magazine — 口腔内トラブル

シニア猫や口腔内トラブルのある猫、仔猫には、食べやすく口腔内への負担も少ない小粒のキャットフードがおすすめです。そこで今回は、小粒タイプでおすすめのキャットフードを厳選してご紹介します。愛猫に合った選び方についても詳しく解説するので、フードの切り替えを検討している方やこれから猫を迎える方は参考にしてみて下さい。

小粒キャットフードの基礎知識

まず、小粒キャットフードとはどの程度の大きさのものを言うのか、また、小粒フードが適した猫についても解説していきます。

粒の大きさは1cm弱で形はさまざま

小粒キャットフードの粒の大きさは、平均して1㎝弱のものが大半です。形状は丸形や長方形、三角形、テトラポッド型などがありますが、形状の違いで猫の好き嫌いが分かれるということはあまり無いでしょう。ただ厚さに関しては、薄めの粒の方が嚙み砕きやすいので、おすすめです。

シニア猫や口腔内トラブルがある猫に最適

小粒のキャットフードは、離乳期を終えたばかりの子猫や7歳以上のシニア猫におすすめです。噛む力や消化機能が弱くても小粒であれば食べやすく、丸呑みしてしまっても喉に詰まる心配がないでしょう。 また、口腔内にトラブルがある猫の場合も、小粒であれば噛まずに飲み込めるため、負担軽減に繋がります。そして、噛まずに食べても消化が早いというメリットもあります。

小粒キャットフードの選び方

続いて、キャットフードを選ぶ際に注目したいポイントについて詳しく解説します。フードを検討中の方は一度参考にしてみて下さい。

仔猫・成猫・老猫などの成長段階に合わせる

キャットフードには適応するライフステージ(猫の年齢)が必ず記載されているので、愛猫に合ったものを選びます。全成長段階に対応しているフードであれば、年齢によって給与量が異なるため、記載通りの容量で与えましょう。 仔猫用、もしくはシニア猫用のフードは、その年齢の猫にしか適応しないので注意が必要です。基本的にシニア用のフードは低カロリー・低脂質で作られており、仔猫用は反対に栄養価が豊富な高カロリー・高脂質のフードになっています。 そのため、シニア猫に仔猫用のフードを与えると体調を崩す恐れがあり、仔猫にシニア用のフードを与えると栄養不足で成長段階に支障をきたす恐れがあります。

消化しやすいフードで吐き戻し対策

食べるスピードが早かったり一回の食事量が多すぎると、お腹の中で水分を含んで膨らみ、吐き戻してしまうことがあります。そのため、消化の良いフードを選んだり、一回の食事量を調節する、ゆっくり食べられる器を選ぶなどの工夫が必要です。

肉や魚など猫の好みに合わせる

いくら消化の良さや健康に良いフードを選んでも、愛猫の食いつきが悪く食べてくれないと意味がありません。好みの香りや味は、猫の育った環境や遺伝などにより、それぞれ異なります。 万が一魚を主原料としたフードで食いつきが悪い場合は、肉を主原料にしたものに切り替えるなど、フードの原料を良く確認しながら与えてみると良いでしょう。

小粒のキャットフードおすすめ10選

ここからは、小粒でシニア猫や成長期の子猫におすすめのキャットフードをご紹介します。主原料や対象年齢を確認しながら、愛猫に最適なフードを見つけてみて下さい。

購入前に口コミ・評価も確認してみよう！

キャットフードは、それぞれ主原料や含まれる成分が異なります。また、猫によっても好みのものや体に合うフードが異なるので、愛猫に合うフードをいくつか試しながら決めても良いでしょう。購入前は、実際に与えた方の口コミを参考にしてみるのもおすすめです。