猫 一緒に寝るのは危険なの?!気をつけたいポイントを解説!
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ここからは、猫が飼い主に寄り添って一緒に寝る意味について、以下に猫の気持ちを3点ご紹介します。また、病気の猫とは一緒に寝ても良いのかも詳しくみていきましょう。
一緒に寝る意味①甘えたい
猫は生まれて間もない頃は毎日母猫が守ってくれているという安心感がある中で過ごしています。その後成長し、成猫となる過程で飼い主を母猫だと感じているため「一緒に寝たい」「守られたい」「甘えたい」という気持ちを表しています。 そのため、飼い主の膝やお腹の上に乗ったり、喉をゴロゴロ鳴らすような仕草を見せる時は、飼い主に甘えたいとサインを送っているのです。
一緒に寝る意味②安心感
猫は慣れた家にいると安心感があるのはもちろん、寝る時は自分の安全を守ってくれる飼い主と一緒に寝たいと感じています。 それほど飼い主に対して信頼感を持っているため、警戒心なく穏やかな環境で眠れる場所を求めて近付いてくるのです。このように人間と猫との間に深い信頼関係があることが分かるでしょう。
一緒に寝る意味③温かい
猫は基本的に寒さに弱く、温かい場所を好みます。そのため、寝る時は温かく眠れる飼い主の側に寄ってくるのが一般的です。 知らず知らずのうちに布団に潜ってくるなど、気付いたら一緒に寝ているというシチュエーションが多いと言われています。このように猫にとって適温な状態で眠れる場所が飼い主の側であると言えるでしょう。
病気の猫は一緒に寝ない
猫が体調不良の時は、普段とは異なりじっとした様子を見せます。また、寝る時は飼い主の側に来ないことが多いと言われています。 飼い主に甘えたいという思いを持っていても、自分が病気で辛い状態だと甘える余裕すらなくなってしまい、一緒に寝なくなるようです。もしもそのようなシチュエーションが見られた場合、猫の体調をしっかりとチェックしてあげてください。
選ぶ場所でわかる飼い主と一緒に寝る猫の気持ち
猫が飼い主と一緒に寝る時、どの位置で寝るかによって猫が抱く気持ちが異なります。ここでは、どの場所で寝ているのかで分かる猫の気持ちをそれぞれ詳しくご紹介します。 飼い主の寝る位置として「顔付近」「足元」「お腹の上」「布団の中」の4つのシチュエーションに分けてみていきましょう。
顔付近
猫が顔の近くで寝るのは、飼い主のことを信頼している証となります。本来、猫は用心深く、人間に対して本当に信頼できる人にだけ心を開く動物です。 そのため、眠る時は無防備となる分、身の安全を委ねられる飼い主にだけくっついて寝たいと感じています。猫と飼い主との間に深い信頼関係がある場合、顔付近で寝るという習性があると言えるでしょう。
足元
飼い主の足元でいつも寝るという猫は、少々ツンデレな様子を見せています。飼い主に対して信頼感は持っていても、他の人間や動物に対しては警戒心を抱いています。そのため、自己防衛本能が働き、あえて足元を選んでいる可能性があると言えるでしょう。
お腹の上
飼い主のお腹の上で眠る猫は、安心感と信頼感を持っている証拠です。また、猫が不安な気持ちになった時、それを拭い去るための良い場所だと判断できるでしょう。 落ち着く場所が飼い主のお腹の上だという猫は多く、甘えたいという思いを持っているだけではなく、快適な寝床だと感じているのです。
布団の中
猫が飼い主の布団の中で寝る理由は、温かく心地良く眠れる場所だからです。また、飼い主と同じ布団の中で温もりを感じながら眠れるのは、猫にとって至福のひと時だと言えるでしょう。
特に飼い主に対して、また人間に対して警戒心が少ない猫ほど布団の中に潜り込んでくるというケースが多く、猫にとっては飼い主に甘えたいという気持ちをアピールする絶好の場所となるのです。
猫と一緒に寝ることで飼い主も幸せを感じる効果が
私たちは何気に日常生活を送っていますが、やはりその中には自分では分からない、気付いていない見えないストレスに押し潰されそうになっていることもあります。
そのような時、私たちは人や動物の身体に触れる「タッピング効果」によって優れたリラクゼーション効果を実感できるとともに、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、多幸感をもたらすなど、良い効果を期待できるのです。
猫と共に寝る他、猫に触れることで自分の気持ちを癒すだけではなく、ペットも穏やかで豊かな思いになれるでしょう。自身の飼い猫が一緒に寝たがる様子を見せる場合、それはペットが何らかのストレスを感じている可能性があります。 反対に、飼い主が猫と寝たいと感じることもあるでしょう。
このような様子や感情を抱いた時こそ、タッピング効果で相互的な癒しを実感してみてはいかがでしょうか? そうすればきっと不安感がなくなり、ぐっすりと眠れるようになるかもしれません。ぜひ実践してみてください。
猫と一緒に寝ることは危険も伴う?
