されています。しかし「ミート」の中には「4Dミート」と呼ばれる、人間では食べられない肉が含まれている可能性があります。
この4Dミートとは、亡くなった動物や病気の動物などの肉を指しており、腐敗した状態のものが少量でも含まれているフードがあるのです。また、動物性油脂に関しても、これらの動物から抽出した油脂である可能性も否定できません。 基本的にペットフードは「人間でも食べられるもの」を原材料として使用しているものが望ましいとされています。そのため、原材料に上記のような記載がある業務用キャットフードはできるだけ避けたほうが良いでしょう。
デメリット③保管場所が必要
業務用キャットフードは容量が多い分、大きさも通常のフードより何倍も大きくなります。そのため、商品によっては場所を取ったり、見えるところに置いておくと見栄えの悪いものもあるでしょう。また、開封後はしっかり密閉しないと酸化が進み風味が落ちていきます。
こういったことを考慮すると、密閉性が高く場所を取らないフードストッカーに移し替える方も多いはずです。ただし、移し替えや定期的な補充が面倒だと感じる方は、あまり大容量のフードは向かないのかもしれません。
デメリット④廃棄を出してしまう
大容量のキャットフードは、愛猫が飽きて食べてくれなかったり、そもそも好きな風味ではなく食いつきが悪いという問題が起きたときに、大量な廃棄を出してしまう可能性があります。 また、キャットフードには必ず賞味期限が設けられていますが、期限が近づいたり切れたりするとフード自体が劣化し、愛猫の健康を害してしまう場合もあるのです。
廃棄を防ぐためには、既に愛猫が好きな風味だと確認済みのフードを選ぶ、なかなか消費できない場合は密閉性の高い容器に入れ替えるなどの対策を取る必要があるでしょう。
おすすめの安い業務用キャットフード
ここからは、安くて人気の高い業務用キャットフードを厳選してご紹介します。対象年齢や主原料も記載するので、愛猫の年齢や体質を考慮しながら最適なフードを探してみてください。
業務用キャットフード①キャネットチップ お肉とお魚ミックス
引用:Amazon容量 | 7㎏ |
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対象年齢 | 全ライフステージ |
原材料 | 穀物(とうもろこし、菓子粉、コーングルテンミール など) |
口コミ
外猫さん用に買いました。3匹いますが、みんなよく食べてくれます。コスパも良くて助かります。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
地域猫用の餌なので、安く、かつ程よく安全で、食い付きもいいものと辿り着くのがキャネットです。驚くくらい食い付きがいいので減りが早いです。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード②キャットスマック キャットフード かつお味
引用:Amazon容量 | 7㎏ |
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対象年齢 | 全ライフステージ |
原材料 | 穀物(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、小麦ふすま など) |
口コミ
多頭飼いの為、直ぐなくなる為、大袋購入をしております。猫ちゃんは、肉系より魚系の味を好みますね。食い付きがとても良いこの商品にたどり着きました。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
外猫さん達のフードです。乳酸菌入はありがたいです。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード③カークランド キャットフード ドライ
引用:Amazon容量 | 11.34㎏ |
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対象年齢 | 成猫 |
原材料 | 鶏肉 |
口コミ
猫を4匹飼っているため、容量が多くかつ安価で安全なキャットフードを探していた所ネットのお勧め商品で紹介されていたので購入。今現在のところ、それまであげていたフードよりも食いつきが良いので安心しています。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
このコストコ・カークランドのドライフードはミール肉の配分が少ない。しかも、高品質なのに破格の安値。食いつきはいいのに、糞量が1/2から1/4に激減して、びっくりしました。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード④コーナンオリジナル まんぷくドライお魚 ミックス味
引用:Amazon容量 | 8㎏ |
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対象年齢 | 全ライフステージ |
原材料 | 鶏肉 |
口コミ
口コミ通り食いつきがよく、大量に入っているので購入して良かったです。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
このお値段で、この量はなかなかありませんので満足です。どの子も喜んで食べています。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード⑤ロイヤルカナン
引用:Amazon容量 | 10㎏ |
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対象年齢 | 生後12カ月齢から7歳まで(室内で生活する猫) |
原材料 | 小麦、米 |
口コミ
1袋あたりの単価が安いので、いつも購入しています。うちの雄猫2匹もよく食べますよ。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
いつも利用させてもらってます。いつも愛猫は美味しく食べてます。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード⑥ブリスミックス猫用チキン
引用:Amazon容量 | 6㎏ |
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対象年齢 | 全ライフステージ |
原材料 | フレッシュチキン |
口コミ
ブリスミックスにしてから、毛艶(長毛種)もいいです。愛猫ちゃんが好んで食べてくれますので、これからも購入させてください。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
5歳8歳15歳の4匹います。大量に購入したほうが割安なので到着後ピチットで小分けし乾物用のコンテナに入れて冷暗所へ保管しています。今のところ4匹とも喜んで食べています。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフード⑦ソリッドゴールド インディゴムーン
引用:Amazon容量 | 6㎏ |
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対象年齢 | 全ライフステージ |
原材料 | ドライチキン |
口コミ
サイベリアンに最適と聞いてソリッドゴールドに変えたのですが、めちゃくちゃ食べてくれます。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/
ブリーダーさんからのおすすめのご飯、子猫も大きくなってきました!毛艶も良くてネコちゃんも喜んで食べてくれます。 引用元:https://www.rakuten.co.jp/Amazonをチェック
業務用キャットフードでも原材料がしっかりわかるものは安全
大容量で価格も安い業務用キャットフードは、多頭飼いの方やブリーダーさんに非常におすすめです。ただし、原材料をしっかりチェックし、愛猫の体質や好みに最適なものを選ぶことが重要です。安全かつ健康な生活をサポートするためにも、ぜひ愛猫のお気に入りフードを見つけてみてください。