ここからは、飼い猫と一緒に寝る時に、いくつか注意したいポイントがあります。どのようなことに注意すべきであるか以下に3点ご紹介します。普段、猫と一緒に寝ているという方、また、これから猫と一緒に寝ようと思う方は、しっかりとチェックしておいてください。
人獣共通感染症
猫と一緒に寝るのは私たち飼い主にとってもとても心地良く、癒しを実感できます。しかし、ペットから感染する感染症「人獣共通感染症」に注意が必要です。 実に80種類もの人獣共通感染症が確認されており、猫から感染する人獣感染症は「Q熱」や「猫ひっかき病」があり、前者の「Q熱」については、感染の発見が遅れた場合、死に至ることもあります。
これらの人獣感染症は、ベッドやシーツに猫の体液が落ち、それを吸い込んだり、ペットが飼い主の口や鼻を舐めたことで感染する可能性があるのです。特に日頃の疲れや体力が落ち、免疫が弱っている時にこれらの感染症にかかると非常に危険を伴うことがあります。
圧死や骨折
身体が小さい猫は、飼い主が熟睡している間に、故意ではなくとも圧死させてしまう危険性があります。また、寝返りをした時にベッドから落ち、骨折する可能性もあるでしょう。 成猫であれば大丈夫だと感じる飼い主も多いようですが、成猫ほど飼い主に対して深い信頼感を持っているため、苦しくても我慢し、そのまま圧死してしまうことも考えられます。
このように、猫にとって危険を伴うような寝方をしないためにも、お互いの距離を保ち、落下防止のために柵を活用するなど工夫を凝らすようにしましょう。特に子猫のうちは添い寝を行わず、安全な寝床を用意してあげてください。
ノミやダニ
飼い猫であっても、自宅に戻る猫であれば、外出させる環境下で飼っているという方もいるでしょう。あるいは外に出る環境ではなく、完全な室内飼いで飼育する方もいます。
いずれにしても、猫にノミやダニがつくのは日常茶飯事だと思ってください。 ノミやダニは、猫にとっても人間にとっても皮膚炎や鼻炎を起こすなど、アレルギーの直接的な原因になります。そのため、愛猫のノミやダニ対策を講じ、また、シーツや布団などもいつも清潔を保つようにしましょう。
その他猫と一緒に寝るときの注意ポイント
最後は、猫と一緒に寝る時に注意したいポイントを以下に2点ご紹介します。どのようなポイントに注意すれば毎日お互い快適に眠れるのか詳しくみていきましょう。
ポイント①完全室内飼育とワクチン接種
猫と人間が密着した環境で眠る場合、安心して寝るためにも、必ずワクチン接種を行っておくようにしましょう。また、ノミやダニの対策のためにも、ブラッシングを行い、抜け毛をしっかりとケアすることが大切です。
ポイント②羽毛布団への粗相
せっかくお互い快適な環境で睡眠が得られると思っていた矢先に、猫が布団で粗相をしてしまったら…。それは猫が布団をトイレだと勘違いしている可能性があります。 カサカサと音がする羽毛布団は、猫がトイレの砂をかく音に似ているため、尿意をもよおすと言われているからです。
その他、現在使用しているトイレが何らかの理由から猫にとって気持ちよく利用できていない可能性があります。また、普段は自分のトイレでおしっこができるのに、なぜか布団で粗相してしまうのは、何らかの病気が疑われるなど注意が必要です。
注意点を意識して猫と一緒に安心して寝よう
猫は私たち人間にとって癒し効果をもたらす存在です。また、お互いの信頼関係が成り立っていると、一緒に寝ていても温かく安心感があります。 また猫にとっても居心地の良い場所が飼い主と寝るベッドなのかもしれません。
とは言え、猫と一緒に寝る時は、いくつかの注意点を理解し、安全策を講じることが大切です。ぜひこの記事でご紹介した情報を踏まえ、猫との安心の暮らしを保っていきましょう。